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オーダー本番製作②ミニミニトート 裏地用上辺帯づくり~縫い付け~ハンドルづくり(コバ磨き前)

本番のミニミニトートは、上辺に付けている帯を分割型に変えました。

その方がコバ周りをうまく収めやすいし、何せ作りやすいんです。


1.裏地用上辺帯づくり

①胴の裏に付けるマグネット帯

いわゆる「隠しマグネット」というものを帯に内蔵させます。

もちろん金属が出た形のマグネットもありますが、より高級感が出るものにしようと考えていたので、工程数は格段に増えますがこちらを採用しました。

100均に売っている強力な丸い板マグネット(φ13mm)を使っています。

開ける穴は、15mmがちょうど良いようです。

0.5mmほどに漉いた革をマグネットに接着し、裏は薄いスライサーで覆いました。

他の候補としては、丈夫で薄手のものの代表の布ですね。

②横壁裏上辺の帯

横壁となるパーツの裏にも帯を付けると、胴と合体した時に、ぐるりと帯が周りにくっついている状態になります。

試作品は、それを一本の構造で付けようとしたので難しかったのです。

帯も胴と横壁に分割すれば、縫い付けやすくなります。


作り方は、上辺と下辺をへり返します。


2.縫い付け

①横壁の裏地

これが横壁の断面です。

向かって左側:表革

⇒上辺を1cm分へり返したのみ。

向かって右側:裏地

⇒帯は、上辺と下辺を共に1cmヘリ返したもの。

その帯を裏地に下辺だけ縫い付けました。


表革と裏地を白ボンドで接着し、最後に上辺を縫い合わせました。


コバ磨きで仕上げた方が工程数が少ないのではないかと思うほど複雑に感じましたが、実際のところは、コバ磨きよりかなり短時間で済みます。

ヘリ返しで作った方が時間短縮できるということが分かっただけでも大きな進歩です。


②胴の裏地にマグネット付きの帯を縫い付け

先ほど作ったマグネット帯を下辺だけ縫い付けます。

これを後ほど胴の表革と合体させます。


3.ハンドルづくり(コバ磨き前まで)

こちらは試作した時に、問題なく機能するものが作れたので、構造を変えていません。

革で作った芯材を接着し、両端の裏には薄い革を付けておきました。

すでに縫い穴をあけていますので、根元をコバ磨きした後、縫い合わせます。


作と少し構造を変えていますが、今のところ順調です。

また、工程順を変更することで、時間短縮もできています。


今日はここまで。

今回も読んでいただきありがとうございました。


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