岡本才市(オカモト サイチ)
最近仕事で長めの文章を書くことが減ってきているので、noteでときどき短編やらエッセイやらコラムやらの1,000字程度の文章を意図的に上げています。仕事で使う脳とは違うからこそ、いい気分転換になってたりして。なので、お時間あるときにでもリアクションいただけるとこれ幸いです。
コーヒーを淹れようと思ってやかんを火にかけようとしたら、急に高杉晋作(の句)が降りてきた。「面白きこともなき世を面白く すみなすものは心なりけり」。下の句は別人説あるらしいが。なんというか、わけもなくビビッときてしまったことであるよ。ふうむ。
これまでは「人が動き出すと、街が動き出す」って思ってたけど、今回は「街が動き出して、人が動き出す」ってイメージだな。
さすがにストレスが溜まってきたのか、「♪たるんだお腹を見せびらかす!」と、娘が踊りながら歌いはじめた。本人は楽しそうだからいいが、ちと心配(苦笑)。
あ、ここ数ヶ月、ラーメン屋さんに行ってラーメンを食べていない。 ということに、ふと気づいた。 新型コロナが蔓延する前には、当然のように、例えば週末の昼などに家族でラーメンをよく食べていた。出かけるついでにラーメンでも、と行った気安さだ。 それがどうだろう、気がつけばラーメンはもとより、外食をしていない。ずーっと家で朝昼晩食べている。このご時世、当然といえば当然だし、だからなんだと言われれば返答に詰まる。 でもそんなときだからこそ、またふと考える。 「あ、ラーメン
先が見えないと、どうしても塞ぎがちになる。 けれど、今が5月でよかったと改めて思う。 空は青々と抜け、緑はまぶしくそよいで、 葉桜となった樹からは緑の虫がぶら下がっている。 なんとも言えず気持ちがいい。 5月は、1年でいちばん好きな季節だ。 こんな状況だからこそ、そんなことを強く思う。 #STAY HOMEという言葉は綺麗な言葉だけれど、 違う角度から見れば #軟禁 のようなものだ。 家にいることは大事だし、ソーシャルディスタンスも 今はしっかりと守るべきだと思う。 け
昨日は「雨に唄えば」でも見ようかとつぶやいたけれど、どういう流れかふと「わたしは、ダニエル・ブレイク」を鑑賞した。公開時にけっこう周囲の評価が高く予告も良さげだったのだけど油断してた(というより忘れてた)。いやはやほんと参った。スンバラシイ映画だった。月曜向けではなかったけど。
東京は雨。ただでさえ在宅が続くこのようなご時世、正しさを求めすぎると参ってしまう。子どもたちはさすがに退屈気味で、さらに追い討ちをかけられたかのような感すら漂うが、「雨に唄えば」でも観ようかと思い立つ。こういったときほど発想を転換しなきゃね。アフターコロナ、どんな世界だろう?
いろいろな情報が錯綜してきた。のっぴきならないステージに入りつつあるのかもしれない。情報の裏を確認しつつ、冷静に行動しよう。今は誰もが混乱のなか。焦らず、踊ら(され)ず、自分たちにできることをしよう。そして何よりも、志村けんさん、安らかに。