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東京都写真美術館
都内に出るとき、時間があれば東京都写真美術館に寄る。なんとなくこの美術館が好きなのだ。
最近だと、東京都写真美術館の収蔵作品から、テーマに沿って選ばれたTOP コレクションが面白い。次は7月18日からの『TOPコレクション 見ることの重奏』だという。10月までの開催だから機会を見つけて観に行こう。
下記の写真は、フィンバー・オライリー(カナダ)ロイター通信「ニジェール南部のタウアにある臨時食料配給所を訪れた母子」というタイトルのものから。2006年の世界報道写真展の一枚だ。
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その手はニジェールのアラッサ・ガリソウの手。その手がアラッサの母、ファトウ・ウセイユの唇に触れている。その手は一歳の子供の手。一歳といえば、なんと愛らしい手とまだ親が感嘆する頃だ。その隣では5歳の女の子がきれいな白い服を着せられて横たわっている。周囲の大人たちの声にならない悲しみが写っていた。
世界報道写真展は、今年のスケジュールには入っていない。以前は、世界報道写真展のときは時期をあわせて出かけたものだった。世界報道写真展が行われないようなのは少し残念だ。