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初めてのチラシで売上げUP!岐阜市玉宮町老舗鮮魚店『魚ぎ』様

商工会議所と共催の『集客できるチラシづくり』セミナー参加者で『個別相談』を希望され実際にチラシを制作、折り込まれた事業者様に成功事例と課題をお聞きすることができました。
また、この地区の中日新聞販売店の協力のもと、企画、デザイン、配布地区の選定などの打合せ、そして折込と配達をトータルにお手伝いさせて頂きました。少し長くなりますが最後までお読みいただけると幸いです。

初めてのチラシで売上げUP!
新商品、イベントで完売!チラシの制作費を回収!

岐阜駅北口の玉宮町で100年以上続く老舗の魚屋さん『魚ぎ』様の事例をご紹介します。
魚ぎ 様はイベントで売り上げを増やすチラシを作りたいと、7月に岐阜商工会議所主催、岐阜中日会共催の『集客を増やすチラシ作成セミナー』に参加されました。受講内容に大変感銘され、その後個別相談を希望されました。個別相談では、再びセミナー講師を招き、魚ぎ 様の実情にあった指導をしていただきました。更に、チラシの企画、デザイン、配布地区の選定などの打合せを行い、イベント開催の2日前に新聞に折り込みました。

イベント当日は晴天にも恵まれこれまで以上に集客がありました。チラシに掲載した新商品が続々と売れて予定した個数を完売いたしました。また、店頭イベント終了後に刺身(サク)を求めるお客様で長蛇の列ができただけでなく、その他のお祭りイベントを回られた方がお昼時に戻って来られ、ランチに『マグロ丼』50個(2升)を売り切ることができました。
その魚ぎ 様にお話を伺いました。


① イベントの来場者は多数あるが、売り上げに繋がらない、、、
内藤様 「数年前から岐阜祭りに合わせて“マグロの解体ショー”を店頭にて開催しています。おかげさまでイベントにはとても多くの方に来ていただき盛り上がるのですが、売り上げにはつながっていませんでした。
これまで、SNSやブログなどインターネットのメディアで情報発信をしていました。また、友人がデザイン会社に勤務していたので、名刺やホームページ、ショップカードなどを作成して手配りをしていましたし、商工会議所の補助制度を利用して店頭看板や車両などに広告を掲載していました。
しかし、新聞折り込みチラシは利用したことがありませんでした。商工会議所や各種団体の知り合いなどから折込チラシの効果や魅力を聞いていたので一度挑戦してみたいと考えていました。
また、そんなタイミングに、商工会議所の月報に入ってきたチラシを見て「面白い!」と思って直ぐに申し込みをしました。秋のお祭りまでに何とかしたいという思いが通じたようです。


セミナーでは、受身ではなく実践的で動きがあり刺激的で面白かったです。ただ、人数が多かった為に、グループワークでは、多様な感覚のぶつかり合いになり、まとまりがなかなかつきませんでした。3~4人くらいの小人数の方がやり易かった印象です」。また「新聞にチラシを入れるには具体的にどうしたらよいのか?など、セミナーだけでは自分の中の疑問が解けず、個別だったらもう少し発展できるチャンスだと感じたので、個別相談を希望しました」。

② チラシ作成も配布もプロの指導で
内藤様 「数日後、中日会さんから連絡があり、これまでの状況やイベントの詳細をお伝えしました。そこで『専門家派遣制度』の活用を提案されました。すぐに岐阜商工会議所の支援課に相談していただき、10月6日(日)イベントに間に合うように8月19日に実施できることになりました。


個別相談(専門家派遣)では、3時間にわたって、現状の整理、企画、チラシのラフ案までできました。セミナーとは違い、日本全国の『マグロの解体ショー』のチラシ事例を研究すると、驚くほど多様なデザインがあり、興味深いと感じるものや、勢いのあるチラシには自身も参加してみたいと感じました。同じ一枚のチラシでも全く見え方が違うことに気が付き、お客様が来たいと思うチラシを作成することがいかに難しいかが分かりました。 特にイベントに足を運んでもらうチラシを作るにはどうしたらいいのだろうと思いました。また、これまで、本マグロを仕入れてきたにもかかわらず、解体ショーでは売れませんでした。その後に卸しで販売してトントンにしていました。今回チラシの目的は、その場で販売できて売り上げを上げる方法を探すことでした。専門家の鮎飛先生からはマーケティングの観点から新商品のヒントもいただき、具体的なイメージを思い描くことができました。


新しいチラシ作成にあたっては、商品の写真を探すのに苦労しました。「何しろ新商品なので、写真がなく原稿作成までに時間も無かったので、これまでのストックの中からイメージの近いものを選んで代用しました」。(笑)
デザインの一校ができて校正していただいたところ、的確なアドバイスをいただきました。一見デザイナーが作成したチラシはとても色のバランスがよく感じたのですが、商品が食べ物であることなどを考えると「売れない要素」になる可能性もあるので修正も含めて検討されては、とのことでした。直ぐに修正して印刷にかかりました。今思うと修正できたことで、イベント集客と商品販売も成果を出すことができたと思います。


チラシ折込の手配に関しては、配布したい地域の地図を見ながら相談できたことや、新聞に折込みチラシを配送する『中日岐阜サービスセンター』への連絡をして頂き、一人ではない安心感がありとても心強かったです。結果が出せたのは最適なコーディネートとサポートがあったからだと感謝しています」。

③ その結果、新商品が完売!
内藤様 「チラシを持って来られた方もあり効果を実感しました。紙のチラシは購買につながるのが分かりました。また店頭でもチラシを貼ったこともあり、それを見てマグロどんぶりや串焼きを注文される方も多くありました。おかげさまでマグロ丼は50個(2升分)を完売することができました。今後の課題として、串焼きをもう少しアレンジする必要があると感じました。また、チラシと実物が違うとお客様よりご意見があった為、早速プロのカメラマンさんに撮影を依頼いたしました」。

次回は春。『道三まつり』に向けてチラシを準備
内藤様「チラシひとつで反響は変わってくると思うので、デザインやSNSとの連動などやっていきたいと思っています。 最後は社長の判断となってくるので、今後も様々なアプローチを行っていくつもりです」。
「店頭のポップを目立つように工夫したり、YouTube(ユーチューブ)など動画にも挑戦してみたいと考えています。その時はまた色々とご指導いただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします」。

※『魚ぎ』様には、貴重なデータなどを提供していただきありがとうございました。

最後までお読みいただきありがとうございました。次回も成功事例をお伝えしていきたいと思います。

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