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定番の質問

会社の採用面接試験官をときどきやってます。人事部長がとりしきっているのですが、営業の観点から質疑と合否を審議します。何人も同じような面接をして申し訳ないけれど飽きたときや、これはと思う人に出す、わたしの定番の質問がこれです。

「最寄り駅から学校、もしくは会社までの道のりを簡潔に説明してください」

口頭で答えてもらう場合がほとんどですが、興がのるとホワイトボードや紙にかいてもらいます。途中のお店や特徴のある建物や目印、それと時間や距離など。いつも見慣れているはずなのに、知らない人に説明するのは意外とむずかしい。

地図を描いてもらうと個性が出て面白い。起点と終点をまず書いて、そのあと間を埋める人。起点から順に思い出しながら描き続け、ボードや紙が足りなくなって最後までたどりつかない人。

これ、学生のときに出された問題なんです。それも物理化学の試験でした。地図と説明文。どうやって点数をつけたのか、何点だったのかは忘れましたが、意表をつかれたのは事実です。以来、ときどき拝借しています。

もちろん合否はこれだけで決めることはありません。全体像を捉えられる人、細部を丁寧に説明してくれる人、いろんな人がいて良い。ただ、要領を得ずだらだらと説明されるのはマイナスにしますが。

note描きも同じですね。いろんなスタイルをこれから試してみようと思っています。