人に寿命があるワケは

アマテラスの孫、ニニギノミコトはアマテラスの命によって、葦原中国(地上界)を治めるため高天原より降り立ちます。

そこで出会ったのが、「麗しき美人(おとめ)」コノハナサクヤヒメ(木花佐久夜毘売)です。

コノハナサクヤヒメに一目惚れをしたニニギノミコトは、結婚を申し込みます。


コノハナサクヤヒメの父である山の神、オオヤマツミ(大山津見神)は、この結婚をいたく喜び、

姉のイワナガヒメ(石長比売)も、一緒に嫁がせました。


しかしニニギノミコトは、醜いイワナガヒメを送り返してしまうのです。


実は、オオヤマツミがこの姉妹を一緒に嫁がせたことには大きな意味がありました。

妹コノハナサクヤヒメは、花が咲き栄えるような繁栄を、

そして姉イワナガヒメは、岩のように変わらず揺るぎない永遠を象徴しており、

この二柱のヒメが共にあることに、ゆるぎない永遠の繁栄の祈りが込められていたのです。


美しいコノハナサクヤヒメだけを留めたことで、

天つ神の御子の寿命も木の花のように儚くなったということです。


ところで、日本人とは切っても切れない「桜」は、名前のルーツはコノハナサクヤヒメであるという説があります。

サクヤ の部分でしょうか^_^

コノハナサクヤヒメが美しさや繁栄、そして儚さの象徴であるように、

私たちは、桜の儚さのもと、その美しさを愛でたり、宴会なんかをして賑やかしくしたりしますね^o^


ぜひ次のお花見の際には、ビールを飲みつつ、団子食べつつ、

このストーリーを思い出してくださると嬉しいです^ ^


桜は、木の寿命が来るまで毎年咲きますが、

私たちは一回きり、今、咲いているんですね🌸


イワナガヒメ、辛いよね〜と思った方!

はい!

宮崎に残る その後 のお話をまた後日紹介しますね〜(^^)









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