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センチメンタルジャーニー

伝えたいことがたくさんあるんです。
大切な人たちに。もう、前みたいには会えない人たちに。
私は、過去を振り返らずにいられない、
失ったものを数えないと生きていけない、
そんな人間なんです。

思い出すたびに美しくなる、
あの瞬間を手放すことができないのです。

人間は、ないものねだり、というか
失ったものねだりをやめられない、
そんな生き物だと思います。
そう思えば、過去を振り返る自分を正当化できるから。仕方がないと、思い込むことができるから。

そんな私は弱い人間でしょうか。
ダサい人間でしょうか。

もし、他人がこんなことをぐずぐず言っていれば、普段の私はひどくこき下ろすと思う。女々しい とか、ナヨナヨすんな とか、酷く汚い言葉を使って。
ただ、今の私なら、
自分が弱いことに心から気付いてる今なら、
優しく頷いて、
隣にいてあげられる気がする。
落ち着く、自然に穏やかな気持ちになるbpm遅めのインストなんか流して。


まず、今はあまり会えないあの2人。
いつも誘えば夜遅く若しくは朝まで遊んでくれたあなたたち。
集まればいつでも楽しくて、時間を忘れた。
終電で帰る!と誓って飲み始めても、必ず逃してタクシーに詰めて座って、騒いでた。
色々あったけど、全てが今では笑い話でいい思い出です。
真面目な話も、悲しい話も、くだらない話も、なんでもいいから、あなたたちと過ごす時間は幸せでした。

ありがとう。

次に、マイメン。
マイメンってなんか恥ずかしいし、カッコよくないけど、あなたにはぴったりな表現です。
高校生に入って、同じクラスにあなたがいてくれて良かった。クソみたいな話だって、誰よりもしたし、クソガキから一緒に少しずつ大人になれてる気がする。
あんまり会えなくなって、
昔みたいに話せなくなることが大人になることなら、私は大人になりたくない。
酒もタバコも、あなたと一緒だとまじ美味い。
また高校生に戻れるなら、2人でチャリで目的もなく走り回りたい。朝までナルティメットストームしたい。電話しながら、パズドラやりながら、モンスター飲んで勉強?したい。
親父になっても、アホ言いながら酒飲みたい。

マイメンよ、ありがとう。


次に、先輩。
あなたは、この三年くらい誰よりも話ました。
まず、こんなに趣味の合う人間はこの世に存在しません。こんなに私の全てを知る人はいません。3日に一回仕事で会って、一生喋ってたらそりゃそうです。どんな内容でもあなたとの会話は居心地が良くて、ありのままをさらけだせる。
この歳になって、そんな人と出会えるとは思ってなかった。
いい音楽を、いい時間を共有できる。
私の音楽を最初に聴いてくれて、良いと言ってくれた。私のつくる音楽をいつも最初に聴いてほしい。それが駄作でも。
あなたが聴いてくれるから、私は作ります。
この職場を選んで良かった。
また飲みいってグータッチで解散しましょう。

ありがとうございます。


今日はこの辺にします。
後悔は数えきれない程あるけれど、
あなたたちと出会えたことで、今までの人生は間違ってなかったと思えます。
すがりたい過去があるのも、あなたたちのせいです。

心から、ありがとう。

この文章はあなたたちに、他の誰かに届いて欲しいわけじゃないです。
ただ書きたいから、今の私の気持ちを、どうにか残したいから。


希望の朝の前夜はセンチメンタルジャーニーなんです。

では。




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