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2023年9月19日の乾杯


2023年9月19日の乾杯。まだまだ暑い9月、一緒に落語を聴きにいったおじさんとおねえさん、再び流行始めたコロナに終演後のお話は自粛して、リモートでいろいろとおしゃべりを。
おじさんが遭遇した浅草サンバカーニバルのこと。おじさんが観たお芝居や二人がそれぞれに観た映画『君たちはどう生きるか』のこと。お気に入りの俳優のこと、演劇を推すということについても、あれやこれやとお話ししています。

👱演劇のおじさんと
👩おねえさんです。よろしくお願いします。
👱今日は元気そうですね。
👩うふふふ。しかし、今日も暑いですね。もう、9月19日ですか。
👱暑かったですねぇ。
👩もう残暑、残暑ですよ。昨日今日ともう勘弁してって。体が少し涼しさに慣れてきたと思ったらもうこの仕打ちですよ。暑い、暑い。
👱私、今日は朝からお昼まで作業をしていて、少し時間はずれたのだけれどご飯を食べに近くのすき屋までいったら、夏の間はすき家ってかき氷があったのですけれどね。
👩おお、はいはい。
👱それが9月になったらおわっていやがんの。
👩えぇ、まだ暑いのに。
👱そう。近くの中華料理屋さんの冷やし中華も終わっちゃっていたし。
👩もうほんと、なんとかしてほしい。
👱暑かったと言えば、一昨日に知り合いとの用事があって三ノ輪の方までいってね。
👩はいはい。
👱で、帰りに浅草を回って帰ろうとしたら、丁度サンバカーニバルの真っ最中で大変なことになっていて。
👩えっ?ああ、サンバカーニバル。

浅草サンバカーニバル(写真に問題がありましたらお知らせください)

👱浅草のサンバカーニバルって超有名なのですって。もう30年以上も続いているみたいで。
👩知らない・・。
👱人混みの向こうで夏らしい衣装の女性達がすごくパワフルに踊ってた。
👩へぇ。それはまた通ることができなそう。高円寺の阿波踊りみたいに。
👱というか、あそこまで女性達が開放的になるのかっていう衣装を纏ってのパレードなので。
👩ふーん。
👱時間もなかったからそんなにたくさん観ることができたわけではないのだけれど。コロナも怖いしね。
👩はいはい。
👱できる限り人混みの真ん中に長居はしないようにしつつだったけれど。でも、観ていると、雰囲気は全然違ってもグループの構成はなんとなく高円寺で観た阿波踊りと似ている気がするんだよね。
👩さっき話しかけていたやつね。そんな感じがするよ。
👱うん、阿波踊りだと最初に高張り提灯を持った人が先導していく感じなんだけれど、サンバだとそれがチーム名の書かれたプラカードだったり。で、踊る人も大きな羽根なんかをつけて踊る人がいたり民族衣装で踊る人がいて、最後に楽隊。歌手がついているのはサンバの特徴かも知れないけれどね。それが目の前を流れていくのね。
👩ああ、なるほど。
👱でさ、一緒にいた人が、その羽根つきの女性に釘付けになって動かなくなってしまうので。
👩うふふ。でも。もういいよ、サンバの話は・。まあ、暑いとぴったりとくるはなしだけれどさ。
👱私も目を奪われましたけれど。というか9月にあれをやるので暑さも去らないのかとも思ったのだけれど。
👩うふふふ。
👱まあそれはともかくとして、私たち一緒に落語を聴きにいったんですよね。
👩そうですね。行ってきましたね。
👱三鷹市芸術センターで桃月庵白酒師匠の独演会でしたけれど。

