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#小牧幸助文学賞 10作品

#小牧幸助文学賞

今回このような小説の企画に参加しております。
「20字ピッタリで作る小説の世界」です。

全部で10作品作りました。
もしよかったら、読んでいってください。


では、作品を。

なお、すべての作品において、思うところあり、
タイトルはつけませんでした。



彼女はドアを閉めると
さっきの唇をなぞる。 


転がるペンの行方を、
訳もなく目で追った。


彼女は箱に顔を埋め
実家の匂いを堪能した。


他人がうどんをすする音さえ
恋しいと思う。


結局心が晴れないなら
お空を眺めるに限る。


言葉にすると
「世界一好きだ」になるかな。


拾った、と思う?
それとも
選んだ、と思う?


守護霊は7番、
転生は3番の窓口で相談だ。


もうどうでもいいや
死ぬまで生きてみよう。


涙を拭う事もせず
彼女は納豆をかき混ぜた。


以上でございます。
よろしくお願いします。

ちなみに写真は、奈良で見上げた、
中秋の名月です。

#小牧幸助文学賞

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