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おじさん小学生の絵本チャレンジ2回目


今回調べた絵本はこちら

おばけのかんづめ なかや みわ

Amazonでは中古品しか取り扱っていない様子(記事投稿時)

属性情報

読んだ日 2021/02/22
note投稿日 2021/02/26
題名 おばけのかんづめ
作者 なかやみわ
発行所 (株)ブロンズ新社
第1版発行日 2004/5/25
刷数 1
価格 1300
装丁デザイン 坂川事務所
発行者 若月眞知子
協力者 -
組版・印刷所 吉原印刷
製本所 田中製本
ISBN 4-89309-321-5
ページ数 36p
サイズ 19cm*21.8cm
画法 クレヨン・水彩?

0回目の記事でなかそねさんがコメントで紹介してくれた「なかや みわ」さんの本を図書館で借りてみた。「おばけシリーズ」は続編もあるようだ。

勇気がなく友達もいない「くよくよ」くんが「おばけのかんづめ」を見つけ、それを開けたところ…というお話。

端的に「くらがりチャレンジ」の話で、幼少期にこのニュアンスに触れて、肯定することができると人生が変わるんだろうなと思った(もちろん危険もある)

自分ひとりでやるのではなく、誰かのために(しぶしぶでも)やり始めることに「群れの力」とでも言うようなものが作用するのかもしれない。

脱線するけど、女の子の風船が、せっかく取ってもらった後に割れてしまって、ちょっとかわいそうだった(ネタバレ)

あとおばけが飛んでいって風船をキャッチすればいいのでは?とか大人が言ったらダメなんだろうな。子供が自分で気づいてツッコむのはそれはそれで良い。

作者 なかや みわ

1971年10月22日埼玉県大宮市(現:さいたま市)生まれ。女子美術短期大学造形科 グラフィックデザイン教室卒業。

キャラクターデザイナーを目指してサンリオに入社し仕事をしていたが、流行に左右されず時代を超えて愛される絵本に憧れ、専門学校の絵本コースで川端誠に学ぶ。

出版社への持ち込みを経て、制作に1年を要して、「こどものとも年中向き」1997年5月号として『そらまめくんのベッド』を発表。読者アンケートの結果は好評で、次の作品も掲載されることになった。1998年に『はりねずみのはりこ』(福音館書店)を刊行、以後多数のシリーズ・作品を作っている。作品によって、色鉛筆、パステル、クレヨン、水彩絵具等の画材を使いわけている。

2010年4月から2012年3月まで女子美術大学芸術学部アート・デザイン表現学科准教授。

作品によって画材を使い分けているというのは今作もそうだった。サンリオに勤めていた人なんだな。准教授もされているようだ。

サンリオ、80人のコンペに勝っても1年で市場から消えるのは過酷だ。

専門学校絵本コースの先生だった川端誠ってどんな人なんだろう?

どこかでみたことのある感じだった。そういえば今作も「おばけ」だな

思ったよりアイコンの写真が若かった。

発行所 (株)ブロンズ新社

創立: 1983年10月1日ということで、比較的若い会社?発行者は現在の代表取締役の名前になっていた。

装丁デザイン 坂川事務所

坂川栄治プロフィール
1952年北海道生まれ。
アート・ディレクター、装丁家、文章家、写真家。
雑誌『SWITCH』を創刊から4年間、アートディレクションをする。
1987年坂川事務所設立。書籍の装丁だけでなく、
広告・PR誌・CD・映画・空間デザインのディレクションをするなど幅広く活動する。
1993年講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。
代表作に吉本ばなな『TUGUMI』(中央公論新社)、
ヨースタイン・ゴルデル『ソフィーの世界』(NHK出版)がある。
今まで手掛けた装丁本は3000冊を超える。
著書に『写真生活』(晶文社)、『遠別少年』(光文社文庫)、
『「光の家具」照明』(TOTO出版)、
『捨てられない手紙の書き方』(ビジネス社)がある。

TUGUMIの装丁を手がけた坂川英治さんの事務所。坂川さんは2020年8月に亡くなっており、会社のサイトは2017年のアシスタント募集で止まっていた。絵本は2004年のものなので、まだまだ現役だったのだろう。

組版・印刷所 吉原印刷

本社は新潟、東京に営業所がある。新潟だからか、お酒の久保田のラベルを作っているところだった。

印刷会社というのは大体は大きい企業なんだな、というイメージがついてきた。

製本所 田中製本

「田中製本」という会社はGoogle検索では出てこなかった。「田中製本所」であれば、愛知県と埼玉県と京都府で3件、「田中製本紙工所」が岐阜県に1件。なんとなく、埼玉県さいたま市の田中製本所かな?と思う。サイトなどは無かった。

あとがき

前回は翌日に更新できたが、念のため週1ペースとしておいてよかった。月末はちょっと忙しいので、また来週の金曜日までに1冊分投稿するつもりでやっていきたい。








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