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働きながらビジネススクールで学ぶことの本当の意味での大変さ

こんにちは。今日も以下の記事から始まった、外資IT企業で働きながらビジネススクールに通っている話シリーズです。

先週でビジネススクールも秋クォーターが終わり、1年の3/4が過ぎ去りました。Time flies、あっという間です。
秋は戦略やアントレプレナー系の濃い授業が多く、次々に課題をこなし、終わったと思えばまた次の課題がやってきて…という感じで非常に大変でしたがその分学びが非常に多かったと感じています。
# ちなみにまだいくつかの最終課題は終わっていません。。
トップの写真は高田馬場で時々いくとんかつ屋さんで撮ったものです。とんかつで栄養を摂らなかったらやっていけなかったと思います。ありがとうとんかつ、ありがとうコレステロール(やばい)。

やってみてわかった「働きながら学ぶ」の本当の大変さ

さて、今日はクォーターの切れ目でキリがよいということもあり、大学院生活が始まってずっと心のなかで感じていたことをちょっと書き残したいと思います。

「働きながら学ぶというのは大変なことだ、覚悟をしたほうがいい」とはよく言われます。実際、自分もそのつもりで入学を決めましたが、言っても「さすがに仕事に比べたら楽だろう(自分に跳ね返るだけなので)」とどこかで思っていた自分もいました。しかし、そんな甘いものではなく本当に両立は大変だなと、痛いほどに実感している毎日です。仕事には忙しさの波があるし、学校の授業にも同様に波があるものですが、それぞれの波がちょうどよく交互にきてくれるとは限りません。むしろ、その波が重なることもあります。というより、重なることのほうが多い気すらします。二足のわらじを履くことは本当に大変で、課題期限に追われながら想定外の仕事のタスクの割り込みが発生したときなどは睡眠時間を取れない時もありました。

ただ、そういった「物理的に時間が足りなくて大変だ」ということよりも個人的にきついなと思うことは、フルパワーで働けてない自分に対してのもどかしい気持ちです。これは、入学まではそこまで想定していなかったことです。自分の場合、ビジネススクールにくる前(正確に言うと行くと決めて準備をし始める前)はメインの仕事以外にこぼれ落ちてくる仕事をどんどん拾っていたし、色んな人を巻き込んだ取り組みもたくさんしていたし、日本時間には日本メンバーとがっつり働きながら深夜・早朝には海外メンバーとコミュニケーションしてスピード重視で課題解決するといった感じでかなり仕事量も多かったと思うし、そんな働き方が好きでした。周りからもなんか常にオンラインなうるさい奴と見られていた気もします。しかし、今はどうかというと、かなり意図的に働き方を変えていて、まずアフター5に仕事をすることをやめ、予定を入れないようにカレンダーもブロックしました。異動もしてLead ポジションも別メンバーに譲り、能動的に行っていた海外コミュニケーションも極端に減りました。働き方を変えないと物理的に両立が無理だと思ったからです。自分なりに葛藤はありながらも、今は人生におけるインプットの期間と言い聞かせて割り切ってやっています。

上司や近いメンバーにはビジネススクールに通っていることを伝えているので、この状況を理解されています。しかし、別チームのメンバーなど、自分と関わるすべての人がこれを知っているわけではないので、特に過去一緒に働いていた人から見ると「あれ、あんなアグレッシブだった人がなぜ?」みたいになるわけです。まぁ実際に面と向かってそんなことを言われる訳ではないですが、空気でなんとなくわかるのと、のちのちそういった人に事情を話すと「なるほど、そういうことだったんかいっ!(納得)」的なリアクションを取られることからも、以前とのギャップがかなり大きくなっているみたいです。また、状況を理解してくれている人たちに対しても、だから何も考えてなくてOKということは当然なくて、迷惑はかけないようにしないといけない。仕事は仕事ですから。

ということで、自分にとっては物理的な時間確保という意味での大変さと同じかそれ以上に、フルパワーで働けていない状況にいること、それを認めざるをえないことに対するもどかしさを乗り越えることが大変だなぁと思っている今日この頃なのです。「働きながら学ぶというのは大変なことだ、覚悟をしたほうがいい」という言葉の裏には、こういうものも含まれているよな、というのが今の自分の実感です。

これは個人が置かれている状況や働き方のタイプ、所属企業やポジションなどによって変わるだろうし、もしかしたらあまり一般的でない感覚かもしれませんが、こういう思いをしている奴もいるよということで、特に、これから働きながら学ぶという選択をしようとしている方には参考にしていただけたらと思います。

ではまた!

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