三鷹市芸術文化センター

👩本当はね、いつもだったら落語会などでご一緒するとお食事をするのですけれど、ここのところちょっとね、コロナもぶり返してきたので今回はこうしてネットを介してお話をしていますが。
👱安全第一でね。
👩うん。でもよかったですね。師匠の語り口の柔らかさにも惹かれて。白酒師匠はやわらかく丸っこくもお話をされるかたですよね。
👱うん。割合とスタンダードなネタが多いんですよね、彼は。
👩うんうん、そうですね、確かに。
👱あの、喬太郎師匠などの場合、スタンダードなネタでもかなりバイアスの効いた話をされるのだけれど、白酒師匠の場合は基本は忠実に守った上でという感じが強くて。
👩でも、白酒師匠の色みたいなものはしっかりと出ているからおもしろいなぁと。
👱ほんと、おもしろかったですよね。
👩うん。
👱あの、白酒師匠がされた3席のうち、最初の『長屋の算術』というネタは知らなかったのですよ。聴いたことがなかった。
👩私も知らなかった。
👱でも、あれってとても面白い噺だなぁって思って。
👩うん、とっても。
👱あれって多分テンポがとても大切な噺で、それを白酒師匠が語るとこうサクサクとすすんでいく。
👩はい。
👱白酒師匠って語り口は丸みがあるのだけれど、芯のテンポがしっかりと効いているから、ちょっと複雑な噺でも滞らず観る側が無駄に考えたりせずするするっとはいってくるじゃない。
👩うふふふ。
👱そのあたりがね、語り口に歯ごたえがあって、でもそれが滞らずにごまかされずにしっかり入ってくるというか、曖昧になっていないというかね。
👩うん。
👱あと、まくらもとても面白いしね。
👩そうですね。
👱ええ、古今亭志ん生師匠に連なる十代目金原亭馬生一門と古今亭志ん朝一門のお話とかね。そうかぁって。
👩白酒師匠というのはね、もちろん、喬太郎師匠もそうだけれど、なんというか入門編ではないけれど、初めて聴くひとにも噺がわかりやすいし、落語を聴くときの入門編としてもいいのではないかなぁって思っちゃう。むしろ観て欲しいなぁって。落語を観たことのないひとに。
👱そうですよね。初めて聴いたとしても絶対惹かれますよね、白酒師匠の高座は。喬太郎師匠だとちょっと癖があるんですよ。
👩あぁ、あるね。それは感じる。まあ、それを聴きたくて足を運んでいるんだけれど、我々は。
👱そうそう。ただ、初心者っていわれるとお勧めは白酒師匠の方なのかなぁって気はするけれどね。
👩やっぱりそうかなぁ。
👱一方、落語好きのおじさん曰く、マニアになればなるほど喬太郎師匠が面白いっておっしゃっていたけれどね。
👩あははは、そうかもね。
👱うん。でも、白酒師匠は初心者が聴いても面白いけれど、でも歯ごたえもちゃんとあるというかね、そういうところもあるから。まあでも、最後の『大山詣り』はほんとしっかりとやっていた抱いた感じで。聴き応えもあって。
👩うん。
👱まあ私もちゃんとは2~3回しか聴いたことがなかった噺なのですけれどね。でも、しっかりリズムがあって。
👩聴いた後に、なんだろな、なんて説明したらいいのかわからないけれど、落語って聴いていくと全然噺家さんによって語りのというか、ひとつひとつの、まあ独演会だから特にかもしれないけれど、カラーがでるというか、語りの形がでるなぁって思って。白酒師匠の噺ってほんと傷つかない感じがするんだよなぁ。別に喬太郎師匠の噺が傷つくということではないんだけれど。その面白さといいますか、なんといいますか、外連味がやわらかいんだよなぁ。そういうところって歌武蔵師匠なんかもそうなのだけれどさ。
👱うふふふ。まあね。
👩歌武蔵師匠はもう少し強いというかね、やさしいのだけれど強さがあるというか。
👱そう、パワーがあるんだよね。
👩うん、パワーがある。
👱油断しているとこっちがそのまま押し出されてしまうような力があるから。
👩その、語り口とかすごく柔らかいのだけれどね、なんだろうね、あのパワー。歌武蔵師匠、好きだなぁ。
👱まあ、でも、あれは喬太郎師匠の方が、ネタをするにしても、企んで仕掛けてやっているような感じはするのね。
👩うんうん。
👱それに対して白酒師匠は、さらっとやるのだけれど、聴かせるところは編み込んでいるみたいなまくらの可笑しさがあるじゃない?
👩うんうん。まくらなんかにしてもしっかりと繋がって行く感じが小気味よいというか聴いていて気持ちがよいですよね。
