なんか思ってたんと違うんですが?間接民主主義の問題点(乾麺タイプの民主主義)
どうも。鳥頭おじさんです。
今の社会とか世の中が全然わかんなくなったわ〜
というところから、スタートしたおじさんのお勉強?もすでに数週間経ちました。
その間、本など読んで勉強しております。
今日のテーマはズバリ「なんか思ってたんと違うんですが?間接民主主義の問題点」
前回の「つかぬことを聞きますが、民主主義ってなんですか?」を受けて新たに生まれた疑問でございます。
ざっくりいうと、私たちが知っている民主主義の形式って「間接民主主義」というものなんです。
間接民主主義とは乾麺タイプのラーメンである。
なんていうか、ラーメンで言ったら生麺タイプが直接民主主義。
乾麺タイプが間接民主主義みたいな感じですわ。
「民意」というラーメンをなるべく再現度高く政治に反映しようとすれば、あらゆる議題を国民投票で決めるのがある意味正確な答えが得られる。
でも、効率とかコストを考えると、いちいち国民投票するのは現実的じゃないし、国民投票って雰囲気で間違った結論に至ってしまうリスクもあるわけです。
そこで、次善の策として登場するのが間接民主主義です。
こっちは言ってみれば、乾麺タイプのラーメン。
生麺タイプほどには、お店の味、いや、民意は再現できない。
どうしても、間接民主主義の方式では、直接民主主義ほどダイレクトに民意を政治に反映できないのですね。
あれ?そんなこと望んでないんですが?民意に反する政府の施策
もっというと、今、現在の話題で言うならば、目下「72%の国民が少子化対策のための社会保険料増額に反対だ」と言っている(毎日新聞 2023.04.16)。増税を示唆したのは、岸田総理大臣(2023.04.24現在)です。岸田さんは自民党の総裁でもありますよね。
さらに、去年8月の安倍首相の国葬にも多くの人が反対でした。
※小数点1位以下切り捨て。※新聞/メディア名は順不同
まだまだ、探せばあるかもですが、ちょっと調べただけでも国葬に対して、国民は厳しい見立てをしています。
注目して欲しいのは、政権よりと言われる「産経新聞」「読売新聞」ですら、反対が多いということ。
アンケートによってばらつきはあったにしても、概ね過半数以上の国民は反対している政策や施策が次々実行される。これって民主主義なんだろうか?
おさらいですけど、民主主義ってなんだっけ?
ん?民主主義って、こんな定義じゃなかったですか?
それじゃあ、多くの国民が反対する政策を進める政府与党は選挙に負けるはずですよね?
ところが、先日(2023.04.23)に行われた衆議院の補欠選挙では、5議席中4議席を自民党が取りました。(TBS News dig: 統一地方選挙2023 衆参補欠選挙【LIVE】 結果 開票速報 ライブ配信一覧 知事選挙・市区町村長の選挙など 統一地方選挙後半戦 衆参5補選【随時更新】 衆議院の千葉5区、和歌山1区、山口2区と山口4区 参議院大分選挙区)
おっとっと、ところがどっこい、政府与党(自民党)が圧勝している・・・
あれ?民意、反映されてなくない?
国民の大半が反対している政策を断行しても、与党が選挙に負けないって、本来ならおかしいのです。
でも、現実にはしょっちゅうこの手の出来事は起きています。
そう。
これこそ、私がよくわからない点なのです・・・
なぜ民意と選挙結果が逆になるのか?
で、勉強してみたんですが、目下の結論はこんな感じ。
選挙制度とは、一種のアルゴリズムなんじゃあないか?
アルゴリズムっていうのは、
というもの。
要するに、民意を「選挙制度」に入力して、一定の回答を出す仕組みです。
でも、これ、ちゃんと機能してるんですかね?
皆んなが反対しても、政府が勝手に色々進めすぎてませんか?
じゃあ、なんで民意が政治に反映されないか?について考える必要があると思うんです。
例えば、民意と選挙結果が整合しないとしたら、少なくとも2つのパターンが考えられるのではないだろうか?
アルゴリズムにエラーがあるので、民意をシステム=選挙制度にインプットしても、間違ったアウトプット(選挙結果)が出る。
アルゴリズムの特性上、一定量の入力=投票数=民意が確保されないと、実情を反映したアウトプット(選挙結果)が出力されない。
間接民主主義って、主権者が自分の考えに近い人を代表に選んで政治をしてもらう仕組みです。だとすれば、代表を選ぶアルゴリズム(選挙)がポンコツだと、民意=主権者の意思なんて永遠に政治に反映されません。
もしかして、これが私たちが感じている「思ってたんと違う」政治の原因なんだろうか?
そんなわけで、次回は「え?少数派が多数派になる??民意反映アルゴリズムとしての選挙制度」について考えてみようと思います。
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