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坂戸日記 2024.06.21

2024年6月21日(金)強い雨、夕方から曇り。

昨日は会社の創立記念日で半ドンだったので、午後、ゆっくりと本が読めた。おかげで、長いこと積読だった瀬名秀明『100de名著 アーサー・C・クラーク』読了。

瀬名氏が理系のSF作家なこともあり、随所でウルッとくる。センス・オブ・ワンダー。若き日のクラークと晩年のクラーク。そのすべてを含めて、瀬名氏はクラークが好きなんだなぁ。

読みかけのまま、ほとんど最初の部分で止まってしまっていたポール・オースター『ガラスの街』もかなり読め、先ほど読了。ポール・オースターは詠んだことがなかったけれど、普通に面白かった。

勢いで、これも読みかけだった吉田秋生『吉祥天女』(全4巻)も読了。吉田秋生は『河よりも長くゆるやかに』とか好きな作家だけど、『吉祥天女』は読んでいなかった。とても面白かった。

『ガラスの街』(1985)、『吉祥天女』(1983-1984)、『河よりも長くゆるやかに』(1984)とほぼ同時代だ。

先日、久しぶりに再読した吉本ばなな『キッチン』が1987年。個人的には、吉本ばななよりも、吉田秋生だよなと思う。

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