【🇯🇵 長崎#1】美味しいトルコライスはどこで食べられるんだ？

2024年9月21日 10:05

長崎は2018年に熊本県天草地方と共に潜伏キリシタン関連で世界遺産登録されて以降、とても気になる街になっています。この旅の記録は世界遺産登録前のものですが、長崎の奇跡とまで言われる教会群はヨーロッパの大聖堂とは違った魅力がありますよね。

何となく歴史の授業での淡い記憶として覚えているのが、1549年フランシスコ・ザビエルによるキリスト教伝来なんですが、実は最初は鹿児島に上陸してるんですよね。種子島に鉄砲が伝わったのが1511年でやはりポルトガル人によるものというのも、ポルトガル・オランダ貿易の発展とキリスト教信仰の広がりが、戦国時代で大きな影を落とすことに繋がっているんですね。
ちなみに鉄砲伝来やキリスト教伝来って、小学校で習ったんでしたっけ？中学受験でも出題されてるっぽいので…

早朝の羽田空港です。今回利用したのは　Solaseed Air（ソラシドエア）さんです。今回利用するまで存在を知らなかった（失礼なっ！）航空会社なのですが、本社は宮崎県にあるんですね。

2015年までは Skynet Asia Airways という社名だったそうで、スカイマークやエアドゥとともに新規参入した航空会社のひとつです。割安運賃ではあるんですが、LCCというカテゴリではないのかな？

現在の社名であるリージョナルプラスウイグスはAIRDOとソラシドエアを傘下に持つ共同持株会社で、それぞれのブランドが維持されているんだそうです。九州・沖縄を中心に意外とと言っては失礼ですが、運行路線は多いんですね。

羽田を離陸してほどなく右手に富士山が見えてきました。8月下旬、夏の空が広がる中で、まったく雪の無い富士山はかなり濃い緑なんですね。もっと火山岩の黒い山肌かと思っていました（汗

概ね2時間くらいで羽田から長崎空港に到着です。到着ロビーには巨大な特性ちゃんぽんと特性カステラがお出迎えです（笑

この頃は飛行機andレンタカーという旅が多かったですね。この日もレンタカーを借りて市内へ繰り出します。

長崎空港は大村湾のほぼ中央に浮かぶ箕島全域を開発し、1975年に開業した世界発の本格的海上空港なんだって。周りを完全に海に囲まれた空港は世界でも9つ（今もかな？）。その内の5つが日本にあるらしいんだけど、パッと思いつくのは長崎の他だと北九州、神戸、関空なんだけど、あと一つ何処だっけ？あっ、思い出した…

空港からレンタカーを走らせ、長崎市内に入りました。そこそこ時間がかかるのですね。長崎空港から大村湾を半周するような感じで、九州横断自動車道・長崎大分線を通り30分以上かかりました。現在の西九州新幹線もそれと同じようなルートを走っています。

幕末の開国後に建設され、国内では現存最古の教会なんだそうです。ステンドグラスが美しいゴシック様式の教会です。1933年に国宝となりました。原爆により大きな損傷を受けましたが、修復が完了後の1953年に再び国宝に指定されています。もちろん2018年のユネスコ世界遺産登録の構成資産のひとつになっています。

居留地という言葉を初めて聞いたのですが、長崎の歴史と深い関わりがあったんですね。毎年 9月には長崎居留地祭りというのが開催されていて、今年で29回を数えるそうです。

海外との交易が制限されていた江戸時代に、長崎では出島や唐人屋敷など外国人が滞在できる場所がいくつかありましたが、それらを外国人居留地と呼ぶそうです。

安政の開国以降、横浜・函館などと共に長崎も広く外国人に開かれ、大浦から出島付近までの埋め立て地と、背後の東山手・南山手の斜面地に外国人居留地が設けられ、多くの教会や洋館などが建てられました。これらの歴史的な建物をまちづくりに活かそうという動きが脈々と続けられているですね。

