4月7日㈰~11日㈭ パディントンさんに弟子入りしたい

4月7日㈰
・生まれて初めて砧公園に行く。
 花見客の人で賑わっていたが、しかし不快な混み方ではなく、バドミントンやフリスビーなどで遊べるくらいの空きスペースも確保されつつ、桜も圧巻の咲き具合で、素晴らしい。
 花見シーズンだけでなく、一年中ピクニックなどもできる感じで、ピクニックをしたい!!という気持ちになる。
 ちなみに私は花見として行ったわけではなく、花見に興じる方々の合間をただただ歩いて通過していっただけなので、来年こそはちゃんとお花見をしたい!という欲望を強く抱く。


4月8日㈪
・ホテルの部屋に人間がいた痕跡を消す仕事。
 おそらく新人研修か何かがあってこのホテルに連泊してるんだろうな、という団体さんの部屋の清掃が5部屋くらいあって、大量の荷物が置かれた部屋のベッドメイクとかするのはなかなか大変だったけれど、疲れた若者が部屋に帰ってきてこうなってたらちょっとは癒されるかな、とか考えながら仕事するのは楽しかった。

 適当にその場しのぎの仕事をしてもその瞬間は楽できても長い目でみたときに虚しくなるだけだから、こうしたら他人が喜んでもらえるかなってことをしっかりやって、それがたとえ自己満足でしかなかったとしても、自分だけでも満足させられればそれで充分な気がする。
 それをちゃんとやっていれば、たまには他人のことも満足させられるかもしれない。


・パディントン2を観る。
 完全になめてかかっていたので、吹き替え版にしてスマホとかいじりながら適当に観ていたのだが、気づけばめっちゃ笑ってたし、最終的に号泣してしまった。
 ベタなところは逃げずにちゃんとベタをしっかりやって、ベタをちゃんとやってるからこそ小ネタで遊んでも全体が全くブレないし、その小ネタにしっかりお金を準備とこだわりをちゃんと費やして作りこんでいるのがまた、すごく良い。

 パディントンさんは相手にウザがられても他人にちゃんとコミュニケーションを自分からガンガンとっていって、他人にガンガン親切にしていって、それで友人を増やしている。
 私もパディントンさんの生き方を見習わねばならない。


4月9日㈫
・人妻の家に行ってその家に住んでいる子供に知恵を授ける仕事。
 女子校に通う高校生。
 クラスメイトに、おじいちゃん先生を「推し」として追いかけている人や、男の先生のことを「ダーリン」と呼んでからかっている人がいるらしい。
 私は女子校に通ったことはないけど、なんか、女子校っぽいな、という強靭なリアリティを感じた。



4月10日㈬
・ホテルの部屋に人間がいた痕跡を消す仕事。
 鍵持たずに外に出てオートロックで締めだされたとおぼしき男の人が、舌打ちをしながら廊下を肩いからせてエレベーターに向かって歩いてて、私が言うのもなんだけど、往生際悪いなと思った。
 そこはもう「あたた~!やっちゃいやした~!えへへ~」って苦笑しながらアタフタしてた方が絶対格好良い。ダサいと思われたくないという考え方こそが何よりもダサい。自戒を込めて。


・父親の墓マイリングに行く。
 普段は手ぶらで墓石の掃除だけして帰るのだが、たまにはと思って線香を持っていく。
 が、初めてなので適量がわからず、とりあえず束ごと火をつけてみたら、たいまつ?、ってくらい燃えて、焦る。
 しかし慣れてくると、火を眺めている時間がそれはそれは癒し効果。キャンプしている気分、これは墓キャンプだ、という気持ちになる。
 今後も墓キャンプファイヤーをしに頻繁に墓マイリングしようと思う。
 今日で30墓マイルは貯まった。50墓マイル貯めると三途の川をバナナボートで渡れる。



4月11日㈭
・SSSS.DYNAZENONというアニメを最終回まで一気見する。
 最初の1~4話くらいまでは「あ、このノリ俺無理かもな」って思いながら観てたけど、5話くらいからもう夢中になって最終話までいってしまった。

もしお金が余っていましたら、ください。