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㊼ひさしぶりのイベント出店

 店舗がない頃は月に2〜3回イベント出店をしていました(「㉑売上のためにその2」参照)が、店舗ができてからは忙しすぎて余裕がなくなりどのイベントにも出店することがなくなりました。もうイベント参加は難しいだろうなと思っていたとき機械書房の岸波龍さん主催のスピードスターブックフェスにキッチン担当としてお誘いいただきました。すこし自信がなく迷いましたが参加することにしたのが2024年5月でした。岸波さんに「8月か9月どちらがいいですか?」と聞かれて「8月が夏!って感じで良いと思います!」とお返事しました。岸波龍さんとはオカメサブレがなければ知り合っていません。私がはじめて原稿を依頼されたのも岸波さんです。やったこともないのに頼まれると断らない性質なのと原稿料をくれるということだったので引き受けました。そして書いたのが「読書のおともにオカメサブレ」(マガジン外の「寄稿」という記事に紹介しています)です。あらゆることを積極的に忘れていくたちである私にはオカメサブレの仕事を始めたときの風景を切り取って残せたのは奇跡的な幸運でした。知り合った当時は私も岸波さんもお勤めをしていましたがほぼ同時期に実店舗(私はお菓子屋、岸波さんは本屋)をオープンしたのでなんとなくいつも気にしています。キビズベイクショップには岸波さんの描いたオカメサブレの絵が飾ってあります。岸波さんと話すときはいつも商売の話になって楽しいです。スピードスターブックフェスは初回と思えない大盛況で1日中お菓子を売ったりレモネードを作ったりモヒートを作ったりしていました。作家や出版社や本屋さんの良く知っている人たちに一度に会えて、打ち上げにみんなでラーメンを食べようということになり、すごい荷物でしたが私も行きました。なんだか学園祭のようでした。いつもひとりで製造していて孤独だと思っていましたがこんなコミュニティも私にはあるんだな、と嬉しかったです。また半年後に開催することになって、半年に一度このメンバーに会えると思うとそれまでがんばれるような、とてもほっとした気持ちになりました。


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