👱そうそう。
👩それでいうなら、喬太郎師匠は時々むちゃくちゃなところから始まるから。
👱うふふ。
👩それが聴きたいのだけれど。それはまたちょっと別というかね。
👱喬太郎師匠は興が乗ってくると自分でも止められなくなってくるみたいな感じを醸したりしてね。
👩なんの話をしていたんだっけとか言い始めるからねぇ。
👱まあね、いろんな方がいらっしゃってというのはあるのだけれど。
👩うんうん。
👱そういう意味では兼好師匠もまたちがうじゃない。
👩うんうん、そうですね。
👱兼好師匠はいろいろにオーソドックスな感じもするのだけれど、時々びっくりするような毒をもっていらっしゃるからね。
👩まあ、話を広げてしまうと際限ないからあれだけれど、まあ今回のネタは貼り付けて置いてくださいね。
👱ああ、それはもちろん。
👩そこで気になったのならどういうネタなのかなって見て頂ければと思います。ググるとでてくるからね。
👱あと、そうだ、駒平さんも良い語り口で。
👩面白かったですよね。前座さんなのですか。
👱多分、前座修行の最後のころのではないかなぁ。
👩のっけからまちがえていらっしゃったけれど、それも愛嬌ということで、とてもよかった。それでちゃんとお客様を味方にするというか愛されるというのは大事ですよね。
👱いやぁ、大事なことですよ。
👩めちゃめちゃ大事ですよね。
👱あれをやっちまったときに憎まれないというのも才能ですからね。
👩うんそう、ほんとに。ほんとに面白かったです。
👱三鷹では白酒師匠も喬太郎師匠も年に二回独演会とか勉強会とかをされるじゃないですか。
👩そうですね。
👱どちらもチケットが大変ではあるけれど、できる限りがんばってあれは継続して観ていきたいですね。
👩うんうん。
👱今回『長屋の算術』という話は初めてだったりもして、継続して観ていくというのは噺を憶えるのにも良いとおもうのね。
👩ああ、そうですね。確かに。噺をどんどん憶えていくと、演じる方というかそのネタを掛ける方によって全然違うというのもまたおもしろいし。
👱噺を知っていたとしても、たとえば落ちがちがったとかいうのを発見するとかいうのもおもしろいじゃないですか。
👩おぉ、今回はこのネタか、こう落とすのかとかいってね。おもしろいよね。落語って。もう知っている噺をこれかぁ、なるほどなるほど、これは久しぶりにこれを聴きたかったんだよとか、繰り返し楽しむ、その受け継がれてきた文化というのもおもしろいなぁと。
👱あと、途中まで同じように語られる違う噺とかっていうのもあるのですよ。
👩あぁ、ありますね。マルチエンディングだよね。
👱あははは。最後はどのネタに流れていくのかなって。
👩どれだ、どれだという。
👱そうそう。有名な例だと若旦那が病に伏せっていて、心に抱えていた物があるのだけれどそれがなにかを言ってくれない。で両親がそれを誰かに聞き出してもらうという筋立てになってね、そうすると観客はどこに発展するのかはらはらする。それがたまたま出会った女性に恋い焦がれているのであれば「崇徳院」だし、夏に蜜柑が食べたいとなれば「千両みかん」だし。あと変わったところでは金物を舐めたいということで「擬宝珠」に舵を切ることもあったりしてね。
👩うんうん。
👱ネタの前出しがなければ、噺家さんの方も客の反応を見ながらどっちにいこうか考えていたりして。
👩それにしても、まあ、観ることができるうちにみておいて欲しいよね。やっぱり生で観るのは全然違うから。落語はおもしろいよ。我々は落語普及委員会ですから。
👱あはは、喬太郎師匠は還暦だし、白酒師匠は少し若いのだろうけれど、二人ともまさに脂がのっているときだから。
👩そうですね。
👱高座を観るたびに贅沢をさせて頂いていると思っていますけれどね。
👩ほんと、ありがたいこと。
👱うん。
👩喬太郎師匠もね、ちょっと足?腰?わからないけれど悪くされたりとかしているみたいだから、お元気なうちにとおもう。
👱うふふ。
👩まあ、変わってもくるからね。やっぱりいろんな面で。どっちが良いとか悪いとかではなくて。今を聴いてって思う。聴けなくなったら悲しいから。
👱まあ、上方の噺家さんなんかでも、若いころに聴いて、亡くなる少し前に聴いて、その味わいの違いというのを何度も経験しているので。
👩うん、本当にそう。全然違う。
👱是非にということで。

