見出し画像

インバウンドマーケティングでまず取り組むべきこと【Webサイトの改善】

こんにちは。

先日はインバウンドマーケティングの概要と、なぜここまでこだわりを持って取り組んでいるかをお伝えしました。

こちらから営業しなくても、お客さんからお問い合わせいただける夢のようなインバウンドマーケティング。
「ほなそれどーやんの?」という方向けの記事になります。

結論から言うと、「Webサイトをリニューアルすること」が最優先です。

インバウンドマーケティングについてはこちらのマガジンにて連載中ですので、ぜひとも合わせてご覧ください。


Webサイトを改善しないと意味がない

インバウンドマーケティングの中心はWebサイトです。
「いろんな経路から知ってもらって、Webサイトを経由してお問い合わせをいただく」のがインバウンドマーケティングの流れ。
つまりWebサイトがダメなままだと、穴の空いたバケツに蛇口を増やして水を入れてるようなもんです。

Webサイトの改善方法

実はBtoBのWebサイトの最適解はすでに出ています。こちらの記事をご覧ください。

実際にケアコラボのサイトも参考にさせてもらってて、明らかにコンバージョンが増えています。

とやかく言わずに、まずはこの通りにやってみることをオススメします。
Waculの垣内さんはWebサイトのムダな改善のことを「車輪の再発明」と呼んでおり、成功パターンの型通りにやらないのはまさにその通りだと思います。
ちなみに垣内さんの本オモシロいです。ぜひ読んでみてください。

あなたのサイトはユーザー目線ですか?

これは永遠の問いで、めっちゃ難しい質問。でも超重要。

もちろんケアコラボ社もずっと考えてるし、よりユーザー目線になれるようにずっと改善を繰り返しています。
そしていつもドツボにはまってしまいます。笑

ユーザー目線かどうか確認するポイント
・ユーザーの次の行動は明確ですか?
・ユーザーの課題が解決できるイメージが付きますか?
・よくいただく質問に対する答えは用意されていますか?

ユーザーの次の行動は明確ですか?

よくあるのが、イマイチどこに問い合わせていいか分からないパターン。
電話なのか?メールなのか?フォームなのか?
そしてそれはどこに載っているのか…電話ならいつならかけてもいいのか?
ユーザー目線で考えてみると、意外と書かれていないケースがあります。

価格や導入までの流れを知りたいのに、書かれていないと、お問い合わせするのもめんどくさいし「やっぱいいや」とか「他のとこ探そ」ってなっちゃいます。
別の記事で書く予定ですが、「お問い合わせする」という行為までのハードルは結構高いものです。

改善すべきはボタンの色でなく、次に何をすべきか?が明確に分かる文章やボタン作りです。

ユーザーの課題が解決できるイメージが付きますか?

企業が伝えたいことと、ユーザーの知りたいことは別です。

ユーザーは思い盛り盛りのポエム調の経営理念よりも、「そのサービス・製品で自分たちの課題が解決できるか」が知りたいんです。
(情緒的な要素も検討事項としては多いに影響します。ただしそれはWebサイトでなく、むしろ営業活動の中で伝えるべきです)

よくある課題や、それに対応する形でいかにサービスや製品が役立つかを書くのがいいでしょう。
このよくある課題も、企業側の想定と実際のユーザーの考えは違うかったりします。
アンケートを取る、展示会に出展する、導入事例を取材することで見えてくるので、ぜひやってみてください。

よくいただく質問に対する答えは用意されていますか?

さきほども軽く触れましたが、「お問い合わせ」へのハードルは予想以上に高いです。
僕自身も「営業かけられたらイヤやな…」と思って、お問い合わせしないことがよくあります。
もしWebサイトに検討に必要な情報が全て掲載されていれば、本気度が高い状態でお問い合わせします。

お客さんからよくいただく質問は、みんな気になることなので、Webサイトに載せちゃいましょう。
そうすればお問い合わせに対応する必要もなくなって、社内の対応コストも下げれます。

価格などの情報は出したくない…という意見も聞きますが、インターネットの発達した社会ではどうせすぐオモテに出ちゃいます。
ユーザー目線で気になると思われる情報は、むしろオープンにすることの方がメリットがあると思います。
価格差を付けないなど、オープンにしているとお客さんからも信頼していただけますしね。

インターネットの利用を前提としたインバウンドマーケティングにおいて、クローズという価値観はマッチしません。

優先すべきは「デザイン」でなく「コンバージョン」

サイトのキレイさも重要ですが、それは本当にユーザーが求めているものでしょうか?
ユーザー目線で適切なところに適切な情報を配置することが重要です。
たまにボタン押した先に求めてた情報がない時、イラっとしちゃいますよね。笑

かといってデザインがダサいと信頼感がないですよね。
むしろデザインに関しては「100点を狙う」ではなく、「赤点を取らない」という感覚のが適切かも知れません。

Webサイトの目的をブランディングにすると失敗するのはここが影響してるんでしょうね。
コンバージョンを目的にするとユーザー目線になる必要がありますが、ブランディングを目的とすると発信側の目線になる気がしました。

まとめ

インバウンドマーケティングやるには何よりもまずはWebサイトの改善です。
とにかくユーザー目線で自分たちのサイトを客観視してみるといいでしょう。
(うちのサイトも見る度に気になるとこ出てくるし、まだまだ改善の余地があります・・・)

Webサイトの改善は定期的に行っていくものですが、まずは成功パターンに沿って80点が取れる状態を目指しましょう。

次回はWebサイトの改善と合わせて考えたいコンバージョンのハードルについて解説します。


そしてこの記事を書いてるタイミングで、あの沈黙のWebシリーズのウェブライダーさんがこんな企画を・・・

執筆時点では未完ですが、Webサイトの改善にものすごく役立つコンテンツになりそうな予感。
早く続きが見たい!

記事を良いと思っていただきありがとうございます。 サポートは不要ですので、その分ご寄付いただけると幸いです。 特に子どもへの支援をされているNPOなどは個人的にも応援しています。