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ネオジオポケットカラーをIPS液晶化してみた

どうも、IPS液晶化おじさんです。これまで数々の携帯ゲーム機をIPS液晶化してきたけれど、ここまで来たらもう全てをIPS液晶化してやろうという気概になり、ついにネオジオポケットカラーを手に入れた。

手に入れたって言っても、がっつりオークションで競って、8,000円前後で購入。いや~ネオジオポケットカラーは中古でも今かなり高騰しているよ…。モノクロなネオジオポケットでさえ、ほぼ同じような価格帯だしね。

ネオジオポケットカラーの思い出

今回初めて本体を購入したわけで、思い出も何もない。いや、少しだけある。

ネオジオポケットが発売されたのが1998年10月。そして翌年1999年にはネオジオポケットカラー、NEWネオジオポケットカラーと連続してリリースされた。ワンダースワンと同じように、もうモノクロではゲームボーイの牙城を崩すことはできないのだ。いや、単にカラー化するだけでさえ、もう次世代機の足音がすぐそばまで来ている時代にあっては、周回遅れ感は否めない。今思えば、もはやネオジオポケットもワンダースワンも、ノーチャンだったわけだ。

当時、おじさんはファミ通を毎週購入していた。ファミ通は他の週刊雑誌と違って、かなり値段が高かった。それなのに、そんなファミ通をなけなしの小遣いで毎週買っていた。将来はゲーム博士になろうと思ってたので、ファミ通は未来へと繋ぐ財産だと思っていたのじゃ。

…何の話をしたいかと言うと、当時のファミ通の話である。その頃の紙面は、もうとにかくネオジオポケットの広告が多かった。既にゲームボーイカラーが発売しているような時代にモノクロで、しかも下火になりつつある格ゲーを出されても…と思ったものだ。とにかく読者の関心を他所に、広告がバカスカ打たれていた。

そんなネオジオポケットであるが、発売から3年後の2001年には新規ソフトの供給が止まってしまう。友人の中でも誰も持っている人はいなかったし、何ならゲーム屋で売っているところもほぼ見たことがない。もし今回のようにIPS液晶化改造をしなければ、きっと一生触ることのなかったハードである。

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ソフトもちゃっかり3本購入。市場に出回っている本数が少ないからか、非常にお高め。


さて、それではいつものごとく、購入したものを振り返ってみよう。

1. IPS液晶

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まずはIPS液晶である。残念ながら、高品質な、欧米のストアで売っているような商品は見つけられなかったので、大人も子供もお姉さんも大好きなAliexpressで購入した。

ネオジオポケットカラーは前期型と後期型(NEWネオジオポケットカラー)が存在し、それぞれ導入できるIPS液晶が異なる。現時点では前期型のIPS液晶が商品として多いので、おじさんのように後期型を改造したい人は特に注意。Aliexpressだと、"Slim"と書いていたら後期型である。IPS液晶なら上記リンク先が一番良さげかな。

2. シェル

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IPS液晶以上に、後期型用が少なかったのがシェルだ。上記リンク先の商品しか見当たらなかったぐらい。

おじさんは透明のシェルを買った。スクリーンやボタン、ゴムなども一通り含まれている。

またIPS液晶を取り付けるには、シェルの内側を削る必要があるので、ニッパーやリューターなどの工具も揃えておくと良い。

3. スピーカー

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IPS液晶化とは直接関係がないが、おじさんの中古ネオジオポケットカラーのスピーカーが汚れまくっていたので、Amazonでこちらのスピーカーも購入した。

径はこのサイズでOK。ただし厚みが本家のスピーカーより薄いので、シェルへの収まりが少し良くない。両面テープなどで留めれば問題ないが、クリアシェルの場合テープが見えてしまうので、どうしたものか。結局テープは貼っていない。

あと本家スピーカーより音量が小さくなった気がするので、もし2Wの同サイズのスピーカーがあれば、そちらの方が良いかも。

完成

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シェルを削るのが少し大変だったけれど、問題なく完成!ワンダースワンのときと同様に、輝度調整用のセンサーは外した。

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あれだけバカにしていたネオジオポケットカラーだけれど、ドット感はかなり良いね。

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撮影の仕方が悪くて少し残像があるけれど、実際はかなり綺麗。

終わりに

ネオジオポケットカラー、あと数年早くに市場に出ていたら歴史が変わっていただろうね。そして携帯ゲーム機にしては十字スティックの出来が良く、格ゲーもそれなりに動かせる。

電源に単三電池2本とボタン電池が必要なのは、評価が分かれるところ。本体側でセーブデータを持てるというメリットもあるけれど、わざわざボタン電池を買い揃えるのも面倒。

ある程度動作確認を終えたら、cartreaderでロムデータを吸い出して、本体はケースの中にそっ閉じしたおじさんでした。

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