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助産師学校受験のための、基本の5冊

 助産師学校入試は、学校によってかなり出題範囲や傾向にバラつきが大きいので、過去問や在校生などの情報から、傾向に沿った対策をすることが大切です。
 今回は、専攻科や大学院の助産コースなどの受験で本当にオススメで、使いやすいテキストを中心にご紹介いたします。

鉄板の1冊

「病気がみえる vol.10 産科 」https://amzn.to/31s1Ocm

これはどこの学校を受験するにしても、持っていて損はない1冊。国試対策にも使えるし、助産師学校入学後もずっと使える鉄板の1冊です。図書館で借りてみんなで回して使うのでは間に合いません。絶対に手元に置いて置きたい1冊です。

すべての基準値はこの1冊から

「マタニティアセスメントガイド」 https://amzn.to/2VqhMjB

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 アセスメント問題で正確に回答するためには、正確な基準値の把握が重要です。「正常な乳頭の大きさの基準なんてあるの?!」「週数ごとの胎児の推定体重の概算法?!」母性看護のテキストには載っていないことを平気で出題してくるのが、助産師学校の入試です。
 看護学校でテキスト指定されていることも多い、スタンダードなこの1冊があれば大丈夫。まずは自分でインデックスをつけたりして、この本に馴染むところから始めましょう。

ウェルネス型の看護展開、大丈夫?

実践 マタニティ診断 第5版 https://amzn.to/2PBkzqz

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 母性看護学や助産学で特徴的なものといえば、ウェルネス型の看護展開。対象者の強みに着目して、そこを伸ばしていくための看護計画を立てていくタイプの看護モデルです。母性看護のキモ中のキモ。看護問題にだけ目を向けるのでは展開できないのが母性看護。

 アセスメント問題が中心の助産学校を受ける学生さんの多くが、医学書院の分厚いピンク色のあのテキストを買っているのを見かけるのですが、あの参考書はウェルネスの観点が抜けているので、あんまりオススメではないんですよね。もちろん好みと相性の問題ではあるのですが。助産師学校に合格していくためには、やっぱりウェルネスの視点で看護展開できるようにトレーニングしていくことが肝要だと思います。問題解決指向型の看護展開を行う、他の看護領域とは事象の捉え方が異なるので、慣れるまではしばらく試行錯誤が必要になることがほとんどです。学生さんはもちろん、臨床経験がある場合は尚更戸惑う方も多いですね。

 そんな方にオススメなのがこの1冊。ウェルネス型の看護過程をどのように展開したら良いか、助産師たちがどのような視点で対象を観察し、評価しているのか、どのように解釈して介入を決定しているのか、掴みやすくなると思います。
「丸写しすれば大丈夫」というレベルではありませんが、これをヒントに肉付けしていく、ていう使い方をすればかなり実力つきます。助産学校入学後も使えるので、合格する気のある人は、「どうせ来年も使う本だ」と思って買っておこう。
実践 マタニティ診断 第5版 https://amzn.to/2PBkzqz

専門学校よりも専攻科メインで受験する人にオススメの+2冊

CBT・医師国家試験のためのレビューブック 産婦人科 2022-2023 https://amzn.to/3ESuuwW

医学生用のレビューブックです。専攻科は産科だけでなく、遺伝疾患や更年期、HBOCなどについても深く出題されるので、ホルモンや発生学などもしっかり押さえておくことが合格への近道。臨床に出てる人は、看護学生用のレビューブックは飛ばして初めからこれで大丈夫です。薄くて持ち運びやすいサイズなので、毎日持ち歩いて4周は回そう。

CBT・医師国家試験のためのレビューブック 小児科 2021-2022
https://amzn.to/38uZ7tZ

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医学生用レビューブック 小児科編です。小児は学校によっては専門学校でもものすごく深く出題されたり、「赤ちゃんだけできれば良いんでしょ?」と思って受験すると、突然カウプ指数を計算させられたり、幼児の脱水の種類と捕液を問われたりするので、気が抜けません。志望校の出題傾向に応じて必要なところをしっかりモノにしておきましょう。


まとめ

とりあえずこの3冊+2冊をやり切っておけば、大抵の学校の試験は乗り切れると思います。夏の受験までまだ時間はあるので、落ち着いて一つずつ着実に進めましょう₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾

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