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【所信表明】私がテイラーワークスにJoinした理由

気づいたら3年近くnoteをほったらかしてました(照)が、昨年末に5年弱勤めた株式会社トライバルメディアハウスを退職し、今年から株式会社テイラーワークスという会社で働き始めました。

この会社、入社したら全員必ず「所信表明」を書くという面白い習わしがありまして。私も今までの経歴を振り返りながら、なぜ今ここにいるのか・これから何をしていきたいのかを書いたので、せっかくなのでnoteにも残しておきたいと思います!





改めまして、2022年1月から株式会社テイラーワークスにユーザーサクセスとしてジョインしたすみこです。

出身は熊本県で、高校までを熊本で過ごしたあと、映画好きをこじらせてアメリカへと留学。おおらかな西海岸の気候の中で、映画やイラスト、グラフィックデザインなどをのびのびと学びました。

帰国後、CM制作会社のkiramekiに入社。毎日スケジュールと予実表と香盤表とにらめっこしながら、ロケのために国内外を飛び回るという、慌ただしくも刺激的な新卒生活を送りました。

撮影で行ったフランスのパサージュ

その後転職したAPカンパニーでは、居酒屋チェーンを運営する外食企業の広報担当として、食材産地の魅力を発信するべく全国の農家さんや漁師さんの元へと足を運び取材を行ったり、マーケティング担当としてSNSやクチコミサイトを使った店舗のマーケティング活動などを行いました。

漁船にも乗りました

そして、直近働いていたトライバルメディアハウスでは、企業と生活者とのより良い関係性づくりを目指し、SNSやファンコミュニティなどを活用したマーケティングコミュニケーション戦略の設計や、各種キャンペーンやプロモーションの企画・実行支援などのほか、企業と社員とがつながりを強化するためのインナーコミュニケーション支援やパーパス策定コンサルティングなどを手掛けてきました。

(実施していた取り組みをこんな素敵なnoteにまとめていただいたりもしました。ありがとうございます!)

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CM制作、外食広報、マーケティング支援と、様々な業界・職種を経てきた中で、いまテイラーワークスへと転職をした理由。それは、地域を超えた出会いを生み、繋がりの中で相互に発展していける世の中づくりに貢献していきたいという想いがあったからです。

インターネットが発達し、誰でも簡単にあらゆる情報にアクセス出来る世の中になってきました。ですが、実際には膨大な情報の海から本当に必要なものを探すのが困難だったり、まだまだ多くの人や情報が都会に一極集中しているのが実情です。

新しい情報や人脈を求めて、都会に何度も足を運ばなければならなかったり、逆に地域に暮らす素晴らしいアイデアを持つ人達のことを、都会を含む他の地域からはなかなか知ることが出来なかったり……

そうした物理的な制約を越え、出会うべき人同士が出会ったり、思ってもみなかったような新しい繋がりが生まれ、知識を集積させながら相互に発展していく。「Tailor Works」は、そんなコミュニケーションを可能にするプラットフォームだと思っています。
そんなテイラーワークスのユーザーサクセスとして、Tailor Worksをご利用いただく方々の新たな出会いのお手伝いをしたり、より良いユーザー体験を目指したプラットフォームづくりへと貢献していきたいと思っています。

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私が地域に目を向けるきっかけとなったのは、APカンパニー時代に出会った福井県の漁協の方からの一言でした。

「本当の豊かさってなんだと思う?」

APカンパニーでは「食のあるべき姿を追求する」というミッションのもと、自社で養鶏場を運営したり、全国の農家さんや漁師さんといった食材生産者との繋がりによって、お皿の上だけではない産地直結の食を提供することに力を入れていました。そうした取り組みを知り、その方ははるばる福井から東京の本社へと足を運んでくれたのです。

その地域の名産品はブリ。「寒ブリ宣言」で有名な富山県の氷見にも近く、冬場の寒ブリは地域の一大名物です。ですが、長い年月をかけてブランドが確立された氷見のブリと比べ、知名度の低いその地域のブリは市場では半額ほどの値段しか付いていませんでした。

過疎化や高齢化など、他にも様々な地域課題を抱える中で、それでも活路を見出すべくチャレンジを続ける漁協の方々の話に私達は深く共感し、その地域とタッグを組み、どこにも負けない美味しいブリを一緒に作り出すという挑戦を始めたのです。

(そうして出来たブリがこちらです!お店で見かけたら是非食べてみて下さい!とろけます!!)


冒頭の「本当の豊かさ」は、そんな取り組みの中で問いかけられた一言です。

いま目にしている美しい海や恵まれた環境は、自然や先祖からの贈り物だが、自分たちは何もしなくてもその豊かさがいつまでも続くと勘違いしているのではないか。

そこで生きる自分たちが将来にも豊かさを求めるのであれば、自らそれを積極的に意識して、行動を起こさなければいけないのではないか、と。

自分たちの地域と歴史に誇りを持ち、挑戦をし続けること。そうした自分たちの想いに共鳴し、応援してくれる人達と新たに出会い、関わりあうことで、共により良い未来を作っていくことが出来る。そこにある可能性と「面白さ」にやりがいを見出し、努力を惜しまない人達のパワーに、とても胸が熱くなったことを今でも覚えています。

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その後働いたトライバルメディアハウスでは、ソーシャルメディアが盛況な昨今の世の中において、様々なものが「ソーシャル化」する様子を目の当たりにしました。

前職の社長で尊敬するマーケター池田さんの言葉を引用させていただきます。

“世の中のソーシャル化とは、人と人、興味と興味がつながることであり、また、企業、消費者、ファンを含む顧客、社員、取引先、株主など、あらゆる人たちがフラットにつながり、いままでには実現不能だった情報やナレッジの蓄積・共有が進むことです。”
https://note.com/ikedanoriyuki/n/n1278eca12cff

モノからコトへ、とはよく言われますが、ソーシャル化が進む世の中においては、価値の本質がモノやコトに介在する「人と人とのコミュニケーション」に置かれるようになり、そうした人どうしの繋がりの中で、地域や国さえも越えてモノやコトが伝播するということが起こり始めています。

人と人との間に繋がりが生まれるためには、共感を生み出す求心力が一つの重要なポイントだと思っています。

「なぜそれを志すのか」という大義や、「どういう未来を描くのか」というパーパスを強く持つ人々が、物理的な距離などの制約を越えたとき、より出会うべき情報、出会うべき人に巡り合いやすい社会が待っているのではないでしょうか。

今後、さらにソーシャル化が進む世の中において、「本当の豊かさ」を志す地域の人達にはまだまだ大きな可能性があると感じています。

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テイラーワークスでは、そうした確かな求心力をもった人や企業が、地域を越えてネットワークで繋がり、コミュニティを形成し、知見やノウハウを共有して相互に発展していく分散型社会の実現に貢献していきたいと考えています。

ネットワークと言っても、ただ繋がれば良い・集まれば良いというわけではありません。これから出会う様々な地域の方々と一緒に、新しいコミュニケーションが生まれるきっかけ作りを行いながら、ソーシャル時代における人や企業の地域を越えた新しい関係性づくりにチャレンジしていきたいと思っています。



お読み頂きありがとうございました!(3000字超えるnote書いたの初めて)こうしてまとめてみて、今まで経てきた経験や出会った方々と過ごした時間のおかげで、今の自分がいるのだということを改めて実感しました。
今まで関わっていただいた皆様ひとりひとりから影響を受け、私は今ここに人として存在できています。本当にありがとうございます(土下座)そしてもしよければこれからも、これから出会う皆様も、ガンガン関わっていただけると嬉しいです☆



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