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やさしみ

あるとき、レディバグさんから頂いたメールに、ある人のことを称して、"不思議なやさしみのある人"という表現が使われていた。

"やさしみ"とは不思議な言葉だ。"やさしさ"とは違うニュアンス。失った記憶の中のような響き。小さな子どもたちを見つめるまなざしや、生まれて一年に満たない赤ん坊を抱いたときに感じるような気もち。そんな感じなのだろうか。

辞書を引くと、「やさしい感じ。優雅なおもむき。穏やかで、もの柔らかな感じ。思いやりの気持。また、その度合」とある。だが、そこにある意味以上に、不思議な語感、感触のある言葉だ。

自分の中を探してみると、いろいろなことに対する"愛情"はあったが、"やさしみ"はうまくみつけられなかった。それでも、古い和歌にも使われているようなので、昨今の造語ということではないのだろう。

おく霜をかたみに払ふをし鴨もやさしみするか片恋ふ我を

それにしても「やさしみを表現する絵を創って」というだけでサクッと取りあえずでも出力をしてくるChatGPT君はすごい。ちょっとビックリぽんだ。

目指すか、やさしみのある人。ドロシーが「似合わねぇ~!」とせせら笑う様子が目に浮かぶ。

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