👩是非に。ところで、話はかわるのだけれど、私、最近ジブリの映画をみまして。
👱ほう、なにをご覧になったのですか?
👩『君たちはどう生きるか』を。
👱おぉ、それは私も観ましたよ。

新宿ピカデリー

👩ほう。なんか不思議な、大人向けジブリでしたね。
👱うん。
👩私は好きだけれどな。
👱なんか、ほんとにジブリって感じもしましたけれどね。
👩した、まあまあ、というか、あぁ、昔のじゃない?最近のジブリじゃないよとは思った。
👱あぁ。
👩最近のジブリという感じではない。まああるよ、あるけれど。
👱でもさ、あれ観てさ。
👩いや、でもわかる?あれ。子供が観てわかる?子供が観てわからなくない?
👱えっ?
👩お子さんが観てわかる?
👱うーん、お子さんが観て・・、ストーリーは一応あるじゃない。
👩まあ、一応ね。でも、わかる?
👱あの、なんだろ、たとえば積み木をつむところなんてそうなのかもだけれど、人生を生きてきて、うろ覚えに憶えていたことに突然意味が生まれてわかることってあるじゃないですか。
👩それはそうだけれど。今はわからないでしょ。要はさ、千と千尋を観たときみたいな感じではないじゃないでしょ。トトロを観たときのような感じではないもの、あれ。
👱まあね、子供達に人生ってこんななのですねとかしらっと言われたらそれはそれで怖いけれどね。
👩言わないよ。そういう作品ではないじゃん。という意味よ。
👱まあね、でもその中になんか昔課題図書にもなっていた記憶のある同名の本が一瞬出てくるのね。
👩それが『君たちはどう生きるか』でしょ。私、読んだことはないんだ。
👱私はなんかもの凄く昔に読んだ覚えがある。内容とかかなり忘れてしまっているけれど。
👩まあ、ネタバレを防止するために、あんまり内容に触れるのは良くないと思うのだけけれど。だってネタバレ防止の為にパンフレットとかまだ売っていないんだよ。
👱いや、パンフレット買ったよ。
👩もう売り始めたんだ。
👱売っている。
👩でも売ってなかったじゃないですか。この前まで。
👱らしいね。
👩だから、この内容に関してはもう少ししてから話すことにしたいのだけれど、それこそ映画館での上映が終わってからとか。でも、そうは言っても観てもよい映画ではないかと私は思った。まあ、いろんなことは言われるだろうけれどね。彼は好きなことをやり始めているなぁって思った。うふふふ。
👱まあ確かに、なんか一人の作り手の集大成だなぁとはおもったね。そう、宮崎駿さんの。それはすごく思ったなぁ。
👩うん。まあ、もう少し話すつもりだったのだけれど、ネタバレをするのはあまりよくないのであれだね、あんまりしゃべることができないね。
👱うーん、まあね。ただ、ひとつ思ったのだけれど、私は予備知識をほとんど持たずに観に行って、観ている時には全然意識もなかったのだけれど、この映画、声優陣が凄いのね。
👩あぁ。でもさ、ちょっとこういうのを言うのは余り良くないのかも知れないけれど、お父さん、どこの誰とは言わないけれど、木村さんだと思うのだけど、一瞬下手じゃないかなって思ってしまって。下手ではないけれど聴いていてなんともいえない気持ちになってしまって。へたじゃないんだ、下手じゃないのだけれど、私には合わないと思ってしまって。下手じゃないんだ。合う合わないだとおもうんだ。
👱私はねぇ、彼について言えば、物語としかるべく距離を取った演じ方だったなぁというふうには思えたのね。
👩でも、なんかひとりだけ浮いて聞こえたのよ。それでいいのかなぁ。まあ、確かにあのおとうさんは浮いてもいるのでそれでもいいのかもしれない。そう思う。
👱本筋の外側に存在感を作っているようには感じたのだけれどね。
👩でも、めっちゃ浮いて聞こえたんだよなぁ。その他の人達がめちゃめちゃ自然すぎてねぇ。まあ、出ちゃうんだろうね。オーラが出てしまうんだろうね。
👱そもそもあのおばあさん達にしても、とんでもない名優揃いだけれど、声優の方達が演じる語り口とはちょっと違うじゃない。
👩でもさ、でもさ、あのおばあちゃんたちのなかに滝沢カレンさんとかあまり女優業をやっていない方もいらっしゃったでしょ。
👱まあ、一方で大竹しのぶさんが入っていたでしょ。
👩もう凄すぎて。でも、それも凄くない?滝沢カレンさんがどの役をやっていたのか、最後のエンドロールを観ていて、えぇ、滝沢カレンさんってどれ?って思って。
👱滝沢カレンさんはあれに声を当てていたみたいよ。あれ。まあもうあちらこちらのWebに情報は公開されているけれど。
👩へぇ、あれね。了解。でも観ることができてよかった。やっぱり映画館で観るのはいいねぇ。あの、一回『風の谷のナウシカ』を映画館でやるってなったことがあったでしょ。
👱ああ、はい。
👩あれも観に行ったのだけれど、ジブリを映画館で観るのっていいね。あんまり観に行ったことがなかったのだけけれど、ジブリを映画館で。金曜ロードショーで観ることが多くて。
👱ほら、俳優さんというか声優さん達の声の響きがテレビでやっている音と映画館で響くでは違うんだよ。あれはやっぱり映画館のちょっと広がる感じでの音できいていると全然イメージが違うよね。
👩まあ、あれは映画として作っているからね。あの作品たちはね。でもジブリをそろそろあれで観たいよね。サブスクでジブリを観たい。観たい、観たい。
👱なるほど。
👩そうだよ。ところで、私はもう全然映画とかしか観ることができていないのだけれど、おしさんは最近舞台を観られたのですか?
👱そうですね。けっこう。ただ、実はまた、中止になった公演も少し出てきているんですよね。
👩あら、そうなのですか?増えてきたから?コロナさんが。
👱そう、増えてきたから。あの、「東京夜光」という団体を観に行ったのですが、そこも最初の何日間か、公演が中止になってしまって。
👩あらあら。
👱ただ、あれの扱いが2群から5群に変わったからさ、
👩うん。
👱罹患しても拘束期間が短くなったじゃない。だから、罹患した俳優やスタッフの方々の復帰も早くて、前半だけ中止とかいう公演もけっこうあって。
👩へぇ。
👱「なかないで、毒きのこちゃん」とかは全部中止になってしまったけれどね。なんかとても心が痛んだ。
👩ちなみに、みたやつは?
👱その「東京夜光」『fragment』は公演期間の真ん中を予約したのだけれど実質的に初日みたいになっていたのですよ。

