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【インドネシア】覗き込むのはやっぱり日本

Selamat siang.
インドネシアからこんにちわ。

2023年春、家族でインドネシアに赴任しました。
はじめての海外生活も2年目に入りました。

今回は、同じインドネシアに住んでいるインターン生と話した時のお話。

インドネシアでも所変われば生活変わる

ジャワ島に住んでいる私とバリ島に住んでいる彼女。

私はまだバリ島に行ったことがないので、どんな場所なのか話を聞いてみると、同じインドネシアでもなんだか雰囲気が違いそうでした。

まずは、宗教。
インドネシア人は8割以上がイスラム教と言われているだけあって、我が家の近くはもちろん、これまでインドネシア国内で訪れた場所には、ほぼほぼモスクがあって、お祈りの時間にはアザーンの声が聞こえてきた。

でも、彼女の話を聞いているとなんだか違うように感じたので、調べてみるとバリ島は、なんと島人口の9割がバリ・ヒンドゥー教なのだとか!いや、衝撃。9割って、、、ほとんどじゃないですか。

ヒジャブ被っている女性がほとんどいないってこと?モスクはないのかな?アザーンが聞こえないってこと??

たくさんの疑問が浮かんだけれど、彼女と話す中でイスラム教とバリ・ヒンドゥー教の違いについて分かったのは主に2つ。

・イスラム教のお祈りは1日5回。バリ・ヒンドゥー教のお祈りは1日3回。どちらも一定の方向を向いて祈りを捧げるのは同じだけれど、方向はそれぞれにあるみたいです。

・イスラム教は豚は不浄なものとして禁じられているので、ジャワ島のお店では鶏肉や牛肉が中心となり、豚肉は置いてない、もしくは明らかに区別した取り扱いになっています。あえて、豚肉を扱うお店に行かないと食べられなかったりするのです。だけれども、バリ島では豚の丸焼きがあるらしいのです!!これもびっくり。

これは明らかに、街の雰囲気が違うのではないかな?と、いつかのバリ島初上陸が俄然楽しみになってきました。

覗き込むのはやっぱり日本

彼女の話を聞いていて、私も同じことを考えているな。と思ったことがありました。

それは、「インドネシアの生活や習慣を知ることで、日本の生活や習慣をあらためて知ってみたくなっている。」ということ。

日本から一度海外に出た人にはよく聞く言葉ではあると思うのですが、これ、本当にその通りだった!

彼女が話してくれたバリ・ヒンドゥー教徒の習慣。お供物のお花や食べ物ひとつにしてみても、色にもモノにも意味があるらしい。という話を聞いて私が思い出したのは、日本のお盆のお供物でした。

ご先祖様をお迎えするのに、きゅうりでつくった馬とナスでつくった牛をお供えするのは、馬に乗ってあの世から早く帰ってきてね。そして、お盆が終わったら、牛に乗ってゆっくりもあの世にお戻りください。という意味だと聞いたことがあります。

インドネシアでも日本でもお供物には、誰かや何かを想う気持ちが込められているんだなと感じました。

先日の一時帰国の時、神社でおみくじを引いたんです。そのおみくじにはこんな言葉が書いてありました。

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「いにしへの 文の林をわけてこそ あらたなるよ 道もしられる」
意味:昔を学ぶことによってこそ、新しい時代のよすがとなるものです。
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私にとっていまは、日本に昔からある習慣や文化に興味を持って、あらためて学び直す時期なのかもしれない。しかも、そのきっかけはきっと、インドネシアでの日々の中にある違和感や気づきなんだろうなと思います。

2024年3月。さとゆみゼミ4期の仲間と共に始めたnote1000日チャレンジ
38投稿目。今日も最後まで読んでくださってありがとうございました!