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2-7|自動運転アルゴリズムに潜む矛盾【PPP-戦争論】

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歴史を俯瞰しながら向こう数十年に日本で内戦が起こることを予想する。日本の地理的性質に注目しシンギュラリティが社会をどのように変革するか、大胆に説明された本。21世紀中盤の主要なテクノロジーである自動運転についての考察をはじめ、この技術の悪用方法に触れながら、物流戦争を乗り切るための最新兵器「ドローンユニット」について解説する。




静岡県って富士山があって噴火する可能性あるじゃないですか。噴火を完全に予想することは未だにできていなくて、噴火したらどうするかとかは分かってるけど、噴火自体は大きなリスクじゃないですか。

富士山が噴火したとき、TeslaのAI が自動運転システムを乗っ取る可能性があることは既に述べました。「悪意への道は善意で舗装されている」みたいな言葉がありますけど、まさにそういう話でもし富士山が噴火とすると 富士山って静岡県の右上にあるじゃないですか。

山梨県との県境の辺り、富士市と山梨の甲府市との間にあります。で、あの辺を通る車があるとして、もうちょっと遠いとこ掛川インターから静岡インターに向かっている車があるとしますね。もちろんTeslaのAIによって自動で運転されています。

例えばの話ですが、富士山が30分後に噴火しますとアラートで分かったとしますよね。みんなその情報を知って、避難をするわけで、それが出た時に掛川にいる車があって、掛川から静岡に向かうんですよ。

30分後に富士インターを通過すると、そこは火山灰・マグマまみれだと予想されるとするじゃないですか。 こういう時のことを考えてほしいんですよ。

でも乗ってるのは人間とは限りません。乗っているのはロボットと食べ物ですよ。あるいはコンテナ貨物が乗っていう可能性が高いです。それが30分後に絶対に富士インターに着く事が予想されたら、どんな業者でも回避したいと思うわけですよ。

もちろん自動運転だから進む速度とか分かってて30分後にその車が富士インターにいるって分かってて、その車が掛川にいて静岡インターに向かっています。その車をその場で止めることが現状のAIではできないんですよ。

AI が画像認識で人間の目として動く限りそれは不可能です。車が緊急時にも普段通り個別で動くとどう考えても渋滞するんですよ。


AIはこのような想定外に全く役に立ちません。車を所有している物流会社は単純化するとクロネコヤマトと佐川とアリさんマークとします。その3つが独自のタイミングで 0.1秒でも狂ったらダメなわけですよ。

かつ富士インターに行ってる車とかは効率的に逃げなきゃいけないんですよ。 もう一刻を争っている、そういう状況で全員が一気にインターチェンジを降りる選択をすると道路が渋滞してたらどう考えても追い越し車線にいる車は降りれないんですよ。

これをどうやって解決するのって言ったら全部の車を一つのソフトウェアで動かすしかないです。




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