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ワンダースワンカラーをIPS液晶化・タクトスイッチ化してみた

これまで、初代GB、GBA、GBCとIPS液晶を導入してきたが、せっかくだからWSCでも挑戦してみた。ちなみにモノクロなWSは持っているんだけど、WSCは持っていなかったので、適当に中古で3,000円で買った。WSCも少しずつ価格が上がってきた気はする。

WSの思い出

前述の通り、モノクロWSは持っていたおじさん。たしか発売日に買ったなぁ。あまり周りの友人の間では話題になっていなかったけど、本体価格が4,800円と割と安かったので、グンペイというパズルゲームと一緒に購入。

このグンペイがめっちゃ面白かったのよ。

ラインが描かれたマスが下から押し上がってくるので、上下マスを入れ替えてラインを横に揃えるパズルゲームだ。ハマったねぇ。

その数ヶ月後、唯一WSを持っていた友人、鈴木くんからこんなことを言われた。「そのグンペイ、貸してくれよ」

グンペイの面白さをどうにか友人へ広めたかったおじさんではあるが、グンペイしか持っていないおじさんがそれを貸してしまうとプレイするゲームがなくなる。そこで代わりに、鈴木くんの持っていたビートマニア for ワンダースワンをおじさんが借りることになった。

グンペイとビートマニアのトレード。ビートマニアも好きだったおじさんにとっては渡りに船だった。

それ以降、お互いの生活環境が大きく変わり、鈴木くんとは会わなくなった。

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鈴木くんのビートマニアは今も持っている。おじさんはグンペイを中古で買い直した。鈴木くん、もし見てたら連絡ください。


さて、そんなWSではあるが、WSC含め、日本でしか発売されなかったため、海外ではなかなかニッチなハードである。そのせいで中古市場もまだそれほど値上がりしていないのだろう。選択肢がない以上、中華AliExpressでパーツを購入した。


WSCのボタン問題

ついでにWSユーザーにとっては有名な問題ではあるが、WS・WSCのゴム式ボタンが反応しにくい問題も改善したい。

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購入当初からそうだったかもしれないが、ボタンゴムが劣化しているせいか、しっかり押し込んでもなかなか反応しなくなってしまう。パワーボタンを押したら電源を切れなくなって仕方なく電池を外す、というのはあるあるな問題だ。

古くはアルミホイルをボタン下に敷くという解決方法もあったようだが、昨年ごろから誰が普及したのか、タクトスイッチを入れる方法が紹介されていたので試してみる。


1. IPS液晶

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IPSはこちらの商品を購入。中華IPSあるあるな、明るさやカラーパターンを変えられるセンサー付き。でもWSCって縦に持つこともあるでしょ?縦持ちだとこのセンサーがすぐ反応しちゃうのよね。

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だから外した。おじさんの使い方じゃ不要だし。

2. シェル

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せっかくだから、俺はこのシェルを選ぶぜ!

3. 3.3x3.3 タクトスイッチ

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タクトスイッチはaitendoで購入。結構小さいっす。

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↑こんな感じで、カプトンテープ越しに、2接点だけはんだ付け。

4. USB-C電源モジュール

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WSCは単三電池1本で動作するのだが、さすがにIPS液晶を使うと電池もたなくなるだろうなぁということでこちらも購入。

アリエクだと1,600円+送料だけど、たまにヤフオクで2,000円前後で売ってるので、そっちで買った方が楽だし安く済むかも。

ちなみにこちらの商品は、あくまでUSB-C経由で電源をとるためのものであって、充電はできない。遊ぶときはずっとUSB-Cケーブルを繋いだままにしておく必要がある。

hijiquishさんが動画にしていた。

上記アリエクのリンクから買ったものは、動画と若干サイズが違った。アリエクの方が高さが低く、また電池部への抜き差しが比較的楽だった。


完成

そして完成したのがこれだ!

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鈴木くんのビートマニアも輝いてる。

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ゴムボタンも100%反応するようになった。まぁ多少押しにくさはあるけどね。

USB-C電源モジュールは、いつかケースを3Dプリンタで作ろうとは思う。縦持ちだと、基板の電子部品が少し気になってしまう。


終わりに

GBから続くIPS液晶化シリーズ。せっかくWSCも綺麗になったのだからと、最近は中古ソフトを漁っている。まーでも名作は少な目かなw

何度も言うように、2022年時点ではWSCの中古ハードはまだギリギリ安い状況なので、早めにハード確保すると良いかもね。

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