吉祥寺シアター

👩ああ、なるほど。
👱あれも、いろいろにすごく考えさせられるお芝居でね。
👩そうなんだ。
👱物語としては昔演劇をやっていたサークルの人達が7年後か8年後にみんな集まってバーベキューをやっているというところから始まって、その後みんな大人になって、戯曲家になったり、CMのプロデューサーになったり、テレビやいろんなところで売れたり、俳優をがんばっていたり、でもそのなかで売れないままの俳優もいたりという感じが描かれていくのだけれど、また売れない役者については売れたいという気持ちが演技に見えてしかうから売れないんだとか言われたりもするのだけれど、でもそこに突然たくさんの戦車がやってきて、爆撃機が飛来して、彼らは戦争に巻き込まれてしまうのよ。地下の洞窟に逃げ込んで、そこが昔の戦争の時の軍需工場だったみたいで、当時の日記なども発見されてと展開していく。。
👩はい。
👱で、いうてもクリエーターたちだから、そこに残っていた当時の手記をドラマに残そうとして反戦色を持った作品を作るのだけれどみたいな。で、そのあとどうするかというのが後半なのね。
👩うん。
👱でね、まあ、いろんな恣意が織り込まれた群像劇だとも思ったのだけれど、またそれが作品のモチーフかというと違うとは思うのだけれど、なんか観ているうちにウクライナの人達の戦争の感覚って案外こんな感じなのかも知れないなぁとか思ってしまって。
👩ああ、それはちょっとわからないけれど、それは。そうなの?
👱だって、今まで普通に平和な暮らしをしていたものが、突然ミサイルが飛んでいて戦車が走り回ってという生活になってしまうわけでしょ。
👩あぁ、そういうことね。
👱うん。
👩ああ、なるほどね。
👱ある意味理不尽に家が壊され人が死んでいくわけでしょ。
👩ああ、そうね。
👱舞台を観ていて捉えられたのはその実感。ウクライナのニュースを目にするたびに、やっぱりその戦況などに目が行くわけですよ。やれドンバス地方はどうなったとか、マリウポリはとか、キーウの状況はとかね。もちろん、人々の暮らしや死などにも心を痛めたりもするのだけれど、でもそれは戦況の情報と一体になったどこか遠い世界の客観的な事実にしか過ぎない。で、舞台を観ているうちに、あらためてそれらは外から見ている感覚で、実際にそれが自分たちの出来事になるとこういう風な感覚になったり雰囲気なのだろうなぁっていうことを凄く思ったのね。
👩うんうん、なるほどね。
👱ましてや全然予備知識もなしで、公開情報にも目を通さずに観に行ったから、なにか不意を突かれた感じで、その状況がどっと入ってきた感じもあって。
👩はい。
👱で、劇中で概ね作品はできたのだけれど、そこに外からの連絡が入ってきて臨時政府ができたので一緒に戦ってくださいみたいなことになってきて、そうすると反戦の作品はまずいからそれを消そうという話になるのだけれど、唯一下手な俳優はそれを拒もうとするのね。そこにも戦争が現実になったときの社会の縮図をみるようで惹き込まれたのだけれど、それよりも戦争が自らのこととなったときの色んなことの感じ方とか見え方がずっと心を支配して、なにかウクライナの報道に触れるときの感覚も変わってね。それは作り手の寓意とは外れたことなのかもしれないけれど、色んな意味で良くできているなぁと思ったし、気づきもあった。
👩うんうん。
👱面白かったですね。観終わって暫くいろんなことが巡り残った。
👩あぁ、なるほどね。うんうん。あと他にもなにか観ましたか。
👱「MCR」『絡め投げプリンセス取り』も観ましたよ。