グラバー園に入りました。スカイロード側から入ると最初に出会える建物ですが、大浦天主堂側から入ると山の一番上にある建物になりますね。手前の池には錦鯉が優雅に泳いでいました。

こちらは三菱長崎造船所から移築され保存されたものなんですね、日清戦争後の長崎港第2ドックに建てられたんだそうです。東アジア最大規模へと成長した長崎造船所では、外国の商船や軍艦の修理も行っていたんだそうです。ドックハウスは船員用の宿泊施設なんですね。

第2ドックが埋め立てられる1970年まで造船所で利用され、良く翌年に三菱重工業が長崎し寄贈し、居留地であるグラバー園の高台に移築されたということらしい。

グラバー園でももう一つ有名な建物に旧グラバー住宅（Former Glover House）がありますね。学校で習った時は「グラバー邸」って教わったような気がしているのですが勘違いかな？

そもそも最初の主人であるトーマス・グラバーという人物についての知識が皆無なので、「あー、教科書で見たことあるなぁ」といった印象でしたが、開港して間もない長崎を訪れた貿易商人なんですね。キリンビールの前進であるジャパン・ブリュワリー・カンパニーの設立にも尽力し、坂本国際墓地に眠っているそうです。

次に目指す観光スポットは眼鏡橋なのですが、ここにはもう一つのお目当てがあるんですよね。お腹がめちゃくちゃ空いてきたぞぉ…

この当時勤めていたキャンパスの学生に教えてもらったのがこちらの「きっちんせいじ」。長崎へ行ったら是非ここでトルコライスを食べてくださいと押してくれたお店で、路面電車が突っ込んでいるかのような店舗が特徴的でした…（そう、過去形

店内は壁一面に本棚がある部屋もあって、漫画がびっしり並べられていました。こちらがきっちんせいじで頂いたトルコライス。もう好きなものを全部突っ込みましたって感じです（笑

長崎ご当地グルメのトルコライスは、ワンプレーとにカツ・スパゲティ・ピラフ？を盛り合わせた感じの料理。開店から51年、きっちんせいじは2017年に惜しまれながら閉店しました。

ああっ、これから長崎へ行った際にどこでトルコライスを食べたらいいんだろうか（泣

きっちんせいじのトルコライスで元気を貰い、眼鏡橋に歩いてきました。川面に映る橋とで眼鏡のように見えるのでそう呼ばれているのですが、ちょっと風で波が立ってしまい、綺麗に映りませんでしたね（苦笑

平和公園やグラバー園、稲佐山公園でも見られるそうですが、ここ眼鏡橋付近にもいました「ちりんちりんアイス」。地元で愛される、ワゴンを引いたおばちゃん（おじちゃんもいるの？）がベルを「ちりんちりん」と鳴らしながらアイスを売り歩いています。

なんとバラの花びらのように盛り付けてくれるんですよ。もちろん我々もいただきましたとも！

眼鏡橋から出島までは歩いても15分ほどで来ることができました。徳川幕府のより築造された人工島の出島は、唯一西欧に開かれたことでその後の近代化に大きな役割を果たしてきたのは言うまでもありませんね。

明治に入りその役割を終えて、出島の周囲は完全に埋め立てられてしまい、扇形は見られなくなってしまったのですが、1951年から長崎市が復元整備を開始し現在の姿に至っています。そうそう、教科書でも扇形の島だった。

長崎空港

長崎空港 (nagasaki-airport.jp)

長崎空港

大浦天主堂

国宝　大浦天主堂　公式サイト (oura-church.jp)

大浦天主堂

グラバー園

【公式】グラバー園｜世界遺産構成要素、旧グラバー住宅を中心として明治期の洋館を移築復元した長崎市の人気観光スポット (glover-garden.jp)

グラバー園

キッチンせいじ（閉店）

さよなら、きっちんせいじ　路面電車のレストラン、３０日閉店｜長崎新聞 (nordot.app)

長崎新聞

眼鏡橋

長崎市│眼鏡橋 (nagasaki.lg.jp)

長崎市

出島

【公式】出島〜dejima〜 (nagasakidejima.jp)

出島

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