見出し画像

「いいえ、私はさそり座の女」とヴォイニッチ手稿

タイトルは美川憲一さんの歌「さそり座の女」で、冒頭の超有名な歌詞だが、世代が違うと分からないかも。このセリフ、いったいどのような質問に対する「いいえ」なのか、一時期話題になった(なってない?)。
「あなたはおとめ座の女?」→「いいえ・・・」
「あなたはさそり座の男?」→「いいえ・・・」

さて(話題変わり過ぎだが)、ヴォイニッチ手稿のなかには星座の曼荼羅がいくつか出てくるが、その中にさそり座もある。エビかザリガニのようにも見えるが赤いさそりと薄緑のさそりが描かれている。

イエール大学に保管されているヴォイニッチ手稿の公開PDF(ダウンロード可能)
PDFの131ページより(さそり座は一番右)

ナチュラルスピリット出版の「ヴォイニッチ手稿の秘密」によれば、人間が創られる時にそれぞれ固有の星の影響を受けるとされている。さそり座の星も二極性の気で支配されているが、他者否定はなく、自身の中にある二極性から脱却しようとするエネルギーを持っているらしい。

この曼荼羅では3つの層からなっており、低次から高次までどのようなエゴエネルギーが注入されるのか、解説されている。
同書からラインナップしておきたい。

上記の画像を拡大したものに矢印を追加しました。
(ヴォイニッチ手稿の4枚分がPDF1ページにまとめられているせいか解像度がいまいち)

各層で矢印のヒューマノイドの位置からスタートし右回りに進む。
どれも気づいたり乗り越えたりすることで成長できる。

注入されるエゴエネルギー
第1層(内側円)

①場を穏やかにする気
②孤独(孤高の気)
③空(=何も無いが全てがある)
④空想(楽しいことを想像)
⑤外見の美(内面ではない)
⑥羞恥心(自分の存在に対する恥で最も低次元)→努力に必要
⑦自己陶酔

第2層(中間)

①気分高揚から落ち込みまでのプロセス(二極性)
②探求心(ひとつのことを追求)
③母性愛(自分の子供に対して)
④夢を育む(現実的な夢、野心)
⑤先のわからない不安
⑥無気力
⑦傍観
⑧追い立てる(自身に対して)
⑨監視
⑩リラックス(他者からのアプローチで)
⑪指示

第3層(外側円)

①先がわかっている不安(決断力を要する)
②妄想
③空白を埋める行動(内面には向き合おうとしない)
④ブルーな気
⑤低次のパーソナリティ(自己イメージの歪み)
⑥信念という枠(いわゆる固定観念)
⑦自責(罪悪感に至る)
⑧おおらかさ(優越感に似た低次元なもの)
⑨老婆心(おせっかい)
⑩達成不安(達成にまつわる不安=次の目標喪失など)
⑪納得感(魂が感じる意識。肚で感じる。)
⑫波動を上げ維持しようとする意識

かなり詳しめの星占いのような感じにも見えますが、なかなかグサッとくる厳しめの内容もありますね(汗)。誕生日の12星座毎に分けて、たくさんの人間に性格診断テストをしてもらえば、星座毎に一定の傾向が出るのかどうか、科学的にも証明できそうですね。要素が多くて定義も難しいため適切な診断テストをつくるのが困難?
ちなみに「さそり座の女」の歌を聞いてみて、この星から注入されるエゴエネルギーの影響を感じたでしょうか?そして何に対する「いいえ」だったのかなにかヒントが分かったでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?