見出し画像

我が意を得たり?

新しい趣味を思いついたことは以前に書いた。新聞の人生相談コーナーの質問を読んで、自分なりの回答を書き、そのあと、回答者のと比べるというもの。自分の考えを整理できるし、ちがえば勉強にもなる。

里中満智子さん、日経「私の履歴書」が始まりました。1回目にこんなことをかかれてます。

「『自分の考え』をどうやって確立するか? 自分の考えのつもりでも、人の意見に引きずられているかもしれない」
「新聞を適当に開き、目をつぶって紙面を指さす。(中略)記事の中の人物になりきって『この後どうすればこの問題が解決するか?
どう振る舞うのがベストなのか?』を毎日真剣に想像した」

こうすることで、自分なりの考え方をきちんと言葉で表現する大切さがわかり、何を表現したいのかも見えてきたといいます。

あれ?冒頭の私の趣味、いえ彼女のは「修行」だったそうですが、と似ているじゃないですか。我が意を得たりです。でもね、彼女は高校生時代にこれを自分で思いついて、日々研鑽したのだそうです。同じ思いつくのでも、トシヨリとはそこが違います。

もどって、人生相談。人それぞれにいろんな道があり、わたしもそれなりに歩んできました。何が正解かというのはありません。すこしでも勇気づけられればとの思いにたって、自分の意見を描く、これがわたしの「修行」です。今からでも遅くはありません。

ご参考:
「人生の悩みごと、回答します。」(拙文)