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研修

この4月に就職した子どもは、PCを受取りに事務所に1日行ったっきりで、あとはずっと自宅でテレワークで研修をしている。そういう状況についていろいろ言う人や思う人はいるんだろう。私も思うし。

けれども、私を含めて相当数の人が経験したかもしれない新人研修の方が、実は例外的なことだったのかもしれないとも思う。

それに、社会でいろいろな経験をすれば、知りたいことも変わってくる。自分自身を振り返っても、自分が会計の本を読むとは思っていなかったが、読んでみれば、それはそれで面白い。

あるとき、会社関係の研修で、横浜国大の会計の先生が、「まぁ、もし会計に興味があれば、この辺を読んでもらってもいいかもしれませんねぇ。みなさんは専門でもないし、日本経済新聞社の伊藤邦夫『ゼミナール 現代会計入門』だとちょっと難しいかもしれないから。」といいながら、桜井久勝・須田一幸著「財務会計・入門」を勧めてくれた。

有斐閣アルマというシリーズの一冊で、シリーズの説明には「新しい時代の大学テキストシリーズ やさしさ・親しみやすさ・学びやすさ」なーんて書いてある。うちにあるのが第3版で最新が13版から初級編のテキストとしてきっと定番なのだろう。

そのときの読後感は、なんというか爽やかだった。入門書であっても「おお、文系の教科書もなんとかかんとか読めるじゃん」という満足感があったし、この本自体、曖昧なものいいをしないところが教科書として好きなタイプだった。

たぶん、この頃なんだよなぁ。自分の会社の資本回転率が答えられなくて会計のことが知りたくなったのは。そして、付箋をぺたぺた貼りながら読む方法を編み出したのは。

ということで、いろいろなことが何がきっかけで始まるかわからないという雑駁な感想へと続く。

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