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副業を後押しするってどういうこと

レオナルド・ダ・ヴィンチ( Leonardo da Vinci )は絵画、解剖学、幾何学その他よく知られた多能の天才です。我われ凡人はとても足元にもおよばず、ひとつのことでも大変で、複数のことをプロ並みになどできるものではありません。

狭い、小さい、ひとつの分野で結構。努力して時間がかかって、それができるようになり、周りから認められるようになる。ひとつできたら次のこともできるだろうと任せられ、仕事の幅が広がる。仕事も面白くなってくるし会社にも貢献できれば給料も上がると思っています。

それを、主の業と副の業を並行して持て、複数の業を持てとみんなが言い始めた。政府は「働き方改革」と称してガイドラインをつくり、企業もそれを容認しているどころか、後押ししているように感じます。

これってどういうことなんでしょうか。
人生100年、70歳まで、本人が希望すれば雇用しなければならなくなります。国は年金負担問題が根底にあって制度化する。一方、企業としては、一部の人を除いて多数を定年延長で雇用できる余裕もない。

結果として出てきたのが「副業」なのでしょう。
技能や知識を他で活かし収入を得る、副業で得た人脈や情報を本業に生かすとかいろいろと「後押し」しています。

ITやAIを活用して生産性を上げ、コストを下げてグローバル競争に打ち勝っていこうという企業に、多数の従業員を抱え込むことはできません。
「人材の流動化」という名に変えたリストラ、追い出しそのものではないでしょうか。

その道のプロは年をとってもリストラはされません。
レオナルドのように副業、複業でもプロをめざしてください。