劇場MOMO

👩おぉ、どうでした。
👱主宰の櫻井さんが、自分の中でも最高傑作の一つと呟いていらっしゃって。
👩へぇ。映像化とかするのかなぁ。
👱映像化は・・、たぶんしないでしょうね。
👩配信は?
👱配信もするのかなぁ。とにかくね、世界の構造が分かる終盤は淡々と行き場なく切ない話ではあった。
👩ふーん。
👱あの、これまでMCRに出たことがないのではと思う女優が何人もご出演なのですよ。女子高校生役で。
👩公演はもう終わっているのですよね。
👱もう終わっています。
👩その方達はMCR初出演なの?
👱多分、初出演だと思う。
👩おそらくはということ?。
👱そう、おそらくは。で、そこに中年真っ盛りというか、50路を辿り始めようとしている劇団員や常連の俳優達が交わっていくんですよ。
👩うんうん。
👱あの、堀靖明さんという俳優がいらっしゃって。
👩あぁ、堀さん、好き。堀さんとても好き。堀さんはいてくれないと困る。あのキレキレ大好き。
👱彼は今回もどこかにペーソスを湛えつつ、その持ち味でがっつり切れていたし。そこに対してMCR多分初めての人達が良い感じの距離感や踏み出しで絡んでいたし。
👩うんうん。
👱一日だけひとりの女の子に別の女の子が乗り移るっていう話なのだけれどね。
👩それはシンプルでわかりやすい。
👱だけど、その乗り移った女性が堀さんに告白をしたりもするんだけれど。
👩なるほどね。うふふ、むちゃくちゃやりおるな。大変なことになっちゃう、そんなことをしたら。
👱案の定、堀さんはどうしたらいいのかわからなくなって、おかしくもなってしまうのだけれど。
👩きっと「えっ」ってなるよね。
👱堀さんのぎこちなくなる感じがめちゃくちゃおもしろくてね。
👩反応が目に浮かぶなぁ。いやぁ、きっとものすごく面白い。堀さん、いいよね。好きでさ、なんどでも観たくなる。私、堀さんの舞台を観た後に「好きです、ファンです。」っていって言ったことがあるから。「とても好きです」って。
👱うふふふ。硬くなっていたんじゃない?カチコチになっていなかった?大丈夫だった?
👩いや、普通に「ありがとうございます」って言ってもらったし握手もして頂いて。
👱よかったねぇ。堀さんってきっと優しいものね。
👩やさしい。とてもやさしい。それが舞台が終わってすぐだったから、汗をかいていらっしゃるということで、握手というときに手を拭いてくださって。服という衣装で手をぐいぐいって拭いて握手をしてくださった。
👱すばらしい。
👩とても、とても良いなぁって。
👱まあ、堀さんってどれだけ激しいことをしても、抱いているものの造形がしっかりと観る側に伝わってくるからね。
👩うんうん、そうね。
👱言えば言うほど実はその中にあるものが見えてくるみたいな、そういう感じの演ずる技量が彼にはあるじゃない。
👩うんうん、だから良いのよ。
👱それを観ているだけで、堀さんのいる舞台というのはとても楽しいのですけれどね。
👩堀さんは困らせられている時が最高だよね。困っているときの堀さんってずっと観ていたいものね。うふふ。うーんって困っているところ、ずっと観ていたい。
👱相手がわがままだったりまわりを見ていないような女性に対しての堀さんって魅力的だよね。
👩まあ、男女を問わないよ。だいたい滅茶苦茶な人に振り回されているんだ、堀さんは。それか巻き込まれてうわぁってなっているからとてもいい。
👱そうだよね。櫻井さんが堀さんに困らせられているのなんて観たことがないものね。
👩うん、ないない。だいたい困らせる側にはならない印象があるから。
👱まあ、話は戻るけれど、堀さんを好きと言った彼女には秘密というか裏側に現実があってそれを受け入れて生きざるを得ない彼女がより一層切なく浮かび上がってくると言うか。
なんというか、櫻井さんが持っている、なんだろ残酷さとはひと味ちがう、醒めた目をしっかりともって人間が生きることへの愛おしさを見つめる感性というか。
👩うんうん。
👱いくつかの櫻井さんの作品ってそういう愛情のどうしようもない深さとか、普通に観る側がよかったよかったと手をたたく領域をすっ飛ばしてやり場がないほどに凄くて鋭いことってあるじゃない。
👩うん、そうね。
👱今回もやっぱりそのひとつで。でも、そこに生きることへの肯定への温度のしなやかさもあって。櫻井さんが自分の最高傑作のひとつだと思っているというのもあながち誇張ではない気がする。
👩あぁ、そうなんだ。映像化してくれ。
👱あれはねぇ、やっぱり映像化ではなくて再演ですよ。
👩いやいや、映像化もしてほしいのよ。それはいいじゃない。舞台をなかなか観に行けないという人はいるのだから。
👱まあ、それはおっしゃるとおりですね。
👩頼む。
👱観劇三昧あたりで扱ってもらえるといいよね。
👩そう、観劇三昧にあげて欲しい。
👱MCRは12月ごろにまた公演があるみたいだけれどね。最高傑作というわりにはまた近々で申し訳ありませんって呟いていらっしゃったけど。
👩うふふ。だってさ、すごく魅力的な舞台ってあるけれど、劇場に行くことが大事ってことも凄く分かるよ。凄くわかる。映像ではわからないこともいっぱいあるから。だけど、劇場になかなか行くことができないっていう事情もあるのよね。
👱うん。
👩舞台を観にいきたいという気持ちはあるけれど、劇場になかなかいけないとかあるのだよ。そうなったときにさ、というかいると思うんだよね、そういう人って一定数。
👱はい。
👩それは元々舞台を好きだったりやっていたりというひとだとは思うのだけれど、好きじゃないひとにもこの魅力は絶対伝わると思う、というか知らないじゃない。多くの人が舞台ことを知らない。もう芸能人が出ている舞台のことしか知らないのよ。
👱あるいは2.5次元のマニアとかね。
👩それも芸能人じゃない。あるいは作品に人気があるとか。どちらにしてもなにかしらがあるんだよ、ある意味バイアスがかかっている。
👱まあね。
👩だけど、そうじゃないものの中に傑作と呼ばれるものだったりあなたの人生を変えるものがある。応援したいと思う人はいると思うんだよね。なんかさぁ、だいぶ変わったと思うのだけれど、演劇業界も。でも、なぜか分からないけれど、演劇業界って遅いなぁって思うのよ、私。なんかいつも遅いんだよなぁって。他がもうみんなやっていることをやらないのは何でなのだろうと思うんだよね。だから最近ネットなどで活躍していた人が舞台に進出してきているのよ。元々ファンがいてというのはもちろんあるのだけれど、かゆいところに手が届くんだなぁ、そういう演劇の舞台ってさ。ああ、かゆいところに手が届く、そうそうそういうの、楽しいよね、次も応援したい、お金を使いたいってなるんだよね。
👱うん。
