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肘が痛くなってきた

逆手と順手の問題
 「右手と左手、どちらを上に持てばいいのか」というのは、フォア両手打ちの人しか考えない問題だろう。それはちょっとした悩みの種だったりもすると思う。少なくとも私の場合はそうだ。ずっと悩んできた。
 右利きの場合、フォアが右打ち、バックは左打ちになる。フォアが右打ちということは右手を上にして持つほうが順手になる。反対に左手を上にするのが逆手。バックになると、左手上が順手で左手下が逆手。
 フォアにしてもバックにしても、順手でスイングするほうが自然で、逆手はちょっと窮屈な感じになる。ここで、「どっちも順手で打てるように持ち替えをするか、フォアとバックどちらかを逆手で打つか」を選択することになる。
 私は両手フォアを始めた当初は逆手でフォアを打っていたが、ある時から順手に変えた。持ち替えをしないのでバックが逆手になる。ラリーでよく使うフォアを打ちやすいほうが有利だろう、という考えだった。
 ここで問題になるのが、バックが逆手になることと、右手を上にして持つことでリーチが短くなること。ストロークはともかく、ボレーやスマッシュやドロップショットを拾いに行くときなど、この少しの長さの違いで残念な思いをすることがあるのだ。逆手でフォアが打てれば、リーチの問題は解決する。片手で打てれば一番良いのだけど、それは直せそうにない。そもそも片手で打てないから両手にしたわけだし。
 最初は逆手でフォアを打っていたのだし、直せないことはないはずだ、と逆手に戻す練習を時々試みるのだけど、どうにもストロークの打ちにくさに慣れることができない。我慢して練習しているうちに手首や肘を痛めて、順手フォアに戻す。戻すのだけど、やっぱり逆手のほうがいい気がして、チャレンジして、また戻して、ということがパターン化している。2年に1度くらいは、逆手チャレンジしてるのではないかな。でも上手く行かない。

なんだか打てるんですけど
 それが、今年9月後半に逆手チャレンジしたときには、なんだか打ちやすい気がしたのだ。肘や手首もなんともなかった。
 以前チャレンジしたときよりも、握りを薄くした効果かもしれないし、スライス的な打ち方が合っているのかもしれない。とにかく大丈夫そうな感じがした。試合でもラリーができたし、これは逆手フォアに変更できたかも、と思っていた。
 とくにボレーが打ちやすいと感じる。遠くのボールにも届くし、スマッシュも打ちやすい。やはりスライス系が合う持ち方なのだろう。手首がある程度固定されるのがいいのかもしれない。ストロークもスライス的な打ち方をするなら、打ちにくさを感じないでラリーできそう、と思っていた。
 そしてバックが順手になって、当たりがよくなったのも嬉しかった。これはいけそう、と思って、さらに練習を頑張ろうと張り切っていたのだが。

やっぱり痛くなってきた
 試合が終わって1週間も経ってから、右肘が痛くなってきたのだ。振り返ってみれば、右の首から肩にかけては、もっと前から痛かった。寝違えか肩こりかと思っていたけれど、実は逆手フォアの影響だったのだろうか。
 ヒモトレの片タスキをしながら練習しても、ほとんど効果がない。肘の痛みは大したことないが、これだけ右側に痛い箇所があるというのは、やはり右腕に負担がかかっているというサインなのだろうなあ。
 残念だけど、少なくとも逆手フォアのストロークは無理そうと感じた。

これからどうしよう
 まだ痛みはひどくないものの、練習でストロークのミスが多いこともあって、ストロークだけ順手に戻してみた。
 やっぱり、打ちやすい。しっかり心地よい当たりで打てるし、コントロールも逆手より正確だ。
 そうなると次の選択肢は、「全部右手上に戻す」、「ストロークは右手上でボレーは右手下に持ち替え」、「フォアストロークだけ右手上で他は右手下に持ち替え」の3択になるかな。
 理想は3番目だと思うのだけど、持ち帰って結構ややこしいし、一瞬ではあるけれど時間と気を取られる。悩ましいところだけれど、そういう試行錯誤もカラダから見ると面白くはあるのよね。

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