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なんでもある安心となんにもない贅沢

今更だがGWのことをちょっと。

GW期間は実家に帰った。正月に帰って以来だから4ヶ月ぶりの帰省。

帰ってからはぼーっとしたり散歩したりと基本的には気持ちがリラックスできて頭を極力使わない省エネな生活をしていた。ネット環境がなかったから(テザリングすればいけたけど)パソコンも開かなかったしSNSもほぼいじらなかった。

そんな感じだったからスマホも家に置いて出かけることが多かった。

スマホがない。名古屋で生活してたら絶対に無理、というか肌身離さず持っていくけど田舎だと例外になる。そんでスマホとかSNSの情報とかね、そういうのに結構縛られてるのなって感じるわけですよ。

スマホの代わりに文庫本。真昼間の快晴の下、よく冷えたストゼロ(ドライに限る)を庭で飲みながらした読書最高だった。自分の体と本とストゼロだけ。目の前には小さなハウスがあって5月に田植えをする用に育てている米の苗がサワサワ風に揺れている。草の濃い香り。その後近所の人がBBQを始めた匂いにかわる。気がついたらもう夕方になってた。

意識をそらすものが少ないとそれだけでリラックスできる。

なんにもないって贅沢だなって思う。

とはいえデメリットもある。単純に不便。

近所で物が買えるところは車で5分くらい行ったとこのファミマと小さいスーパーのみ。服屋とか病院とか遠いしそもそもそこに行くインフラが整ってないから。だから老人は大変だと思うんだよね。老人こそネットを使い倒してアマゾンと楽天市場のヘビーユーザーにでもなったらいいのにって思っちゃうくらい不便なとこは不便だよ。

あとは料理する時の材料が揃わない。結構個人的な理由だが。

直売所に行けば美味しい野菜買えるけど例えばパクチーとかルッコラとかケールとかね。そういうのあんまり売ってない。それよりも調味料かな。醤油とか味噌はうまいのあるけど塩とスパイスがね。アマゾン使わんとダメ。

てな感じで一長一短だなーって思った。

そう思えるのも実家が田舎だったから。昔はどうしてこんなに田舎に生まれたんだろうと運命を呪ったけど、今は恵まれまくってるなぁと感じてる。

田舎で何もないけどめっちゃふるさと感あるからね。何もないけど自分の原点感あるからね。

二拠点生活ができるならそうしたいなーと考え始めたとさ。おしまい。

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