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現役書道家プロファイルVol.1【池田勝一】

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YouTubeチャンネル「お字書き道TALKS」の新企画、現役書道家の方にインタビュー。現役で活躍する書道家の皆さんにゲストとしてお越しいただき、ざっくばらんに書道と人生のお話をお伺いします。
(ゲスト回、月1更新予定)


一人目のゲスト、池田勝一さん。以下一部敬称略。

池田勝一さんはこんな人


名前:池田 勝一(いけだ しょういち)
年齢:48歳(1975年生まれ)
師:阿部圭峰吉澤鐵之(書魁社)
好きな書家:蘇軾懐素西行 ほか多数
東京理科大学を卒業後、一般企業に勤めながら書を模索する。二児の父。趣味はサッカー。
Instagram:https://www.instagram.com/fallin_black/
Facebook:https://www.facebook.com/shoichi.ikeda.75

略歴


宮城県仙台市に生まれる。曽祖父、祖父、叔父は書道家。書禅会という書道団体を運営していた。(現在は閉めている)
幼い頃はサラリーマンの父の仕事の都合で転勤族として過ごす。三兄弟の末っ子で、兄二人は祖父に書道を習っていたが、自分は地方にいたため町の書道教室に通うも、字を書くことが嫌いな少年だった。高校の芸術科目では消去法で書道を選択。
大学4年のとき、「体育祭典」という看板を筆文字で書いたとき、これは面白い!と思い、それが転機となり独学で書道の勉強を始める。北魏の楷書 「龍門造像記」に特にほれ込んだ。
大学を卒業して1年目、配属が奇しくも仙台。書を叔父に見せることになる。叔父の社中展に勝手に作品を出され、それが特選を獲る。その5か月後に叔父は急逝。一度きりの手習いとなった。
叔父の師匠である殿村藍田氏が叔父の弔問に訪れた際、書の評価をもらう。その後殿村藍田氏の弟子阿部圭峰氏に師事(当時23歳)。38歳のとき、阿部氏が倒れ、再び独学の道へ。
のちに不意に日展を訪ねた際、そこに掲げられていた吉澤鐵之氏の書に魅せられ、吉澤氏に弟子入りする(現在の師匠)。
現在は、吉澤氏と古典から学びつつ、自らの書を追求している。


作品紹介


池田勝一臨:蘇東坡「前赤壁賦」より



筆者から見た池田勝一さん


池田さんとの出会いはFacebook(書道家の多くはFacebookで出会うことが多いかも)。筆者は池田さんの投稿を拝見し、超絶技巧の仙人のような人だと思っていました。とにかく古典派で、鍛錬鍛錬また鍛錬、と自分で自分を切に律して書道に打ち込む姿はまさに山奥の仙人そのもの。

そんなとき書道家の気軽な集まり(飲み会)に呼んでいただき、リアルにお会いした第一印象は「仙人もビール飲むんだ!」でした。というか、見た目からは仙人という印象は露も感じませんでした。
一見豪放磊落そうに見えるのですが(失礼)、細やかな配慮を方々にしてくださり、それでいて何といっても気さく!なお方。

企業にお勤めし、家庭を持ち、そして趣味のサッカーを嗜みながら時に酒を飲み、いつそんなに書いているのか。池田さんの時間だけ一日30時間くらいあるのではないか。なんて思ってしまいます。

古典に立脚した池田さんの書はいつも静謐で、それでいて熱い血が滾ります。筆者は「紙を切ったら血が出るような作品を書きなさい」とある先生に言われたことがありますが、池田さんの作品にはそんな厳しさとひたむきさを感じずにはいられません。

書道家の家に生まれて書道家になる・・・必然とも思えるストーリーですが、継承という理由で書道家になったわけではなく、自ら書に魅せられて書の道にのめり込んでいったところが熱い!です。

「お字書き道TALKS」を書いていただいた!


池田勝一書



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