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フリーランスWEBデザイナーで月収80万円以上稼ぐのに必要だったスキル一覧

「フリーランスで安定して稼ぐ!」
「在宅で好きな時間に働いて稼ぐ!」
「自分らしく好きな仕事で働く!」
「未経験からはじめて6ヶ月で月収80万円も可能!」

WEBデザイナーを目指そうとすると、上記みたいなお話ばかり出てきませんか?本当にこんなこと可能なのでしょうか?

こんにちは。名古屋でWEB制作会社を経営している岡本です。

いろんな広告やPRを見ると、とても魅力的なことばがたくさん並んでいますよね。すごいマーケティング力です。

「でも、未経験からはじめて6ヶ月で月収80万円は無理なんじゃないですか?」

と聞かれますが、実は無理ではありません。ぼくは実際のところ達成できました。

でも、簡単に達成するのは無理です。

「簡単じゃないのはわかったけど、じゃあ、岡本さんはいったいどんな勉強をしたんですか?」

オッケーです。今日はこの疑問に答えていきます。

本日は、フリーランスのWEBデザイナーとして、月収80万円を安定して目指すにはどんなスキルが必要なのかを、なるべく具体的に一覧にして紹介したいと思います。

その前に、ぼくの簡単な自己紹介を。WEBデザイナーとしてのスタート時のスペックです。

  • 30代

  • 社会人歴2年

  • ニート歴10年

  • 収入0

  • コネなし

  • 人脈なし

  • 未経験(無料ブログの経験のみ)

  • 未学習(スクールの存在も知りませんでした)

いや、やばすぎますね・・・・。書いてて恥ずかしくなるレベル。スタートラインはドン底だったということです。

でも、ぼくなんかのような底辺レベルの人間でも独立してから間も無く、現在まで月収80万円以上は常に稼いでいるわけです。

いったいどんなことを勉強したのか。こんな状態から、どんなスキルを身につけて稼げるようになったのか。その内容を紹介したいと思います。

汎用性の高いスキルばかりなので、この記事で紹介するスキルを全て身につければ月収80万円はけっこう余裕を持ってクリアできます。

ただ、繰り返しになりますが、そんなに簡単な方法ではないので注意です。それでは、現実をお見せします。

プロダクト構築スキル

まず、稼ぐにはサービスや商品を売る必要があります。

「そんなの当たり前じゃん」

と思った方は、大丈夫です。サービスをかんがえ、つくりましょう。

たまに、「え?そうなの・・・?」ってなる人がいるのですが、注意しましょう。フリーランスになるために勉強していたら、案件やお金が降ってくるわけではありません。

また、ココナラとかクラウドワークスとかだけで独自のサービスなしで月収80万円はめちゃくちゃ難しいです。

ちなみに、プロダクト構築とは、自分の独自のサービスをつくるってことです。

どっちにしろ、自分の独自のサービスを運営していて損することはありませんので、ぼくの場合はまずプロダクトを構築していきました。逆にぼくはココナラやクラウドワークスは利用したことがありません。(もちろん,利用している人やサービスを否定しているわけではありません)

プロダクト構築のことについては、幸いなことに、ググればやり方が無料で全部調べられるので、独学で勉強しました。

  • プロダクト構築

  • 差別化の方法

  • SWOT分析

  • 競合他社のリサーチ

もろもろ勉強して、独自のサービスの構築をしました。

マーケティングスキル

そして稼ぐのに必須なのはマーケティングスキルです。マーケティングスキルとは、ものやサービスを売るためのあらゆる活動全般のことです。

フリーランスのWEBデザイナーに限っていえば、以下の2つに分類されます。

01営業スキル

これは、案件獲得スキルです。フリーランスといえば下請けで仕事を受けるのが一般的ですが、僕はエンドクライアントに直接営業することに特化していました。

なぜかというと、稼げるとか稼げないとかはよくわかっていなかったのですが、その方がやりがいのある仕事ができそうな気がしていたからです。

まあ、形はどうあれど、継続的に案件獲得ができればなにも問題ありません。幸いなことに、ググればやり方が無料で全部調べられるので、独学で勉強しました。

以下のようなスキルを独学で身につけました。月収80万円を目指すなら、自信を持って商談に臨めるくらいのレベルを目指すといいと思います。

  • 商談スキル

  • 提案営業スキル

  • B2B営業の基礎知識

  • 契約開始までのスキームの作成

  • 必要な提案資料などの作成

02WEB集客スキル

次に、WEBデザイナーはWEBサイトの専門家である必要があると考えたので、WEB集客スキルを学ぶことにしました。

だって、WEB集客がしたいからWEBデザインが必要になることがほとんどなのに「WEB集客のことはちょっと詳しくないんです」とか言ってたらあまり仕事が依頼いただけないかな、と思ったので。

お客さまのことを考えれば自然とWEB集客は必須スキルでした。

幸いなことに、ググればやり方が無料で全部調べられるので、独学で勉強しました。

  • CVRが安定するサイト構成

  • マーケティングファネルの設計と構築

  • チャネルポートフォリオの戦略設計

専門スキル

WEBデザイナーとして活躍するには、WEBデザインのスキルが必要でした。しかし、WEBデザインのスキルだけではなかなか活躍することができないのも事実です。

幅広い知識を身につけて、顧客の要望に応える必要があるとぼくは考えました。

WEBデザインスキル

そもそもWEBデザインの経験がなかったので、WEBデザインの練習をしました。レスポンシブデザインや、トンマナ設計、デザインの基礎を勉強したら、あとは数こなすだけでした。

