芸宿日記 7月26日 長谷川新講義 「イザナギと呼ばれた時代の美術-アメリカ、沖縄、ヴェトナム、日本」 7月27日 山本浩貴 Art of the Post-Anthropocene ポスト人新生の芸術 刊行記念イベント
芸宿日誌という、芸宿のイベントや展示のアーカイブを目的とした備忘録という名のブログ。
2つのトークイベントをまとめてタイトルに突っ込んだので、記事のタイトルが長い。
まず、1つ目。
長谷川新講義「イザナギと呼ばれた時代の美術-アメリカ、沖縄、ヴェトナム、日本」
について。
開催の経緯について、詳しく知らないけれど、大学の特別講義の延長で開催されたイベントです。
芸宿を使って90分1コマの講義が開催されました。
今回の長谷川新先生のHPのURLです。
↓↓↓↓↓
αM Project 2020-2021 約束の凝集 Halfway Happy
という展覧会のカタログが8月に販売予定だそうです。
amazonとかでも買えるそうです。
ちなみに講演会の会場の背景にある大量の本は、今回の講師である、長谷川新先生のモノです。
101の本について書いた、僕の昔の記事を貼っておきます。
当日の様子は、芸宿のyoutube チャンネルでライブ配信をしていたのですが、アーカイブは公開しないそうです。
イザナギと呼ばれた時代の美術という事で、第二次世界大戦後、ベトナム戦争とかあったころですね。
その頃の日本の空気感と、そのさなかにあった、日本の芸術運動についての話でした。
当時の社会批判的な表現をしていたアーティストの事を知る機会がなかったというか、なかったことにされているのか置いといて。
日本にもこういう動きがあったんだなというのを紹介してくれました。
知られていない、記録も残らないとなると、歴史としてはその時何もしなかった、存在しなかったと変わらないので、こういう研究は興味深いと思います。
全然関係ないけれど、当日芸宿Tシャツが売れたの嬉しかったです。
Art of the Post-Anthropocene ポスト人新生の芸術 刊行
記念イベント
その翌日に開催された山本浩貴先生の新刊刊行イベント。
山本浩貴さんは、一年くらい前に芸宿試論という文章を美術手帳に書いていた方ですね、なんか、活動がつながっているなぁとい気持ちになりました。
1年前にその事を書いた日記というかブログはこちらです。
昨日と引き続き、ライブ配信もやっているのですが、本の内容を簡単に紹介しながら、キーワードとなっている人新世について、お話しするという内容。
聞き手役に長谷川新先生が昨日からの引き続きで参戦しています。
昨日のやつは講義という位置付けらしいけど、今回のトークイベント。
ということで、ゆるい感じでやっていこうという事で始まったので。
登壇者はお酒を飲みながら話しているという、頭のいい人がIQを下げながらいろいろしゃべっているのが芸宿らしくていいと思います。
このトークイベントの配信のログは芸宿チャンネルで公開中です。
僕も会場で、配信の音を聞きなが聞いていました。
人新世や脱中心化とかいろいろ、キーワードが出てきてメモしながら聞いていたりしたんですが。
よくわからないですね。
メモを読み返すと
人新世には
パウル・クルッツェンの造語と書いてあります。
脱中心化は、メインストリームで行われていることを外して見えて来るものとメモしています。
自分のメモなのに後から読んでもわからないですね。
YouTubeつまらなくなったから、ニコニコとかに戻るみたいな感じですかね。
例えば動画を作るにしても、YouTubeのユーチューバーっぽい動画の方が再生数に繋がって、中心的な作り方になるんですけど。
そのっぽさをあえてやらないで作るというか、則らないというか。
こだわりが強すぎて一般受けするかどうか置いといて作ちゃうみたいな。
トークの中で個人的に良いなぁと思うくだりは、一度形にして出してみるという事の大切さについて話しているところですね。
内在的なものを客観化できるので、反省ができる。
これがいいのか悪いのかよくわからないからこそ、とりあえずやってみた方がいいということですね。
美大生向けのイベントだったのでこういう話は勇気づけられると思います。
でも、脱中心主義的にやるっても結果的につまらないとか、取るに足らないとかで残ることもなく消えていっただけで。
その中でも0.0000001%くらいの超低確率でめちゃくちゃウケたりしても、今度はそれが中心、メインストリームになっていくというのもありますが。
それが世の常ですね。
あ、こちらが今回刊行されます、本になります。
既に何件か高評価レビューがついていますね!
まとめ
ということで、こういう講演会イベントが最近続いたよという内容でした。
ギャラリーとかじゃなくこういう風に101号室を使ってくれると、オルタナティブスペースとしての役に立っている感がする。
個人的には、前回トークのライブ配信をやった時、話し手の声がライブに乗らなかったので、それ用にマイクを買って、今回は配信担当は別の人がしていたのですが、マイクだけ貸して使ってもらい、性能テストができたのが良かったです。
ライブ配信のノウハウができてきたので、こういう配信も兼ねたイベントをちょっとやってみたいという人に芸宿を利用して欲しいなと思います。
気になる人とか芸宿のTwitterアカウントとかからダイレクトメッセージでコンタクトしてくれれば対応します。
それでは。
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