2月29日㈭

・ホテルの部屋に人間がいた痕跡を消す仕事。
 僕のシフトが3月末に6連勤になっていたことをチーフが今日気づき、「ごめんね気付かなくて。どこ休みにする?じゃあ水曜日休みにしとこうか」と、間に休みを入れてくれた。

 31歳にもなって、自分から言わずに気づいてもらうの待ちしてるのマジ良くないなって反省。

 まあ、正直、6連勤はキツいっちゃキツいけども、まあでも6連勤でもいっか、って気持ちでもいた。


 世の中、6連勤で働いてる人は山ほどいるし、この仕事は10時から15時までの1日5時間だけだから、その後家庭教師行ってるとはいえ世の中的にそんなに長時間働いてるわけでもないし、仕事終わりはめちゃくちゃ疲れるけど、とはいえ同僚の9割が熟女で、なんならゴリゴリのおばあちゃんじゃんって感じの人も働いてて、ゴリゴリのおばあちゃんと僕が同じ労働内容で同じ労働量だから、ゴリゴリのおばあちゃんがめちゃくちゃ凄いのか僕がゴリゴリに甘ちゃんなのか、

とかいろいろ考えちゃうけど、休み貰えるなら有難く貰っておくに越したことはない。その日は誠心誠意休もう。


・松屋でカルビホルモン丼を食べる。
 松屋に住民票移してもいいくらい松屋が大好きで、新メニューが出たら必ず食べちゃう。
 食べちゃうけど、で美味しいんだけども、でも結局のところチーズ牛丼が一番美味しい。あとは肉が見えなくなるくらい紅しょうが乗せまくった牛丼。

 10代の頃は紅しょうがの存在意義が全くわからなくて、まず何故赤いのかもわからないし、なくていいだろって思ってた。
 けど今は

「牛丼とは、紅しょうがを乗せるための台である」
「牛丼 is 紅しょうが置き場」

だと思っている。
 
 人は、変われる。


・人妻の家に行ってその家の子供に知恵を授ける仕事。
 本当は往復1200円くらい交通費がかかってて、そこを
「往復1000円までしか出せない契約のご家庭なので、申し訳ないんですけど200円は先生に自己負担してもらってもよろしいでしょうか・・?」
って講師派遣会社の担当者に言われて仕方なく了承した。

 が、担当者が人妻に「片道500円」のところを「往復500円」だと誤って伝えてしまい、もちろん人妻は何も知らないからわざわざ封筒に入れて
「こちら、交通費です」
って毎回500円くださるんですけども、全然足りない。
 1回の指導で毎回700円自腹切るのは地味にダメージ。

 かといって、「あ、片道じゃなくて往復で1000円です」だなんて、わざわざ封筒にまで入れてもらってるのをそこから指摘するのは無理だわー言えないよーっていう、


いや、言えばいいんですけどね。てか、言ってればよかったんですよね。
一回目の段階で
「あ、申し訳ないんですけども、片道で500円ですので、往復ですと1000円でございます」
って言っておけば人妻も
「あ、さーせん、」
って1000円にしてくれたと思うんですけど、一発目で指摘できずに帰ってしまったことでもう今さら「やっぱ1000円です」って言えなくなってしまったという。

 で、かれこれ1年経ってしまった。

 初手でミスるともうそこから巻き返すことは不可能だという教訓を得たので、今後の人生におけるありとあらゆる場面で、初手を大事に大事に、初手で「あれっ?」ってなったときにそのままなあなあにしたらもう二度と取り返せなくなるから、気づいた段階で「あれれーおかしいぞー!」って江戸川コナンくらい騒いでいきたい。



・Youtubeで島田紳助のトーク集をずっと見ていたら気づいたら深夜。
 人類に考えられるありとあらゆる全てのハラスメントを平然とやっていた。
「最近のテレビは面白くなくなった」とかいうけど、たしかに人が殴られてる映像とか交通事故のドラレコとか事件事故の防犯カメラ映像とかってついつい観ちゃうのと同じように、人がゴリゴリに何かしらのハラスメントされてる一部始終ってたしかについつい観ちゃうよなー、今のテレビは普通に安全運転してる車のドラレコ流してるようなものだからそりゃ刺激は少なく感じるよなー、でもあの時代に戻りたいって本当に思うの?キツくない?

って、具体的に誰とかじゃない架空の「大衆」に対して問いただすという不毛な時間を過ごしました。
 架空の誰かの架空の主張に架空の怒りを覚えて架空の論破をしようとする癖が僕にはあるので、なんか、そういうのは、今後、やめよう、と思う。


もしお金が余っていましたら、ください。