けっこう楽しくやれたので、正直なところぜんぜん大変ではありませんでした。最初はデザインソフトの存在を知らなかったので、紙にワイヤーフレームとか書いてました。なつかしい。

ディレクションスキル

ディレクションスキルはコミュニケーションスキルと置き換えても問題ないです。顧客や取引先との打ち合わせや進行、ご案内などをするスキルです。

あとでわかったことですが、練習するのが一番難しいスキルなので、実践で数をこなすしかありません。

仮説と検証を繰り返しました。今も勉強中です。

フロントエンド開発スキル

一人でデザイン制作から実装まで行うつもりでしたので、WEBデザインカンプから、コーディングや実装をするスキルが求められることに気づきました。足りないスキルばかりです。

しかし幸いなことに、ググればやり方が無料で全部調べられるので、独学で勉強しました。

HTMLとCSSの基礎だけ勉強したらあとは数こなすだけでした。

バックエンド開発スキル

今どきのWEBサイトは、ハッキリ言ってCMSが搭載されていないと話にもなりません。バックエンドのスキルが圧倒的に足りていないことを痛感しました。

実際の案件では、WordPressやShopifyなどのバックエンドの開発スキルが求められます。

ぼくはバックエンドの勉強だけをするということはあまりせずに、案件ごとに勉強しながら実装していくというスタイルで対応していました。

WordPressなら、PHPファイルのカスタマイズやファイル構造の理解ができていればとりあえずOKです。Shopifyならliquidの編集ができるくらいのレベルでOKです。

ライティングスキル

WEBデザイナーとして活動していると、コピーライティングなどのスキルが足りないと実感しました。なぜなら、WEBサイトのコンテンツの大半はテキストでできているからです。

コピーライティングの本を何冊か買って、ライティングの直前に読むようにしていました。

WEBサイトに関する知識

WEBデザイナーは、WEBサイトに関する基礎的な知識がたくさん必要だと感じたので、以下のような勉強をしました。

  • ドメイン

  • サーバー

  • FTPソフト

  • サーバー移転

  • ドメイン移管

  • 独自メールアドレスの知識

  • SEO対策についての基礎知識

  • セキュリティに関する基礎知識

  • SSL設定方法

  • サブドメイン

  • サブディレクトリ

幸いなことに、ググればやり方が無料で全部調べられるので、独学で勉強しました。お客さまに聞かれたときに説明できるレベルで十分です。

経営に関する最低限の知識

フリーランスってのは、実質的に会社経営者とほとんど変わりませんでした。税金とかが違うくらいで、経営的な面ではほとんど同じです。

なので、経営に関する基礎的な知識が必要だと感じました。

あんまり知識が足りていないと、騙されたり変な契約をしてしまったり、いろんな損をする可能性がグッと上がってしまいます。

幸いなことに、ググればやり方が無料で全部調べられるので、独学で勉強しました。

  • 見積書や発注書、請求書などの基礎知識

  • 契約書に関する基礎知識

  • PL、BSの見方

  • プロダクト開発

  • マーケティングファネル設計

  • 組織構築のいろは(一人でやる場合でも基礎知識はあった方がいい)

  • ファイナンスの基礎

  • ガバナンスの基礎

  • 法務の基礎

最終的にはマインドセット

最終的に必要なのは、マインドセットです。これだけ未知の問題やわからないことなど、多くの課題があるとなかなか頑張り続けることは難しいからです。

最終的には前向きに取り組む姿勢とか、考え方とか、他人への配慮とか、そういうことが一番重要になってきます。

自分の好きなデザインをつくるのがデザイナーではなく、顧客の伝えたいことをWEBデザインで表現して、ユーザーに届けるのがWEBデザイナーの仕事なのです。

そういう心構えをして、業務をするように心がけていました。

WEBデザイナーは総合力で勝負した方がいい

いかがでしたでしょうか。思っていたよりも大変そうでしたか?簡単そうでしたか?

僕の場合は上記のような勉強を続けていたら、だいたい半年くらいで月商は100万円くらいになっていました。

ぼくの感覚だと、WEBデザイナーとして安定して稼ぐなら、総合力を上げるのがおすすめです。

理由は簡単で、総合力のあるWEBデザイナーとは、簡単に言うと高度デザイン人材ということです。実は経済産業省のデザイン経営宣言というものを勉強していればわかるのですが、高度デザイン人材という総合力のある人材は、フリーランスのみならず、様々な企業から頼りにされる存在となります。

稼げるということは、頼りにされるということです。いろんなことができる方が相談される回数が増えるし、価値提供できることも増えます。

だから、WEBデザイナーは総合力で勝負するのがおすすめです。

フリーランスで月収80万円稼ぎ続けるのは簡単ではない

フリーランスで稼ぎ続けるってのは、並大抵ではないということが伝われば幸いです。

しかし、今日紹介したスキルを持っていれば、ほぼ問題なく稼ぎ続けることが可能だと思います。

フリーランスってめちゃくちゃ難しいのに、なるのは簡単なので、みんな安易に考えすぎてしまっている印象です。しかも、厳しい現実の話をしてくれる人も少ない。

だからこそ、しっかりと現実を見据えて、地に足をつけて前に進んでいくべきだと思っています。

偉そうなことばっかり書きましたが、ぼくもいまだ勉強中の身です。一緒にいいものつくれるデザイナー目指しましょう!!

サポートいただいた金額はすべて、執筆のための活動費用に当てさせていただきます。