でんがんさんたちと数学した話(がち数学勝負参加記)【前編】

こんにちはこんばんはおじゃめしです。折角なので、矢上祭企画に参加したときの話を記憶が消えぬうちに書いていこうと思います。タイトルの威力が釣りを疑うほどに怪しいですが、嘘は言っていません。もし今後、はなでんさんや積分サークルさんと数学勝負する予定の方は、是非参考にしてみてください(?)

そもそも、矢上祭・がち数学勝負とは

矢上祭とは 藤原工業大学 慶應義塾大学の理工学部キャンパスでおこなわれる学生祭です。今年は来場者制限が無かったことや出店が復活したことで、去年より盛り上がっていた感じがありましたね。その企画の一つとして、ゲストを迎えてのトークショーがあるらしいのですが、今年はでんがんさん、キムさん、ゆうゆうさんのお三方をお招きしたとのことでした。そこでの企画の一つが「がち数学勝負」でした。

がち数学勝負に参加するに至るまで

応募

9月初旬に「がち数学勝負」に参加する慶應理工生の募集を友人からの紹介で知りました。はじめは自分の数学力に自信がなく躊躇していたのですが、自分にとって憧れの存在であるはなでんさんや積分サークルさん(後で述べます)と数学できる機会なんて一生訪れるか否かだと思い、腹を括って応募することにしました。

さて、応募したからには当たりたいですよね。応募フォームには自身の数学力をアピールするという特有の項目があったので、以下のようなそれっぽいことを書きました。

  • 慶應に作サー作ったよ〜 & 代表だよ〜

  • 数検一級もってるよ〜

  • OMCやってるよ〜

  • 模試の武勇伝はないけど、頑張るよ〜

ここでツッコミを入れておくと

  • 作るくらいならだれでもできるよ

  • 大学一年次で習う数学までが範囲で、専門につっこんでいるわけではないので「数検一級をもっている⇒すごい」というわけではない(念の為言いますが、これの裏も偽です。反例はいくらでもいます)

  • レートは青序盤なので、自分としてはもうちょっと頑張りたいという感じ。

  • ないんか~い

という感じです。「実績の欠如を有り余る文章力(←???)でカバーした(某八段構文)」といっても過言ではありません。

応募してから

さて、応募フォームを送ってからは勉強の開始です。フォームには「先鋒、中堅、大将」の役職を選ぶ箇所があり、そもそも長々数学勝負をしていては観客の方も楽しめないはずなので、一個閃けば解ける感じの求値系問題が出題されるだろうなとは踏んでいました。いらっしゃるのは積サーの方々なので、少なくとも積分は出るでしょう。私は特に数Ⅲ苦手マンなので、もし出された時に備えてとりあえずヨビノリさんの「今週の積分」を全て解きました。対策中に積分定数Cを書き忘れたり計算ミスをしがちだったりしたのですが、それを矯正するのにも良い演習だったと思います(これを受験期にやりたかった)。また、ワンチャン組み合わせや図形がでてもおかしくないと思ったので、自分で問題を作ったり既存の問題をいくつか解いてみたらしました。折角なので予想問題をおいておきますね。よかったら解いてください。

【A,A,A,I,I,G,M,S,Yを並び替える。YAGAMISAI のように 3 つの A が隣り合わない、かつ 2 つの I が隣り合わないような文字列はいくつあるか?】

当落発表と打ち合わせ

矢上祭の1週間前くらいに当選メールが来ました。やったね。ということで打ち合わせです。他の応募者とも顔合わせをする機会なので、どんな人が来るのかな〜と思いながらキャンパスに行きました(名前は動画同様の表記をします)。

dragoemonくんはサークルの後輩でした。彼が応募していたことは知っており、彼の実績ならまず通るだろうと思っていた(むしろ、俺が落とされて彼が通ってもおかしくないなと感じていた)ので、予想通りでした。
Kenくんははじめましての方でしたが、学科が同じということもあり、その話で盛り上がりました。駿台模試トップ100は凄いですよね。自分は駿台模試を受けたことがないので肌感覚は知らないのですが、高校同期が苦戦していたのは知っていたので、やべぇ〜と思いました。

いよいよ打ち合わせです。ここでは、ざっくりとした本番の流れと先鋒中堅大将の役職決めをおこないました。この時に問題についても少しお話があり

  • 先鋒 : 図形

  • 中堅 : 整数 or 場合の数

  • 大将 : 積分

  • 難易度は数オリ予選の一桁番号台か本戦1,2番程度?

  • 古いオリから問題を拝借する予定なので、過去問は遡らないでほしい。あと、大学の過去問からは出さないよ。

とのことでした。この話を踏まえ

dragoemon「組み合わせ、整数がいい」
Ken「図形か積分なら、積分の方がいい」
dragoemon「それに、おじゃめしさん図形得意ですよね?(←?)」

という会話があったので、自分は図形を選ぶことにしました。この後、自己紹介(と数学に関する実績)の内容考えてきてね〜特に先鋒が1番最初なのでよろしく〜という話をもって打ち合わせは終わりました。

話を踏まえ、矢上祭に絡んだ問題(さっきの予想問題や開催日時の9/24にちなんだ問題など)は出なさそうだな〜とか、積分は何から出すのかな〜MIT Integration Bee とかかな?でも実行委員会側がそれをご存知なのかな?(余計なお世話)と思いながら帰路につきました。

さて、図形担当になってしまいましたが、自分も図形が得意なわけではありません。本番は3日後なのでとりあえず急いで演習を積むことにしました。一般のお客さんの前での数学勝負なので、恐らくガチガチの幾何というよりは、算オリやキッズBeeや中受でみるような図形問題の方がウケが良さそうだろうとヤマを貼りました。これに基づいて算数星人さんのオリ問題や中受算数を解説しているYouTubeの動画をできる限り見ました。あと、目で解く幾何を復習するなどしました。いずれの媒体でも割とボコボコにされて挫折しそうになりましたが、多少は定石っぽいものを掴みかけた気がしたところで、本番を迎えることとなりました。

本番!……

の話をしたいのですが、本番周辺の話が1番濃密になりそうなので、一旦区切りをつけようと思います。さて、公募で集まった藤原工大生チーム VS でんがんさん積サーさんチーム。勝つのはどちらか!?次回の記事をお楽しみに(白目)

ではでは。

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