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世界のスタンドオフが給水係

お祖母さんが亡くなったとは知らなかった。ニュージーランド・オールブラックスのボーデン・バレット選手。2021年にはサントリーに所属した、世界のスタンドオフ。日本代表とのチャレンジカップにはご不幸で間に合わず残念だった。超満員の国立競技場に、給水係で彼が登場した。

フランス戦は7月9日だった。15-20、ここまで接戦でいい試合が見れるとは思ってなかった。今回のニュージーランド戦は勝敗もさることながら、あのバレット選手が見れる。発売と同時に娘がチケットを予約し、家人と3人で足をはこんだ。

31対38、いい試合だった。でも、スタメンにも控えにも彼の名はなかった。

前半、水補給のときに歓声があがったようだった。理由は気づかなかった。あとで知ったことだけれど、あのバレット選手が給水係でチームをサポート、姿を見せたのだそうだ。

世界のスタンドオフが給水係をつとめる。

試合は勝てなかったけれど、彼を見れなくて残念だったけれど、このニュースをきいて、納得したのがこの数字だ。

ラグビー国立競技場の観客数は65,188人、
同じ日、となりの神宮球場プロ野球日本シリーズは29,379人。

次も国立へという気持ちになった。