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外資系IT企業のエンジニアがビジネススクールの門を叩いた理由

自己紹介

こんにちは。大薗と申します。日本の外資系のテクノロジーカンパニーでソリューションアーキテクト (ざっくりいうとエンジニア職です) として働いています。

2022年4月から、社会人学生として、早稲田大学 大学院経営管理研究科 (WASEDA Business School) の夜間主総合コースに通い始めました。仕事が終わった後の平日夜間と土曜日の時間を最大限使って、経営について学んでいます。違う業界の方々はもちろん、同業界の方々、さらには同じ職場の同僚、お医者さん、会社経営者の方などダイバーシティ溢れる環境に身を置き、刺激の多い毎日です。今思えば、「入学前後のタイミングで挑戦の理由や抱負などを書き連ねておけばよかった」と思ったのも後の祭りで、入学後は想像以上の忙しさで振り返る余裕なく、あっという間に日々が過ぎてしまいました。昨日 8/6(土) に春学期(春夏クォーター)の授業の最後のレポートを提出し、久々にゆっくりな時間ができたので note に書いてみます。note デビューです。

なぜ今ビジネススクール?

他人の動機など興味のない人がほとんどでしょうが、案外みんなこんな感じなんじゃないか?と思ったりもするので、書いてみます。なぜ今ビジネススクールか。理由は細かいことを言うと色々ありますが、シンプルに言うと「タイミングが合ったから」です。逆に言うと、もし諸々のタイミングがかみ合っていなかったら、おそらく挑戦していなかったと思います。

元々ビジネススクールに興味を持ったのは 10 年以上前、自分が社会人として独り立ちして一段落し、スキルアップのためにグロービス経営大学院の単科生コースに不定期に通い始めた頃です。ようやく社会がどんなものか見えてきて、ある程度自由に働けるようになった自分にとって、普段自社の中では触れないような考え方に触れることや、異なる業界・業種の仲間とのディスカッションはとても新鮮でした。それから自分の見ている狭い景色を世界のすべてだと思わないように常に意識するようになったし、いつか本格的に経営・ビジネスを学ぶ期間を作りたいと思うようになりました。

ただ、当時の自分は他にもやりたいことがあったり、大事なライフイベントも発生したり、もちろん金銭的な問題もあったりで、ビジネススクールというものを最優先にはできない状況が続きました。そのため、しばらくは仕事をしながら、自分なりに独学で勉強を続けていきました。

その後、ちょうど 5 年前の 2017 年頃に業務で課題を抱えていて、またビジネススクールへの思いが再燃したのですが、ちょうど現職への転職と重なったことでいったん計画を横に置くことにしました。転職してきたばかりの分際で二足のわらじは履けないと思ったからです。それよりも、早く周りに自分が何者かを知ってもらい、自分の価値を証明することを先にやっていこうと切り替え、自社で 2 年以内に XX をする、4 年以内に XX を成し遂げる、といった 2 つの目標を立てて走ってきました。

そして、周りの支えあって目標を 1 年前倒しで達成した翌年の 2021 年に、改めてビジネススクールを検討し始めました。ちょうどその頃、自分の携わる業務においてもさまざまな外部環境や内部環境の変化や、テクノロジーだけでは解決できない問題にも直面し、ビジネススクールで学びを深めたい分野が増えてきたのもよいタイミングでした。

かくして、2021 年の 1 年をかけて受験校選びと受験準備を行い、2022 年 4 月にビジネススクールの門を叩いて現在に至るというわけです。はじめの段階では海外のスクールを考えたのですが、結局様々な理由から受験は早稲田大学院一択とし、一発で決めたかったので相当しっかり準備をしました。コロナ禍という状況もあってかここ最近受験生も非常に増えているらしく、過去最多の倍率だったと後から聞きましたが、そんな中で合格をいただけたのは幸いでした。このあたりの詳細はまた、今後の参考になる方もいるかもしれないので、別のエントリで書けたら書こうかなと思います。

おわりに

これからの世の中、いかにしてテクノロジーを作っていく、活用していくことが社会にとって重要であることは論をまたないことで、私はエンジニアの端くれとしてテクノロジーフォーカスで世の中をよくしていきたいと思っています。一方で、技術だけでなくもっといろんな角度から物事を知り、視座と視点を上げて視野を広げていきたいと思っているのも今の自分です。これから早稲田ビジネススクールの素晴らしい教授や学生の仲間と切磋琢磨して成長しながら、自分もいろいろな場所で何かを与えていけるように努力していきたいと思います。

P.S. これから先ビジネススクールも一つの選択肢として考えている人がいたら、声かけてください。

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