近江最古の大社・白髭(しろひげ)神社様へおかげくま参り
こちらの続きです。
令和5年6月14日、近江参りの最後は、近江最古の大社・白髭(しろひげ)神社様におかげくま参りに行ってきました。
ここからは、くまぶちょーさんにお話ししてもらいましょう。
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竹生島〜藤樹神社〜と巡ってきて、最後は白髭神社様にご挨拶だよ。高島からだと大津につながる国道161線沿いに在って琵琶湖湖面に浮かぶ鳥居が見える有名な神社だよ。
こちらの神様は、仙人のような白い髭をたくわえた老人の姿をした猿田彦さん。伊勢の猿田彦さんって二見が浦さんと猿田彦神社さんの2箇所におられて、3月にお伊勢さんにお参りした時、二見さんでご挨拶済みです。
伊勢では、みちひらきの神様と言われ、開拓・起業・商売繁盛、そして方位を司る神様、道=良き未来を示す導きの神様として、学業や事業の神様として厚く信仰されています。
「おやあ?!なんだい、おかげくまじゃないか。前に二見で会ったんだっけね?今日はこちらまでようこそ。今日は暑かったね。しばらくぶりだけど、みんなは元気だったかい?!」って声かけしてくれました。
伊勢の二見さんでは、かえる君や大きな貝さんたちと猿田彦様とワーって走ったりして遊んだよ。
でもね、こちらの白髭神社様では、猿田彦様はまるで仙人のような、寿老人様のようなお姿。(寿老神様としてお祀りされておりましたよ)
走り回ったりもしないし、静かーな感じ。
猿田彦様は「こちらでは、道ひらき=開運、起業、新規開業っていうお願いよりも、延命長寿、長生き元気!ボケ封じとかな、健康系のお願いをされる方が多いんじゃ」って、おっしゃってました。
今回も猿田彦様とたくさんお話ししたよ。
「石段に上がって、境内見てきたらええ。上から見る琵琶湖もええもんやで。」
くま「もう上がって見てきたよ。松で大鳥居見えんかったけど、芭蕉さんの句とか紫式部さんの和歌とかあったし。」
「そうかそうか。んじゃ山の方は?なんや奥の岩戸社までは行かんかったんかい?あっこは古墳でな、元のもとの神様が祀られてて天岩戸って言われとる。パワースポットやって、今日も若い子ら、たくさん感じる〜って来て言っとったで」
くま「寿老社さんまでしか行かなかったよ。へぇ、せっかく石段登ったのに、行けばよかったなぁ。パワースポットなんだ!知らんかったわ〜残念・・・」
「ここは比良山さんの麓だから、比良山さんの力を背に受けて、琵琶湖が鏡になって映ってるんや笑。まあ、もう降りてきたんやから、また来りゃええんじゃ。また来りゃええ。笑」
大笑いのあと、猿田彦さん
「コロナ終わったからかな、最近ありがたいことに参拝の方が増えてありがたいはありがたいんじゃ。でな、この景色よ。琵琶湖の鳥居も撮影スポットとしても、名所としても、みんな思わず降りて見たくなるらしいな。だけどな・・・」
悲しげな顔をされました。
「写真撮るために左右確認せずに道路を渡ろうとするから事故が絶えないよ、それもな、死亡事故が頻発するんじゃ」って猿田彦様、とっても悲しんでたんだ。
亡くなるのはご老人が多いんだって。
「長生きしたいってわしんとこまでお参りに来てな、命を落とすなんて悲しいな」
「僕たちのママさん、パパさんらは長生きしてや。歳いったら無茶はいかんで。生活習慣病も気をつけなよ」って皆んなの健康まで考えてくれた、優しいおじいちゃん神様でした。
「最近は、長生きするのが、必ずしも幸せじゃない、社会に役にたたん、医療費ばかりかかる金食い虫じゃ、みたい言われようもされるようじゃ。でもな、昔は人生50年って期間から、今は人生100年や。」
「倍の年月があるんだから、色々挑戦してほしいな。年取っても、いつでも人生チャレンジや。誰もが貢献できることもきっとあるよ」
「諦めず元気にやってや。またおいでや」。
笑顔の優しい猿田彦様でした。
ということで、初日(6月14日)のお参りはここまで。この後、我々は大阪に戻って、明日の準備です。ではでは〜。
(続きます)
おかげくま参拝は、様々な事情で神社仏閣へ参拝できない方々と観光客・参拝客の減少に苦しむ寺社様との架け橋になれば、とくま作家Ray作テディベアによる代理参拝を支援しています。この活動を応援いただける方からサポートいただけると幸いです。