見出し画像

新しい持ち方

変えたい、見直したい

 1勝もできなかった5月の試合の後、ラケットの持ち方を見直したくなった。
 やっぱり逆手フォアにしたいなあと思ってしまう。

 去年の秋にやってみて少しできそうな感じだったし、あのとき痛かった首は良くなっている。
 何より、何かを変えたいという気持ちが大きくなっていた。

 ウェアを買い足したり、ラケットを替えようかと検討したり(結局やめたけど)、試合のあとに小さく変えたことは悔しい気持ちを切り替えるためだった。
 でも、もっとガラリと、根本的なところを変えてみたいと思ったのだった。

左脳は止めようとするのだけど

 だからといって、両手打ちの順手・逆手を入れ替えるのは極端だなあと我ながら思う。
 何回も挫折している実績のとおり、慣れた持ち方や打ち方を変えるのは簡単ではない。
 去年だって、首が痛くなって挫折したのだし。

 また挫折するのでは、と思う。
 負けたのは持ち方のせいじゃない、とも思う。
 左脳的に考えたら、逆手に直すなんて難しいし、試合で勝つこととは全然関係ないし、むしろ変えることでミスが増えてもっと勝てなくなるかもしれない。
 怪我だってするかもしれない。

 そんなふうに左脳は止めてくるけど、私はやってみたかったのだ。

 カラダから変えないと、という思いだった。
 変えたらカラダがどう対応してくれるのか、という好奇心もあった。

やっぱり当てにくい逆手

 まあ、やってみたらいいじゃんか。
 
 ということで半年以上ぶりに逆手の練習を再開してみたが、やっぱり当てにくい。
 ストロークが窮屈な感じで気持ちよく当たらない。
 コントロールもいまいちである。

 ボレーと順手に変わったバックハンドは逆に打ちやすくなる。
 それは去年感じた通り、変わっていなかった。

第3の選択肢

 ストロークが打ちにくいということは、リターンも打ちにくい。
 フォアのストロークとリターンが打ちにくいようではゲームで困るので、
やっぱり逆手は難しいか? と思い始める。

 順手に戻すか逆手で練習を続けるか。
 今まで、選択肢はこの2つしかないと思っていた。

 でも、今回は3つ目の方法を見つけてしまった。

 たまたま見つけた両手打ちの人の動画。
 この人は、順手でも逆手でもなかった。
 右手と左手を重ねるように持っているのだ。

 右手でグリップエンドを持つのは逆手と同じなのだけど、左手は右手の上ではなく、右手にかぶせるというか、右手を包み込むように持っている。
 
 この持ち方は、初めて見た。

 ちょっと試してみよう!

初めてかぶせてみた日のテニスノート

 試し打ちの初め、1球目は、なんと空振りしてしまった。
 でも2球目からは当たるようになり、逆手ほどは窮屈にならないで打てた。
 
 私の場合は、完全に左手と右手を重ねるのでなく、左手の人差し指と親指はラケットを握るようにした。

練習3回目を終えて

 空振りしちゃった1回目の練習から、球出し練習とゲーム練習で合計3回をかぶせる持ち方で打ってみた。
 
 うまくいったときの動きを箇条書きにすると、

  • 片手でラケットを引く

  • しっかり横向きになる

  • あえて振り切らないで当てたら止める

  • 思ったよりも左に飛ぶので調整

 といったところ。

 少しずつコントロールもでき、当たりも気持ちいい当たりが取れてきている。
 新しい持ち方に期待しながら練習してみよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?