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【さとゆみライティングゼミ4期】推しを推す。

さとゆみライティングゼミの課題の一つ。
「推しを推す」原稿をかく。

もうすぐデビュー35周年Dreams Come Trueの「サンキュ.」を推す原稿を書きました。思い出を噛み締めながら書き始めたら、書き終わった時には、私が「書きたい」と思う原点に辿り着いてた不思議なお話です^^

少し過ぎちゃったけど、3月9日「サンキュ.の日」に合わせて公開!

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「どうしたの?失恋したの?」

バッサリと髪を切った友達に冗談混じりでその言葉をかけていたのは、ひと昔前の話だろうか。それは、もしかしたらこの曲の影響なのかもしれない。1995年2月22日発売Dreams Come True17枚目のシングル「サンキュ.」。学生の頃から今日まで、何度聞いても歌詞の一言一句に情景が浮かび、心がきゅーと締めつけられて泣いてしまう大好きな曲です。

失恋した主人公と何も言わずにただそばにいてくれる友達。この2人の、静かだけどふふっと笑みが漏れるようなやり取りが、3分弱の短い曲の中に凝縮されています。

中でも私が一番好きな歌詞はこれ。

「『ちょっとかっこ悪いけど、髪切るなら付き合うよ。』なんて、笑っちゃったじゃない。」

遠回しだけど、「吹っ切れるまで、どこまでもあなたのそばにいるよ。」という安心感に包まれる言葉だなと感じています。

少し心が疲れた時、言葉が出てこなくなった時に聴きたくなるこの歌。私にもこの歌のような友達が欲しいのかもしれない。誰かのそんな友達でありたいのかもしれない。

そして何より、私の書くことへの執着は、こんなにも私の心を動かした歌詞を書ける吉田美和さんへの憧れからきているのかもしれません。

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