ヘクソカズラ
いくらなんでも「屁糞蔓(ヘクソカズラ)」という名前は、少し酷い。美しいとか可憐とかいう感じの花ではないが。
別名「灸花(ヤイトバナ)」「サオトメカズラ」。古くから、しもやけの薬として利用されていた、という。近所でも注意して歩いていると比較的よく生えている。
花言葉は「誤解を解きたい」
誤解を解きたいということは、それは匂いを嗅げということでしょうか。その勇気がなくて、子どもが小さいときに「この花の匂いをかいでみて」と頼んだことがある。
そのときは彼は「別に特に匂いはしない」と言っていた。小学生の1年生の頃だったろうか。もう時効だよね。本人には直接は言わないが、ちょっと申し訳ないという気持ちはある。やっぱり謝るべきだろうか?実害はなかったからよしとすべきだろうか。
「誤解を解きたい」
いや、彼はヘクソカズラにまつわる事実関係を知らないし、どうせ覚えていないだろうから、解くべき誤解は存在しない。はずだ。たぶん。
子どもが生まれる前、ドロシーに、「もし女の子だったら雲の子と書いて、雲子という名前にしよう。うんこ、うんこと馬鹿にされる」と言ったら呆れられた。女の子でなくてよかったね。
子どもが生まれた頃、ドロシーに、「うちでは餃子を焼売、焼売を餃子と呼ぼう。それで、テレビで餃子のコマーシャルとかしていたら、テレビの言っていることを信じてはいけない。テレビだって間違っていることをいうと教えよう。大きくなったらその事実に気づいて、呆れて非行に走ることもないだろう」と提案したら、「やめとけ」と言われた。
そうしなかったことが残念な気もするが、そうしようかと思ったことも併せて謝りたい。
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