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フューチャー・ライフログ

オランダのアムステルダムに行ったときに家具屋で面白い本棚を見つけた。壁まで積みあがった積読のように見えるが、実は背後に壁と床によって支えられた柱があって、その途中にある棚によって構成される本棚だ。積読は洋の東西を問わない。

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VR積読は今ではほぼ日常的にしていることだが、こんな風なリアル積読も悪くない。

結局、積読とは未来の自分との約束なのだろう。そして、積読を未来の自分の読書リストをバーチャルに作る行為と考えれば、一種のフューチャー・ライフログともいえるかもしれない。

若い頃に比べると、読書は少しずつ学びのためのものではなくなり、純粋な楽しみのものになりつつある。新しいことや知らないことも、それをぜひ吸収しようという貪欲さよりも、どこか知らない世界を旅するように、そして車窓から風景を眺めるように読むようになった。

もうそんなに遠くへ行かないし、だんだん身軽になっていこう。

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