👩それをもっとやって欲しいなぁって。応援したいけれどできないという、だからこそ、今劇場に行くというのが凄く大きいことになるのかもしれないけれど、でも、舞台をネットの活動者の人や配信者の人とが舞台に進出して、配信があったり同時視聴があったりとかいろんなことがあるわけよ。それが、いうても舞台をどう見せるか、見せる場所を増やしているということなのだよね。
👱ふむふむ。
👩それをやってほしいなぁって。自宅からでも応援ができるっていうことはその絶対数がふえるじゃん。そうすると活動が長くできたり、もっと大きいところでできたりということに繋がっていくじゃない。だって活動を続けてもらいたいもの。MCRとか特に。でも劇場に行けない、応援ができないってなると、うーってなるんだよね。
👱はい。
👩まあ、これはわがままよ。観劇とか観る側のただの我が儘だから、信念を持っている人にやいのやいの言うのは、それはもう外野からのやいのやいのだからさ、正しいとかではまったくないのだけれど。我が儘を言っている、今私は。応援させて欲しいなぁというところはいっぱいあるけれど、なかなか応援するあれが広がっていないなあとは思う。
👱うん。
👩前から何回も言っているけれど『異説狂人日記』とかめちゃくちゃ上手だったよ。
👱まあね。その野口オリジナルさんはそのあと王子小劇場でひとり芝居ですけれどね。多分これがアップするころには終わってしまっているかもしれないけれど。
👩あら、王子で。それは面白そうだね。なにをやるんだろうか。
👱とにかく中止にならないでと思っていますけれど。
👩そうね。いや、マジで『異説狂人日記』で見つかれっておもいましたものね。野口オリジナルさんですって。見つかれ、この人良いぞ、ファンよ、増えろって。
👱いや、彼はすでにけっこうお客さんを持っていると思うよ。
👩もちろんだよ。でも、そこに留まらずもっと増えて欲しいと思う。どんどん増えて欲しいと思うことは別に普通じゃないですか。今どれだけいようがもっと増えてくれって。別にゴールなんてないのだから、それに関しては。
👱まあ、それは推しの基本だよね。
👩絶対数が多いわけだからね。劇場にいるひとだけではなく配信を観ている人もいるわけだから「見つかれ!」って思っていた。もっと見つかって、もっとバズれっておもっていた。
👱実際『異説狂人日記』はおもしろかったけど。
👩いや、あれくらいいろんなことをかけられるものがあると面白いよね。グッズは通販でできるし、配信もみることができるし、原作者とか何人かのゲストをむかえて同時進行の配信とかがあったりしてさ、自分の持っている配信チケットでYoutubeを同時に流せば一緒に観ているような感じになる。またそれが後からできるとか。インタビューがあったり、なんやかんやというワクワクさせる感じがね。コンテンツが多いって大事だなとすごくおもったよね。
👱まあ、作り手ごと、その公演のできる精一杯というのはあるからねぇ。
👩もちろん。たとえば規模だったりね。
👱そう、あと権利の問題などもあるだろうし。
👩そういうものをやろうとすればそれだけかけられるというかその分野の人がやらなければならなくなるから。コンテンツを増やすとなれば結局お金も時間も人手もかかるから難しいのは分かるんだけれど。
👱それってある意味、リスクを取るというかギャンブルじゃない、ビジネス的にはね。
👩それで跳ねるかどうかもわからないしね。
👱そうそう。
👩いやぁ、でもね、やってほしい。応援をできる媒体を増やして欲しい。意外と今、Youtubeとかほかでもそうだけれど投げ銭に抵抗がない人が増えているし。
👱あぁ、はまっている人っているねぇ。
👩スパチャとか投げ銭とかチップみたいなものとか増えているから。応援イコールそういうチップを出せる、払えるみたいなところがあるのはでかい気がするんだよなぁ。
👱そういうことの元祖でいえば、アナログだけれど大衆演劇なんてそうだものね。
👩そうそう。袖でね。
👱千円札で作った首輪を掛けてね。
👩一万円札のレイを掛けたりね。
👱ああ、千円札なんてせこいことをいってはいけないんだ。
👩いや、千円札もあるけど、一万円札の方がでかいから。
👱いや、一万円札を一重でかけるより千円札を5重で掛けてあげる方が見栄えもよくて価値があるって話をどっかで聞いたことがあるのだけれどね、
👩ああ、そうなんだ。でも一万円のあれってすごいけれどね。
👱わたしなんて人間がせこいから、見た瞬間に一巻きで10万円はいくからあれだけ巻かれるといくらかなって銭勘定をしてしまいましたよ。10年くらい前に知り合いに連れていってもらったのだけれどね、あの世界のある種の狂気に怯えてしまいました。
👩いやぁ、なんか応援したいところがいっぱいあるから、応援できる方法が増えたらいいなって思う。本当に思う。
👱なかなか色んな手段があって、みんな工夫もしているとは思うけれどね。
👩そうだね、増えてきたからね、やっている人はいる。
👱あと、少し話は違うけれど、たとえば「ムシラセ」みたいに誰々さんからのチケットですみたいなことをやったり、
👩うんうん、あれもいいよね。
👱若い人を公演に招待するためにお金を出して頂けませんかみたいに呼びかけたりね。
👩はいはい。
👱まあ、王道としてはチェキをうったり上演台本を販売したりとかそういうことをやったりはしているのだけれどね。
👩うん、それは王道、今でもみんなやっているしね。でもそういうことじゃないのよ。家にいながらにして応援ができる。グッズでいうなら通販ができるみたいなのが簡単にできるようになったらいいのになって思う。
👱なるほどね。現実にはコロナの影響で中止になったり公演数が少なくなったりで、逆に苦しくなるところが増えているので大変だとはおもうのだけれどね。話は戻るけれど、picoっていう団体の公演で、日本のラジオの屋代さんが最初は短編2編のうちの1編の脚本を書くだけだったのがもうひとかたが体調不良になってしまって自分の作品と本来倒れた方がするはずだったもう1編の演出までやることになってしまったという。
👩あらあら、大変。
👱最後には、自分で当日パンフレットをセットしていますって写真つきで呟いていたしね。でも、屋代さんが偉いと思ったのは、公演をきちんと成立させて、現場ではお客様にマスクをかけてもらってみたいな気づかいもされてたみたいだしね。
👩そういうのって大事。
👱そう、推しのしやすさというのも大切なこととしてあるのだけれど、そうやって舞台に矜恃を持ち細かいところの気づかいでお客様との信頼関係をつくるというのも大事かなぁと。
👩そうですね。
👱あと、最後にもうひとつ、「カレーカレーグループ」という団体がありまして、まだ今回が第三回公演なのだけれどね。
👩はい。

