3月1日㈮

・ホテルの部屋に人間がいた痕跡を消す仕事。
 勤務時間が5時間だと法律的に途中休憩を設けなくて良いらしいが、お腹は空く。
 なんやかや力仕事なので、お腹が空くとフラフラの状態でベットメイクとかしなければならず、さすがにしんどすぎる。

 先輩からも、パンとかおにぎりとか持ってきて途中で階段や空いてる客室で食べていいよとは言われている。
 とはいえ、15時までに部屋を仕上げなければならず、1秒とまではいかなくとも1分は確実に争うレベルで時間との戦いだから、ゆっくり昼食を食べている余裕がない。

 ウィダーインゼリーで10秒チャージしていた時期もあるが、ただ単に栄養補給をするだけではどうも元気が長持ちせず、口を動かして噛んで何かを食べた方がその後の体力の回復具合が全然違う。

 ということで、作業着のポケットの中に一口サイズのおせんべいとかチョコレートとかをたくさん入れておいて、作業しながらちょいちょい口の中に入れて手を動かしながら食べるのが一番良いということをここ最近発見した。

 そして今日はさらに、世の中いろんなおせんべいがある中でも、ハッピーターンが一番良いということが判明した。

 ハッピーターンって「あの粉が最高」とか「指まで美味しいよね」とか何かと過大評価されてるんじゃないか。そこまで他のお菓子と比べて頭一つ抜き出てるってほどではないだろ。てかお菓子として結構普通、10点中5点、いや4点、くらいのレベルだろ。

 って内心思っていたのですが、今日、この仕事の作業の合間にちょいちょい口に放り込むのに味も噛み応えも腹もち具合も一番丁度良いということを発見して、ごめんごめんあんたやっぱ凄いわ、ってハッピーターンの魅力をやっと受け入れることができた。

 その感じで、ダウ90000のこともいつか受け入れられる人間になりたい。



・布団=無人島、金属バットの社会の窓、を聴く。



・人妻の家に行ってその家に住んでいる子供に知恵を授ける仕事。
 小学生。国語の長文問題。
 読んでいる途中で眠くなられていたが、隣で座っている僕も眠くなっていたので、おあいこ。


・大学の先輩とやっているpodcastの収録。
 今日はアメリカに住んでいる人とZOOMで収録した。
 ありがとう、ZOOM。
 便利。

 本来だったらこういう肩書のこういう雰囲気の人とは僕は交わることなどないんだなというタイプの方々だけど、お喋りしてみたらめちゃくちゃ波長が合って、めちゃくちゃ楽しかった。

 業種とかオーラとか顔面のパーツの配置とかでこの人と俺は合わないとかそういう偏見を持って交友関係を狭めていくのは本当に勿体ないことなんだ、と実感した。

 ひよって人付き合いを避けてばかりでは何をどうしたって人生は好転しようがなく、勇気を出していろんなタイプの方々と触れ合っていった方が、楽しい出来事に遭遇する確率が上がる気がする。
 
 もちろん嫌な人に出会ったり嫌な思いをするリスクもあるけど、リスクを恐れすぎて長い目で見たらそれこそがとんでもなく大きなリスクでしたわ、っていう人生を送っているので、リスクを背負わないことこそがリスクなんだってことを念頭に置いて、多少無理してでもいろんな人と関わり合っていきたい。


もしお金が余っていましたら、ください。