「やめられない、とまらない」、集中力の切替えにはもってこいのもの
「やめられない、とまらない」
えびせんのCM。食べ始めるとこうなるのは、私の場合はおかきやせんべいなどもそうです。
これは「報酬系」というドーパミン神経系の回路がはたらくためだといわれています。おなかがいっぱいなのにもっと、もっとと欲しくなる状況です。
では、「やめられない、とまらない」のときは、それを食べることに集中しているのでしょうか。そうではないでしょうね。半ば惰性のように思います。
書家の紫舟さん。NHK「美の壺」の題字で知り注目している人です。彼女が集中力をたかめるときは、身の回りから情報発信するものを取り除き、瞑想して準備をし、言葉の力=言霊が紙に宿るように筆や紙にお願いして筆をとるのだそうです。
芸術家の創作と毎日の仕事やnote描きとを比ぶべくもありませんが、どちらも集中力が必要なのは同じでしょう。ちがうのは、集中力のオン・オフの繰り返しサイクルが後者のほうが短いことだと思います。
ふたつ以上のことを同時進行でだんだん出来なくなってきました。ひとつのことをやり遂げたあとに、順番でふたつめにとりかかるようにしています。でも切替えがうまくいかず、あと戻りしてしまうこともあります。
そんな時には、何も考えない「惰性」をもってくるのが効果的です。
「やめられない、とまらない」
えびせんの『小袋』ひとつ。
これで、頭の中はからっぽ、ひとつめのことは後をひきません。
応用編は、会議などでしつこくやりこめられているときです。
それとなく、そっと「おかき」を出してみましょう。追及の言葉がやわらぎ、まとめにはいりだすこと請負いです。
本当?
出された「おかき」を食べた者が言うのですから間違いありません。