元映画館

👱三河島に元映画館という場所があって、そこで公演をしたんですよ。本当に昔映画館だったところが潰れて、その場所をそのままBarみたいに使っていて演劇なんかのイベントもできるようにしているのだけれどね、
👩うんうん。
👱細かく話していると長くなるのだけれど、ひとつずつのシーン観ているうちにそれがパズルのように繋がって家族の肖像が見えてくるという作品でね。座席も20くらいにつくって、舞台面を広くつかってやっているのだけれど、観ていて、そのゆったり感がみるがわを焦らせず、その中に地道に世界が浮かんでくるような丁寧な作品の作り方がいいなぁって思った。ほんとうにジグゾーパズルのピースが埋められていくような世界の現れ方があって、その中に登場人物それぞれがどういう生い立ちをして、その時間を生き、今どこにいるかというのが、見事にうかんでくるの。その登場人物というのが、兄弟だったり両親だったり、その父の浮気で生まれた娘だったりもするのだけれど、それぞれの関係が終演時には綺麗におさまっている。
👩なるほど。
👱前回公演のときにも、この作り手の紡ぐ物には独特のカタルシスがあるとおもっていたのだけれど、今回新たな作品を観て、作り手には物を描く才能を確信したのね。今はまだ3回公演だけれど、ああやってしっかりと公演を重ねていくうちにきっと評判にもなるだろうし。もちろん評判の舞台を観たいともおもうけれど、そういう作り手を丁寧に見つけてることができると、とても嬉しい。
👩なるほどね。
👱特にこういうコロナの時ってそういうのが出にくい時期だともおもうので。
👩確かにね。今からやっていこうというのもなかなか難しいかもしれないしね。
👱大変なのだと思うのね、それなりに。
👩うん、それでも、3回の公演をやっているというのは頑張っているね。
👱うん。あの元映画館というスペースも普通の劇場に比べてコストがそこまで高くないのかもしれないし、そういうとこを見つけて、手作り感もたんと生かして、俳優は鍛えられているし、窓をわざと潰さずに自然光を取り入れて独特の雰囲気を醸したりといろんな工夫もしているとは思うし。そういう団体は観続けることで応援したいなぁとは思うんだよね。
👩なるほどね。
👱そういう団体が制約なく活動できるように、コロナはなんとかなって欲しいよね。
👩うん。
👱あと、今後のお勧めなのだけれど、10月には久しぶりにチタキヨの公演があったりしますね。
👩そうなんですか。
👱随分久しぶりじゃないかなぁ。でも、米内山陽子さんの新作を観ることができるのはほんと楽しみ。
👩うふふ。
👱あと、もう一つ上げるとすればアマヤドリの公演もありますしね。空洞での3人芝居だけれど見応えがあっておもしろそう。
👩なるほど。
👱ということで、10月もいろいろと楽しみたいと思います。
👩そうですね。
👱では、そろそろ今日は終わりにしましょうか。
👩はい。
👱それでは、演劇のおじさんと
👩おねえさんでした。おやすみなさい。

浅草サンバカーニバル(写真に問題があればお知らせください)

(ご参考)
・桃月庵白酒独演会
9月16日 夜の部18時開演
・古今亭駒瓶 『鈴ヶ森』
・桃月庵白酒 『長屋の算術』
・桃月庵白酒 『犬の災難』
・桃月庵白酒 『大山詣り』

・『君たちはどう生きるか』
監督・脚本・原作 : 宮崎駿
製作 :星野康二、中島清文
出演 :山時聡真、菅田将暉、柴咲コウ
あいみょん、木村佳乃、木村拓哉
大竹しのぶ、竹下景子、風吹ジュン
阿川佐和子、滝沢カレン、國村隼
小林薫、火野正平
制作会社: スタジオジブリ
2023年7月14日公開 124分 日本映画

・東京夜光『fragment』
2023年9月8日~18日@吉祥寺シアター
(9月8日~10日は公演中止)
脚本・演出:川名幸宏
出演 : 丸⼭港都、草野峻平、笹本志穂、
永⽥紗茅、阿久津京介、堀⼝紗奈、
⾓⽥萌果、⽥中博⼠、都倉有加、
ししどともこ、中⼭⿇聖
(9月16日~18日 中山麻聖に代わり川名幸宏が出演)

・MCR『絡め取りプリンセス投げ』
2023年9月13日~17日@劇場MOMO
脚本・演出:櫻井智也
出演 : 稲葉捺月、樋口双葉、瀧澤依由、
若月海里、夏アンナ、堀靖明、
日栄洋祐、櫻井智也、おがわじゅんや、
北島広貴、上田房子、伊達香苗

・カレーカレーグループ『雪の絵』
2023年9月14日~17日@元映画館
脚本・演出:鹿内聡
出演 : 小島麻綾、鹿内聡、関口洋平、
瀧上ねね、真壁佳乃子

(今後のお勧め)
・アマヤドリ『代わりの男のその代わり』
2023年9月28日~10月6日@スタジオ空洞
脚本・演出 : 広田淳一
出演 : 【青盤】ワタナベケイスケ、相葉りこ、堤和悠樹
     【赤盤】倉田大輔、小角まや、宮川飛鳥

・チタキヨ『マイン』
2023年10月16日~22日@イズモギャラリー
脚本・演出:米内山陽子
出演:田中千佳子、中村貴子、高橋恭子

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