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Collective Dialogues

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創造的で豊かな対話を実践するための工夫やヒント
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2020年12月の記事一覧

ファシリテーター目線でよく使ったオンラインツール4選&これから応援しているツール3選 ガオリュウサイド

この記事はYoutube オンラインファシリテーターの実験室の連動記事です ゆうこさんサイドはこちら → オンラインファシリテーターの実験室 Vol.14 オンラインファシリテーターの実験室 Vol.142020年に始めたYoutube。年内最後の更新です。今回は一気にオンラインの場が加速した今年、私たちが ・実際に使用頻度が高かったオンラインツール4選 ・個人的に好きで応援しているツール3選 をそれぞれ紹介しています。 このnoteは動画の中で私が選ん

2020年読んで良かった本ベスト5+α

今年もあと数日というところまでやってきたので、今年読んで印象に残っている本を紹介したいと思います。 コロナの影響で家にいることが増えたけれど、かといって読む量が特に増えたわけでもなく、人間には1年間に読む適切な量というのがなんとなく決まっているのかもしれないな、なんてことを感じます。 さて、1冊目。(ちなみに、本の紹介の順番には特に意味はありません) 2020年最初に読んだ本。障害、排除、介護など多岐にわたる問題が扱われているが、全編を通して読むと、「家族」というテーマ

オンラインの会議もツールの雰囲気で変わる。Zoomに慣れたら試して欲しいツール。〜ファシリテーター視点でのオンラインツール比較〜

窓のある会議室、ない会議室。 ホワイトボードのある会議室、ない会議室。 広い会議室、狭い会議室。 会議室の雰囲気で会議の感じも変わる ファシリテーターはその会議の特性やチーム、参加者の状態に合わせて会議する場所を選ぶこともあります。私は時々、近くの公園でやってましたし、眠そうな人が多い時は、二人組で散歩してきてもらってから会議を始めたりしました。 オンラインでのリモート会議も会議に合わせて使い分ける時代に2020年、たくさんのオンラインコミュニケーションツールが使われる

哲学者と切実さを共有することーー『はじめてのスピノザ』を読んで

哲学というと難解なイメージがつきまとう。 難しい概念がたくさん出てきて、何を言っているのかが理解できない。 私自身も難解さに挫折を繰り返してきたが、それでも哲学が好きだ。 なぜだろうか。 それは哲学者の切実さを感じるからだ。 文章を書くのは大変な作業である。それも膨大な量の文章となるとなおさらだ。 哲学書というのは一つの構築物である。その壮大な構築物を前にすると、これを作り上げた苦労と、それを突き動かした切実さを思う。 哲学を難解だと感じてしまうのは、その切実さ

iPad持っているなら、Miroを使わない手はない件(2020/12/02)

普段会議ではiPadのProcreateを画面共有してファシリテーショングラフィックをしています。会議の可視化ですね。ただ、ワークショップの場だとProcreateでは一人でしか描けないので、miroやmuralという同時に編集可能なツールを利用しています。でも、iPadでの手書きのスタイルが結構好きなので、miroやMuralもiPadで書きたいと思って以前チャレンジしました。ところが、Muralは付箋などをDrowモードにすると手書きで付箋にもかけたりといい感じだったので

気の向くままにインタビュー

このブログは「インタビューしあう」というテーマのアドベントカレンダー 2日目です。 「インタビューしあう」の目的は「言語化する体験をして得た感覚を言語化してみる」ということで、基本のやりかたも提案されています。 「インタビュー」ということ自体は、何か雑誌や番組にとりあげられないとなかなか行う機会はないものですが、それを少し日常の対話の中で取り入れるとどんな感じになるのか…。それが気になって今回もインタビューされる時間を作ってみました。お相手はこのアドベントカレンダーの主催

場の方向性の捉え方

このブログは「ファシリテーター」のアドベントカレンダーの第1日目になります。 「この場は、どこに行くのか?」私がファシリテートする場は、その場のゴールへの道のりが明確ではない場のことが多く、参加する人たちで進む道を考えて自ら選んだり、道なき道を行ったり、時にはゴールを変えたり、見失ったりします。そんな中で、この場はどこに行くのか?どこに向かいそうなのか?どこに向かうと良さそうなのか?と方向を模索しながらファシリテートします。ファシリテーターである私の中に進むべき方向があるわ