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丸駒温泉旅館(北海道)

「泊まってよかった宿」のその7。
その6はこちら

北海道に行くに際して,せっかくなら温泉宿に泊まりたいと思った。
行き先が札幌〜小樽なので,その近辺で探していた時にガイドブックの片隅に小さく掲載されていたのが,この丸駒温泉旅館だった。
支笏(しこつ)湖のほとりにある温泉旅館で,わりと有名らしい。
前情報は一切無しで行ってみた。

もう最高。

支笏湖のほとりにあるので,支笏湖が一望できる(当たり前)。
部屋の窓からも見える。湖に降りたらこれ。

支笏湖は水中のバクテリアが少なく,透明度が高いことで有名らしく(それすら知らなかった)「支笏湖ブルー」なんて言葉もあるらしい。雪も積もって夕方であることも相まってか,確かに青かった。
ちなみに,OMS(旧オリンパス)のカメラは青が綺麗に写ると言われているけど,OMSのカメラで撮って出てきた画像を見てたまげた。OMSのカメラは支笏湖のためにあるのかもしれない。知らんけど。

朝になると対岸の山から登る日の出も拝める。
対岸の日が昇ってる山はモラップ山,右手側の大きいのは風不死岳(ふっぷしだけ)というらしい。
前日の眺めもさることながら,この朝日で丸駒温泉旅館の完全優勝は決まった。
ありがとう、E-M1 Mark3
ありがとう、7-14mm Proレンズ
ありがとう、丸駒温泉旅館

部屋の窓の外には餌を求めてエゾシカもやってくる。

雪の下の葉っぱやら木の実やらをついばんでいた。

この旅館,浴室内はカメラ撮影禁止ながら,朝の掃除時間帯は「オフィシャル撮影タイム」として開放している。綺麗な景色を撮ってもらい,SNSに上げて拡散してもらおうという魂胆(←言い方)だそうな。

朝風呂だとこんな景色が見えちゃう。
丸駒温泉旅館は,湖のすぐ横に設けられているもう一つ露天風呂がある(写真は撮り忘れました)。不思議なことにそちらは湖と温泉の水位が同じく上下しており,まさに湖と共にある旅館という感じがする。ちなみに真冬でも真っ裸で屋外の通路を15mほど(もちろん衝立はある。女湯はもっと距離が長いらしい)移動しないとその湯にたどり着けないので要注意。

国立公園内にあるので電気も水道も通せないらしく,電気は自家発電,水は支笏湖から汲み上げているそうな。まさに自然の恵み。
だから館内にエアコンがつけられないらしいけど,オイルヒーターだかなんだかが付いてて十分に暖かかった。多分夏も十分に涼しいと思う。

新千歳空港から車で1時間かからないぐらいの距離で,しかもほとんど一本道なので,アクセスはかなり良い。各国からの直行便が飛んでいるからか,アジア系の宿泊客がかなり多かった。
一応,秘湯と呼ばれているらしいけど,行けるならぜひ行って欲しい。

https://www.marukoma.co.jp

#泊まってよかった宿
#支笏湖
#至福の温泉

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