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春は天ぷら、旬の揚げたてを楽しむ、これには冷酒がいちばん

お隣から掘りたてのタケノコをいただき、3月末に解禁になった桜エビの初物が手に入った。いろんな料理があるでしょうが、やっぱり、春の旬ものは天ぷらがいちばん、迷いません。

揚げたてが美味しいのは言うまでもありません。休日はわたしが食事当番。揚げながら食べる、飲む、でも立ち飲みは疲れます。スツールのような腰掛椅子をホームセンターで買ってきました。パイプの折り畳み式で、座を取りはずして、4段階に高さ調節できるスグレもの。座と背もたれが木板なのも気に入りました。

3品めは、鹿児島産ソラマメ。自家菜園のソラマメはまだ花も咲いていない。これらには冷酒がいいですね。朝から4合瓶をそのまま冷蔵庫に入れておきました。

まずは、ソラマメから。生のまま皮をむき、2個ずつ対でコロモをつけてさっと揚げる。油切りをしてそのまま口に入れると、マメの青い香りが広がり、ほんのりとした甘さがあるうちに冷酒を一献。もちろん、スツールに腰かけて、テーブルはキッチン台。

下ゆでして一晩あく抜きしたタケノコ。とれたてだから水煮で十分。甘皮が柔らかく竹臭さが残る。軸の部分と穂先、ひとずつ揚げる。サクッとしてしかも柔らかい。ほんの少しのエグ味が残る、これがまことによろしい。

桜エビは生。小麦粉を少しまぶしておいて水気をとる。コロモはしゃぶしゃぶ気味のほうがエビの赤い姿がみえる。スプーンですくって油にいれ、厚くならないように広げる。カラッと揚がったエビの殻と身の甘さ、これまた冷酒がすすみます。

ながながと描きました。

スツールに腰かけて、冷酒片手に春の旬の揚げたてを楽しむ。

残念ながら至福の時間はここまで。
食卓の家人が揚げたてを催促しています。次の食材からはスツールの出番はありません。