ぶらり熱海旅行記

2024年6月29日 11:43

今週、熱海へ旅行に行きました。記録に残しておこうと思います。

JR熱海駅のホームに着くと、反対側に浜松行きの在来線が停まっていました。いつか浜松に行って餃子を食べたいなぁと思いながら改札を通りました。

熱海駅ラスカ　パスタ屋一丁目

早めのランチに駅ビルのラスカでパスタを食べました。静岡県内で店舗を展開しているパスタ店です。うにのパスタにしました。生麵はもちもち、ソースはクリーミーでとても美味しかったです。後で調べたらところ、アイスミルクティーが有名なようです。気になります。

MOA美術館

https://www.moaart.or.jp/

世界救世教という宗教が設立した美術館で、国宝や重要文化財もあります。私は非信者ですが関係なく入館でき、勧誘の気配も全くありませんでした。
事前にオンラインでチケットを購入しました。1,540円でした。美術館の窓口（定価1,760円）より220円安く購入することができました。

熱海駅から路線バスに乗り、急な坂道をぐんぐん登って行きました。

エントランスはとても大きく、中は暗いようでよく見えず、ワクワクしました。オンラインで購入したチケットを提示し、大きなエスカレーターをひたすら登っていきます。なんだか非日常感が大きく、とても興奮しました。

天井には映像作品が投影され、時間を忘れて眺めました。

先へ進むと外に出ることができました。高台から熱海の海を見渡すことができ、開放感が素晴らしかったです。

階段を登って再び館内に入り、ガラス張りの美しい空間を楽しみました。

そして、いよいよ企画展へ進みました。

歌川広重の東海道五十三次と、現代の街並みを比較した画像や映像がリミックスされており、当時の人々の様子を想像しながら楽しみました。見ごたえがあり面白かったです。

常設展では、国宝や重要文化財の美しく繊細な作品を鑑賞しました。

カフェや和食店もありました。午前中の早い時間に美術館に行って、ゆっくりランチをするのもいいかもしれません。
庭園もあり、ゆったりと緑を感じながら歩きました。綺麗に整備されおり、リラックスできました。

美術館を楽しんだところで、次の目的地である伊豆山神社まで徒歩で向かうことも考えました。徒歩30分ほどでした。しかし、気温が高かったのと歩き回って疲れていたため、いったん熱海駅に戻り休憩することにしました。路線バスで急な坂道を下っていきました。

熱海駅ラスカ　Bakery&Table

美味しそうなパンがたくさん並んでいました。

マヌルパンとアイスカフェラテを注文しました。

マヌルパンはしょっぱさと甘さが絶妙でとても美味しかったです。アイスカフェラテも満足度が高く、また行きたいと思いました。

伊豆山神社

2020年以来、2回目の訪問でした。熱海駅から路線バスで向かいました。MOA美術館行きのバスと途中まで同じルートを走り、さらに坂道を登っていきました。途中、熱海の海がとても美しく見えるヘアピンカーブに差し掛かった時、3年前の土石流災害の現場かなと思いすぐスマホで調べました。やはり、そうだったので後で行ってみることにしました。

伊豆山神社前のバス停で下車し、石段を登りました。紫陽花が綺麗に咲いており、眺めながら登ったらあっという間でした。

登り切った先にある伊豆山神社からは、木々の隙間から熱海の海を見渡すことができました。源頼朝と北条政子の逢瀬の場であったと伝えられており、2人が恋を語らったと言われる石がありました。腰掛け石と言われているそうです。ロマンを感じました。
お参りをして、御朱印をいただきました。

涼しい風に吹かれて、ぼんやりと過ごしました。自販機の隣に白猫がいて、すやすやと眠っていました。毛並みが綺麗で、そっと眺めました。

帰りは石段を下る途中で右に曲がって、住宅街を歩きました。

3年前の土石流災害の現場

ヘアピンカーブの真ん中から山の方を見上げるとたくさんの草が生い茂り、海の方を見ると工事で使われる重機が並んでいました。逢初川の暗渠を広げる工事をしているそうです。
熱海の海がとても綺麗に見え、その美しさに自然の残酷さを感じました。人間なんてとてもちっぽけな存在に思えました。山の上からものすごいスピードで流れてくる土石流なんて恐ろしくて堪りません。献花台があったので目を閉じて静かに手を合わせました。
犠牲者の遺族や被災者が起こした裁判はまだ続いているようです。個人的には、100%自然災害とは言い切れないのかなと思っています。責任の所在が明らかになり、繰り返されることのないよう願っています。

2023年7月の記事です。