日本のどこかに私を待ってる人がいる。私のセカンドキャリア実体験
第88号(2023年1月4日)
第87号(2022年12月28日)笹井美千恵さんから幸せバトンを受け取りました金澤美冬と申します。
自己紹介
初投稿なのでまずは自己紹介をしますと、おじさん・オジサネーゼLCC(ライフキャリアコミュニティ)という、定年前の準備、定年後のスタートを応援し合うセカンドキャリア相互支援&情報交換コミュニティを運営している者です。
私自身、サラリーマンをやめて独立というセカンドキャリアをスタートして5年目ということもあり、今回は私自身の実体験(2018年に独立してから今まで)を通して思う、セカンドキャリアで大事だと思うことについて書いてみます。
セカンドキャリアは初志貫徹?
それはセカンドキャリアは初志貫徹でなくていいということです。私の場合、最初は20代30代向けの転職エージェントとして独立しました。転職エージェントに在籍していた経験や20代30代が転職市場では活発だという裏付けがあり、これに人生をかけるぞ!!という覚悟でスタートしたのです。でも、やってみると集客はうまくいかず、集客できたとしてもドタキャン当たり前、なんとかセッティングした面接もバックレられたり、などで心がすり減っていきました。それでも最初に決めたんだから、と自分を鼓舞していましたが、「これからずっとこの辛さに耐えながら生きていくのは無理」と思い、違う方向に舵を切ることにしました。
2つ目も3つ目もうまくいかないが・・・
しかし舵を切った2つ目もうまくいかず(30代40代女性のためのキャリア塾。自分も子育てをする女性だからいいと思ったのですが、集客ゼロでした)、3つ目もうまくいかず(おじさんのための講師塾。講師をつくる力量がありませんでした)、ということが続きどんどん自信をなくしていましたが・・6つ目くらいでやっとおじさんLCCという冒頭でもご紹介した活動に行き着くことができました。最初はおっかなびっくり「みなさまのセカンドキャリアがうまくいくために何ができるだろう?」と緊張していましたが、だんだんと自分が楽しくて仕方なくなりました。それもそのはず、20代の頃から趣味として「おじさん研究」をしてきて、特におじさん同士の会話やコミュニケーションを蔭から見ることに喜びを見出していたため、それをzoom、リアル、メッセンジャー、Facebookなどで堂々と見ることができるありがたい毎日が続いております。
社会と自分との融和点を見つける
なぜもっと早く気づかなかったんだろう?と今となっては感じますし、いろんな方から「好きなことを仕事にできていいですね」と言われる機会も多くなりましたが、やはりそれも、1つ目、2つ目・・・とやってみないことにはわからなかったことだと思っています。
私の周りでも、1つ目でうまくいかず、2つ目、3つ目とやってみてひらけてくる、ということが多いです。なぜなら自分の頭の中で考えているだけではダメで、社会に自分をぶつけてみて初めて自分の立ち位置(求められていること、できること、好きなことでさえも!)が、浮き彫りになるからです。自分が自分のことを知っていると思っていた私は過信していて傲慢だったなと考えるように至りました。
日本のどこかに私を待ってる人がいる
たしかに一度決めたことを途中でやめることは、周りの目もあるし難しいことに違いありませんが(私はそうでした)、自分を必要としてくれる誰かがそこにいないのであれば、次の場に行く軽やかさや勇気がとても大事だと思います。日本のどこかに、世界のどこかにいる、自分のことを待ってくれている人をずっと待ちぼうけにしているわけにはいきません。うまくいかない1つ目に拘泥せず、次、また次、とやってみることで、自分の社会での活かし方が分かってくるはずです。時間はかかりますが、それがセカンドキャリアで超重要なことであり、今年も色々なことに挑戦したいと決意をしている理由です。
リレーマガジンぷろぴのひろば、次回はセカンドキャリアで7つのことに挑戦している(とご本人はおっしゃってますがそれ以上ありそうな)ヒロ大谷さんにバトンをお渡しします。
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