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第5位 熱帯雨林の再生

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熱帯雨林が最大の炭素シンク(要は微生物ふくめて生き物がたくさんいる)だし、吸収源なので再生、保全しましょー!ってことですね。

とはいえさすがにアマゾンとか遠いなー、、と思ってたら。意外なつながりをみつけました。「大豆」です。

実はブラジルでは、大豆や牛肉の生産のため森林破壊が進んでいるとのこと。作られた大豆の7割は中国に輸出され、油を絞って植物油になり、その残りが豆腐や家畜の餌になっているとこのと。大豆をちょうどよい割合で飼料にまぜると、お肉を効率よく作ってくれるみたい。この家畜の餌が日本にも輸出され、使われています。つまり僕たちが肉や乳製品を食べることで、間接的に森林破壊に寄与している、ということみたい。ここでも肉か…。

放牧して数年使った土地が大豆農家に買い取られ、放牧はさらに奥地へ。こうして奥へ奥へと切り開かれているようです。最近ではアメリカが中国産の大豆にかかる関税を上げたため、安い買い先としてブラジルからの需要を増やしているとのこと。

グリーンピースによる調査によると、欧州の銀行や投資家、HSBC、ドイツ銀行、サンタンデール銀行やプルデンシャルが、食肉加工大手のマルフリッグ、ミネルバ、JBSという会社に高額な投資を続けているとのこと。こういうところへの投資や預金も、森林破壊の原因となっている、ということらしい。

2019年からのブラジルの現大統領の政策としてもガンガン切って畑に変えろということみたいなので、やばいっすね…


以下、メモ。-----------

https://www.alic.go.jp/joho-c/joho05_001291.html
穀物4に対して大豆ミール1を配合すると、家畜や家禽が穀物を動物性タンパク質に変える効率が劇的に高まるというものだ。この発見により、20世紀半ば以降、大豆市場は急成長した。
ブラジルでは熱帯雨林が破壊され、大豆や牛肉が生産されている。2019年、ブラジルで生産された大豆の7割は中国に輸出されている。中国で食用油の原料として搾油された後に残る大豆かすは飼料として中国国内での消費や日本などへの輸出に向けられている。
https://www.es-inc.jp/library/lester/2010/libles_id003215.html
それでは、世界中のこの2億5,000万トンの大豆はどこに行くのだろう? その1割程度は豆腐、肉の代用品、醤油等の形で食料として直接消費される。圧搾されて主要な食用油となるものがほぼ2割、残りの、つまり収穫した約7割は最後は大豆ミールとなり、家畜や家禽の餌に供される。
(中略)
世界中で収穫された大豆の大部分は、牛乳、卵、チーズ、鶏肉、ハム、牛肉、アイスクリームのような製品に姿を変え、最終的に冷蔵庫の中に納まっている。
(中略)
今アマゾンは、ブラジルの食肉牛を増やそうとしている大豆生産者と牧畜業者双方によって熱帯雨林の伐採が進んでいる。牧畜業者が開墾し、数年間放牧に使っていた土地を大豆生産者が買い取ることも多い。土地を手放した牧畜業者はアマゾンの熱帯雨林をさらに奥深くへと分け入って行く。
https://www.asahi.com/articles/ASM3R5GK7M3RULBJ00F.html
米中の貿易紛争で、ブラジル・アマゾンの熱帯雨林が荒廃する恐れがある――。こんな研究結果をドイツと英国の研究チームがまとめ、英科学誌ネイチャーに論文を発表した。米中間の問題と熱帯雨林は一見、無関係のように思えるが、ブラジルは米国と並ぶ大豆生産国。中国が米国産大豆に高関税をかけた影響でブラジル産の輸入が増え、ブラジルで大豆耕作地が拡大して熱帯雨林が脅かされる可能性があるという。
https://www.greenpeace.org/japan/uncategorized/%E5%AF%84%E4%BB%98/story/2020/07/29/17572/
グリーンピースによる最新の調査によると、欧州の銀行や投資家、HSBC、ドイツ銀行、サンタンデール銀行やプルデンシャルは、食肉加工大手マルフリッグ、ミネルバ、そしてJBSに高額な投資を続け、それがアマゾンの森林破壊の原因となっているのです。


https://www.rainforestjp.com/deforestation/current-state/

https://www.bbc.com/news/science-environment-53438680


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